1、KGグリー静岡演奏会
2月の終わり、関西学院大学のグリークラブが、関西学院後援会の主催で、静岡市にて演奏会を開くということで、会場である静岡市のAOIホールへと出動。久しぶりにグリークラブの歌声を聴いたが、どの曲目もすばらしい演奏であった。事前申し込みで入場は無料とのことであったが、こんな演奏を無料で聴けるとは、なんと果報なことであろうかと実感させられた。
その翌日は、清水港から駿河湾フェリーにて伊豆半島の土肥港へ。ちょうど河津桜が見頃を迎えているとのことで、そこから西伊豆を下って南伊豆へと出向き、満開の河津桜を堪能して、再び駿河湾フェリーにて清水まで戻って帰途に就いた。駿河湾フェリーを利用すれば、天城越えで河津町へと向かう渋滞を避けることができ、日帰りも十分に可能であることがわかった。
2、川浦温泉「山県館」へ
3月、自分の誕生日と、家内の仕事がひと段落したというお疲れさま会を兼ねて、山梨県の川浦温泉へ。投宿したのは、笛吹川上流に位置する「山県館」。武田信玄の命で開発された川浦温泉の歴史ある湯屋で、武田二十四将の一人である山縣昌景を先祖に持ち、現当主はその15代目にあたるとのことである。
せっかく山梨まで行くので、今まで訪れたことのない昇仙峡の景観を楽しんでから宿へ。ここの湯は、今まで入った温泉の中でも屈指の泉質であった。湯温はちょうどよい42度、無色透明の透き通るような、Ph9.6のアルカリ性源泉で、湯上がり後は皮膚がコーティングされたみたいにスベスベになった。翌日は、武田信玄の菩提寺である恵林寺と、山梨県立美術館を訪れてから浜松に帰った。
3、都道府県対抗全日本中学生ソフトテニス大会が開催された
3月、4年ぶりに三重県伊勢市にて開催された「都道府県対抗全日本中学生ソフトテニス大会」に静岡県女子選抜チームのスタッフとして参加した。前年の12月にチームを結成してから3ヶ月間、ほとんどの週末を利用して練習を積み重ねてきた。
結果、団体戦は2回戦で敗退したが、個人戦では主将のペアがダブルスでベスト8という結果を残してくれた。チームの目標がベスト8だったので、団体戦は達成できなかったが、個人戦で目標を達成することができた。目標に向かって努力をした選手はもちろん、陰で支えてくれた保護者の方々、そして熱心に指導してくれたスタッフの協力の賜物であったと思う。
4、「天下第一の桜」を愛でた
「天下第一の桜」と称される「高遠城址の桜」。3月の終わり、ネットで最新の開花状況を確認していると、既に七分咲きとなっていると知り、取るものも取り敢えず南信州の伊那市へ。
伊那の市内は、至る所に高遠城址公園の桜と同じ品種であるタカトオコヒガンザクラが咲いていた。タカトオコヒガンザクラは、ソメイヨシノよりは少し濃い目の花で、全体にむっちりとしたボリュームが華やかな印象であった。
5、髙橋佳三さんの講習会
5月、びわこ成蹊スポーツ大の髙橋佳三先生による講習会が開催された。髙橋先生が所用で浜松まで来られることになり、せっかくなので講習会も開催できたらということで、地元の中学野球指導者を中心に活動しているNPO法人のジュニアスポーツアカデミーの主催で開催の運びとなったのである。
髙橋先生による浜松での講習会は、じつに10年ぶりであった。参加した選手・指導者も、何かしら得るものがあったことであろう。活発な質疑応答もあって、有意義な研修会であった。
6、4年ぶりに城崎温泉へ
8月、コロナ禍でずっと中止になっていた城崎温泉麻雀であるが、4年ぶりに再開されることになった。前日に神戸に宿泊し、内田先生と合流して再会を祝し、翌日は凱風館まで先生をお迎えに行き、従来のように出石にて皿そばの昼食、そして城崎温泉では外湯に入ったあとで、いつものように麻雀三昧。
往復の車中では、内田先生からさまざまなお話を伺うことができた。得難い時間であった。
7、立山・黒部アルペンルートへ
8月の終わり、今年も家内の誕生日小旅行は3年連続で信州へ。今年で竣工60周年を迎える黒部ダムから、雄山の山裾に広がる室堂平までの「立山・黒部アルペンルート」を訪れることにした。宿泊地は、アルペンルートの長野県側の出発地である大町市。せっかく大町市に泊まるのならと、大町温泉郷の奥にある葛温泉や、市内の山岳博物館なども訪れた。
翌日は、アルペンルートの出発駅である扇沢駅へ。そこから電気バスにて黒部ダム駅に到着。駅から階段を登ると、ダム展望台からは黒部ダムの全景が見られる。ちょうど観光放水をしていたので、水煙に朝日が当たって虹が見られた。圧巻の景観であった。
展望台からダムの堰堤へと降りて、黒部湖駅からケーブルカーにて黒部平パノラマテラスへ、さらに黒部平からは立山ロープウェイで大観峰へ。大観峰雲上テラスからは、後立山連峰や黒部湖を望むことができた。
大観峰からは、トロリーバスにて室堂へ。ターミナルを出ると、眼前には室堂平の絶景が広がっていた。みくりが池周囲の遊歩道をのんびりと歩き、野生の雷鳥に遭遇したり、至る所に広がるパノラマに感動しきりであった。この旅で、大自然に癒されるということを心より実感させられた。
8、秋の高山祭(八幡祭)へ
10月、ぜひ一度は見て見たいと思っていた高山祭へ。高山市内の宿を予約したのは半年前の4月。市内の宿はまったく空きがなかったのだが、奇跡的に市内の中心部からはやや離れてはいるものの、年間を通して均一料金の宿を予約することができた。
高山に到着後は、小雨が降り続いていたため、その日予定されていたほとんどすべての祭行事が中止となってしまった。屋台の漆が水分には極端に脆弱とのことなので仕方がないことであった。
二日目の朝も、雨こそ降ってはいなかったものの、空はどんよりと曇り、山裾には霧がかかって、いつ雨が降り出してもおかしくはない状況であったが、朝食を食べ終わる頃には少しずつ雲が切れて、青空が覗くようになってきた。
ネットで確認すると、屋台の引き揃えと御神幸は予定通り実施とのことだったので、すぐに支度をして桜山八幡宮へと向かった。表参道には、ちょうど重要有形民俗文化財に指定されているそれぞれの屋台が引き揃え始めたところであった。昼前に予定されていたからくり奉納も最後まで見ることができた。来てよかったと思った。
帰りは、せっかくなので、今まで行ったことがない下呂温泉の日帰り入浴に立ち寄ってみた。平日であったが、旅行客(特に外国人)の多さに驚いた。
9、ファイターズが敗れた
11月、関西学生アメリカンフットボールリーグ最終戦、関西学院大学ファイターズ対関西大学カイザーズの一戦を観戦するために大阪へ。せっかく大阪まで行くので、中学のソフトテニスの指導を通してお世話になった大阪の下村先生や、奈良の大山先生と再会して小宴を催すことになった。楽しいひとときであった。
翌日の試合は、終始カイザーズにリードされる展開で、最後はファイターズQBの投じたパスをカイザーズディフェンスに弾かれてゲームセット。前節で立命館大に敗れていたカイザーズと、ファイターズに敗れた立命館大パンサーズ、ファイターズがそれぞれ1敗で並び、大学選手権決勝(甲子園ボウル)へと繋がる大学選手権準決勝へは、3チームがくじ引きで出場チームを決定するとのことであった。
まさか試合終了直後に、その場でくじ引きをするなどとは思っていなかったので、大阪モノレールが混み合う前に帰ることにしたのだが、その後のファイターズのFacebookを確認すると、なんとファイターズの準決勝出場が決まったとのことであった。どこかで神様が見ててくれたのかと思った。
その後、準決勝を危なげなく勝ち上がったファイターズは、甲子園ボウルにて関東代表の法政大オレンジと対戦、61-21の大差で甲子園ボウル史上初の6連覇を達成した。なんだかんだと、今年もファイターズは強かった。
10、iMacを購入した
わが家のデスクトップは、ずっとMac miniを使用してきたのだが、システムはアプデされないし、動作はかなり遅くなってきていたので、そろそろ買い替え時か思っていた12月、どこの量販店でもM3チップを搭載したiMacは値引きしていないのに、なんとCostcoで1万円以上安価に売っていることが判明したので、思い切って購入することにした。
ストレージが256GBしかないので、Mac miniから全てのデータを移行することはできなかったのだが、それも外付けのHDを付けることで特に問題になることはなかった。今までは、何かとすぐに「虹色風車」がくるくると回って先に進まないことが多かったのだが、M3のiMacは気持ちいいくらいに全ての動作が速い。たぶんこれで、もう生涯新しいPCを購入することはないだろうと思っている。
番外編「今年の読んだ本ベスト3」
①岡真理『ガザに地下鉄が走る日』みすず書房(パレスチナのことを知るための貴重な一冊)
②ルトガー・ブレグマン『希望の歴史』文藝春秋(従来の定説が覆される)
③アンリ・シャリエール『パピヨン』タイムライフブックス(波乱万丈、映画以上のおもしろさ)
今年も残すところあと数日となりました。どちらさまも、良いお年をお迎えください。来年もどうぞよろしくお願いいたします。