すーさんの2019年10大ニュース

今年も残すところあと一日ということで、いつもの重大(十大)ニュースで今年一年を振り返ってみたい。

1、初孫が生まれた
7月、初孫が生まれた。3,022グラムの女の子であった。生まれて二日後に、家内と病院のある神奈川県まで顔を拝みに行った。病室に入って、寝ている孫娘を抱かせてもらった。こうして命が繋がっていくんだということを実感させられた。わたしたち夫婦は「じいじ」と「ばあば」になった。

2、自宅倉庫をリフォームした
2月、父親の四十九日の法要も終わり、両親がかつて仕事場として使用し、今は物置になっている倉庫をリフォームすることになった。その前段階として、以前は事務部屋として使用していたところを片付け、浜松支部の麻雀ルームとして使用できるようにした。数年前、私たちが四半世紀にわたって通った雀荘が廃業するに際し、店主のご厚意で全自動卓と椅子四脚を譲ってもらえることになって、ヨッシーとオノちゃんが二人でわが家まで運んでくれて、そのまま卓と椅子は倉庫に眠っていたのだが、それが晴れて再び日の目を見ることになったのである。秋には、支部例会に本部よりサニーくんが参戦してくれて、なんとも楽しいひとときを過ごした。
さらには、家内の発案で、子育て支援のためのスペースと娘夫婦たちが帰省した際に宿泊もできるよう、倉庫の半分をリフォームしようということになり、リフォームの業者さんと契約して11月から工事に入った。完成したのは、年の暮れも押し迫った今月27日。何とか娘夫婦たちの帰省にも間に合った。

3、内田先生講演会を開催した
3月、内田先生をお招きして、市内のお寺さんにて講演会を開催した。義務教育に携わる若手の先生方の愚痴を聞く会のようなものを立ち上げて、年間を通して少しでも先生方をサポートする機会が持てたらと考え、会の発足の手始めとして内田先生に講演を依頼したのである。先生には、会の名称まで考えていただいたのだが、諸事情により会場のお寺さんが使用できなくなったことと、講演後に二回ほど会合を持ったのだが、肝心の若手先生方の参加が全くなかったことから、現在は開店休業状態となってしまった。

4、みんなで西伊豆へ行った
5月、中学校での部活動指導を通じて知己を得た先生方と、静岡県の美しい風景とおいしいものを堪能するツアーを開催。みんなで三島駅に集合し、レンタカーにて西伊豆へ。泊まりは「伊豆まつざき荘」。特大のキンメの煮付けに舌鼓を打ち、翌日は沼津を経て焼津へと移動、鰹のレアステーキをなどをご賞味していただいた。来春は、熱海の梅と河津桜を愛でることになっている。

5、自治会役員になった
4月、順番で自治会の組長が回ってきた。家内も女性部の代表となり、回覧板を回したり、配布物を配ったり、自治会費や募金の集金に回ったり、神社の清掃活動に駆り出されたりと、それなりにやることの多い一年であった。組の各家庭を回ることで、それまでほとんど付き合いのなかったご近所の人たちと挨拶を交わすようになった。

6、ネコが来た
亡くなった父親は猫が好きだった。野良猫がやって来ると、家族には内緒で餌をあげたりしていたらしい。父親の誕生日は7月7日であった。ちょうどその7月7日、自宅の庭にそれまで見たことのない茶トラの猫が現れた。よく見ると、両耳の先端が切り込まれて耳全体が桜の花びらのようになっている。ネットで調べると、野良猫でも避妊手術を施した「地域猫」だということがわかった。
地域で世話をする猫ならば、自治会の役員としては面倒を見なければならない(?)。ましてや、父親の誕生日に現れた偶然を考えると無視することはできない。餌を与えると、それから毎日のようにやってくるようになった。最初は夜のはじめだけ来ていたのだが、そのうちに朝晩二回ずつ来るようになった。今では、わたしたちが早朝のウォーキングに出かけるときには、既に玄関近くで待機して猫なで声で朝ごはんを要求してくるのである。

7、基礎年金をいただくようになった
定年退職して3年、自分が早生まれということもあり、ようやく基礎年金がいただけるようになった。そのため、退職後にご縁があって勤めていた高校での授業も減らしていただき、来年の3月いっぱいをもって、そのお仕事も終わらせていただくことになった。来春からは、ようやく時間に縛られない生活が待っている。

8、美術館めぐりをした
ここ数年、家内の誕生日でもある夏の終わりは北海道へと旅行していたが、今年はちょうど9月1日から山本浩二画伯の「雪舟と山本浩二」展が山口県萩市にて開催されるとのことで、それならばと山口県へ。せっかくなので、開催初日の前日は秋芳洞へ、翌日は長門市の香月泰男美術館を訪れてから萩市内へ。松下村塾跡などを回って「雪舟と山本浩二」展の熊谷美術館へ。夜は、山本画伯ご夫妻も加わっての小宴。萩はよいところであった。
11月には、没後70年ということで山梨県の河口湖美術館にて開催されていた「吉田博展」へ。4年前にNHKEテレで紹介され、東京の東郷青児記念美術館にて実際の作品を見て以来、すっかりその魅力の虜になった吉田博の木版画。今回は、東京では見られなかったスケッチ帳なども展示されていて、なかなか見ごたえがあった。翌日は、せっかく河口湖まで来たのだからと、家内とレンタサイクルにて約3時間をかけて河口湖一周に挑戦した秋の一日であった。

9、選抜監督を引き受けた
県ソフトテニス連盟からの依頼で、誰も引き受けてくれる人がいないからと泣き付かれ、仕方がないのでいくつか条件を付けることで、県中学生選抜チームの監督を引き受けることにした。始動は11月。来年3月末の都道府県対抗戦本戦まで、コーチ陣と選手のチームワークの醸成をしながら全体のレベルアップを図ることがその主な任務である。

10、今年は61冊読んだ
昨年はたくさん読んだので、今年はその反動もあってか61冊止まりであった。ベスト3は以下のとおり。①岡田暁生『西洋音楽史』(中公新書)、②斎藤隆夫「回顧七十年」(中公文庫)、③青木理『日本会議の正体』(平凡社新書)。

それでは、どちらさまもよいお年をお迎えください。来年もどうぞよろしくお願いいたします。