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2007年10月 アーカイブ

2007年10月 1日

秋ですね

9月30日(日)「クミョン」ではちょっと無理があるか…

 月末が日曜日だと、月の初めは月曜日になる。

こういうとき必ず思い出すのが、『月曜日は最悪だとみんなは言うけれど』というタイトルだ。たしか村上春樹の訳書にある。読んだような気もするがさして記憶に無いので、読んでいないのかもしれない。

 それよりは『村上春樹にご用心』のほうが気になる本である。買い求めました。

 朝夕はめっきり急に涼しくなってきた。

引き出しの奥から長袖を取り出し、部屋もまた模様替えをした。室内もすっかり秋の装いなのだ。

昨日買い込んだ本のいくらかを広げて、読書三昧。そして読み損ねている本もさらに。さあ、読書の秋、勉強の秋がやって来たよ。

9月29日(土)苦肉の策。

 合宿明けの稽古は、いくぶん穏やかであった。畳はやわらかく、表情も軽やかで、なんとなく、どことなく互いに親近感が生まれたように感じられた。全体としてのそれは、誰ものちょっとした時間のやりとりでできるなんて、すごいことだと思う。二泊三日。たったそれだけの時間のなかのことで。

9月28日(金)くにゃっとばかりも、してれられない。

 もうすぐ9月が終わる…ということは大学が始まる。…というか、実際は今日から始まってますし、あれこれと通ってもいるんですけどね。ううう。

9月27日(木)急になに言うとんの。

 花より団子というけれど、あれは春の装いに限られた謂れなのか?

こうまで月がきれいだと、団子より、月の色の深さを思いたい。

9月26日(水)

 合宿明けの稽古は、なんとなく心が動く。心が騒ぐ。心が喜ぶ。満月は明日。空はきれいだ。

9月25日(火)

 研究会で京都まで。

 今日が十五夜だと気づき、発表を聞き終えるなり、夜空を見上げる。涼しい風が吹いている。

祇園近くをふらふら歩き、計り知れない光を放つ月を見つめ、なんとも満足な気持ちになった。身も心も、そしてその場にいることのすべてのことに感謝した。

 晴れやかな秋の香りがしている。今日は命日。空を見上げて、またひとつ、あの頃を思い出す。

9月22日(土)~24日(月)合気道秋合宿

 あーたのしかった。行ってよかった秋合宿。

 今回はのべ47名が参加。

 三宅先生のお心遣いで、届いた清涼飲料水を全員でがぶ飲み。

 内田先生もお元気そうである。

今回は、特別ゲストとして、フランスから、ブルーノくんも合宿に参加された。

 すっかりきれいになった宿に隣接する道場で寸暇を惜しんで稽古し、寸暇を惜しんで風呂に入り、寸暇を惜しんで食事を摂った。寸暇を惜しんで布団に包まった。

 持ってきた新聞は、結局そのまま目を通す間もないまま、何の活字も読まないまま、合気道三昧の時が過ぎ行く。

 往復路ともにSA朝来で黒豆ソフトを舐めた。

帰路は、とくに肌寒さを感じたので、黒豆コーヒーを初めて飲んだ。それでかどうか、黒豆ソフトは親切な御仁がごちそうしてくださった。両方をいっぺんに食するのは、結構いけるものだと、ちょっとした贅沢を味わう。

帰りは大概、ここの駐車場から互いの行き先が分かれていく。

神戸方面、姫路方面、宝塚方面と分かれていくのだ。

それぞれの帰路へと向かうなか、車中では何を話すのだろう。

いわば車組にとって合宿最後の出会いや別れの場所であるここには、これまでのさまざまな思い出が詰まっている。後ろ髪を引かれる思いで立ち去ったあの場所に、戻ってきたひともいれば、去っていったままのひともいる(もちろん元気に活躍している)。

次の合宿でまた、誰かがどこかに行ってしまうこともあるかもしれない。新しい誰かがやってくることもあるかもしれない(別に明日またすぐに会うひともいるんだけど)。

これまで、何度もこの駐車場で握手し、手を振り、いろんな時間を過ごしたことをまた思い出した。思い出すうち、やっぱりどこか切なくなった。切なくさせるのは、秋風のせいだろうか。哀しい気持ちになるのは、三日間のせいだろうか。切ないのはいやで、哀しいのも好きじゃない。

切ない気持ちも哀しい気持ちも、やっぱり誰にも見せたくなくて、全員で挨拶したのち、またもやすぐにぽいっと車に乗り込む。にこやかにその場を立ち去る。哀しくて、そそくさと車に乗るだけが、いつものわたしだったけれど、そこに、にこやかに笑うという動作が加えられた。

9月21日(金)

 なんだかんだ言っても、合宿前日は心が躍る。

9月20日(木)

 週末の合宿に向けて、心が既に躍っている。

9月19日(水)クイックと早く。

 通常の加えて、ヒミツの稽古。

 ちょっと説明しがたい状況で、やんややんやと杖と木刀を振ってみる。急いでも仕方ないけれど、クイック。早く前に進まなくっちゃ。

 夜、大きく晴れた街の片隅で、あの清原選手を見る。実物はかなりでかいと思う。

9月18日(火)

 大学にて終日仕事。捗る。

2007年10月 9日

こまったこまった、こまどり姉妹

10月5日(金)

 ようやく一週間を終える。身体を慣らしていくのが、たいへんでした。思ったよりも、夏休みモードに浸っていたのがわかりました。いいのかわるいのか。
明日からは合宿やら何やら。で、ちょっと遠出します。ごきげんよう。

10月4日(木)

 間一髪で雨に濡れずに済む。こういうのは、運がよくてありがたいと思う。

10月3日(水)

 米米CLUBのコンサートに行く。
 チケットをくださった友人と、今宵もまた昨年と同じ大阪へと向かう。
 題して、「再々感謝祭『ホントノマツリ』編~マエ編とアト編で忙しくて忘れてました~」@ジョーホール。「マエ編」というのが、昨年の復活コンサートのタイトルである「マエノマツリ編」のことであり、「アト編」というのが「アトノマツリ編」である。どうやら本格的に復活するらしく、昨年に続く「ホントノマツリ編」だそうである。(まあ、なんて商売上手なこと…なんて無粋な話題は抜きにして)。

 とにかく米米CLUBはエンターテイメント性の強いバンドであり、カールスモーキー石井は相変わらず歌がうまい。ジェームス小野田との掛け合いもとても息が合っている。コンサートという、勢い宗教儀礼的な場所に入り込むのも、現実を忘れて、たまにはいい。始まるなり3秒で総立ち、立ちっぱなしの光景もまた、おもしろい気分になるものだ。アリーナ席だけに、前の人が立つと、まったく前が見えなくなるので立つというのがほんとの理由であっても。場の雰囲気やら、乗せられる感覚、もうそれだけで、興奮して、大満足して、歌って踊って帰ってきた。
 
特に今回は、予習を怠らなかったので、ほとんどの楽曲が耳に残ることとなった。予習は大事と実感。
 アンコールは、「ボーナス!(拍手二回)ボーナス(拍手二回)…」という掛け声と拍手で続けることで、ファンが座席から一同に呼びかけるのが通例になっているらしい。今宵のボーナスタイムは軽く30分を超え、充実した歌と踊りとMCが披露された。昔から気に入っている『浪漫飛行』も聴くことができた。生ウタで聴くと、ますます好きになる。(ぜひまたどこかで披露してみたい気分だね)。
ああ、また行ってみたい、歌ってみたいものである。

10月2日(火)

 大学院も後期始まる。

10月1日(月)

 後期始まる。ということで、講義開始。
 今期は「杖道」を担当。とはいえ、あまりよく知られていない講義だし、講義も意外に中途半端な時間帯に設定されているから、人数は集まらないだろうと高をくくっていた。
 ところが、蓋を開けてみると、来るわ来るわで、その数なんと22名。おかげで、大学の備品としての武具がまったく足らない。場所も中途半端に足らない。困った、困った、こまどり姉妹。
登録までまだ少し時間があるため、この人数で確定とは言えない。これが吉と出るか凶と出るか。さらには、各方面から盗聴?情報まで入ってくる始末。
とりあえず、初回なので、杖道が結構難しい武道であること、いろいろと覚えなければならない事柄があること、決まりごとが多いため、きちんとしていただきたいことなど、口やかましくあれこれと諸注意を述べてみる。
さて、次回からはどうなるだろう。というよりもむしろ、もうひとコマに分けていただけると、思いもよらず、うれしいと思うのである。
 なにはともあれ、こんなに人があふれるなんてうれしい悲鳴。
「あなおそろしや十郎殿@曽我ブラザーズ」状態である。

2007年10月16日

マジックナンバー22

10月15日(月)


 22名がやってきた先回の講義。結局、登録者は前回より5名減って、17名になっていた。単純計算ではそうなる。5名が前回の講義に出席し、その後の登録の段階で考えなおしたということだろう。これは小学校1年生でもできる計算だ。


22-5=17…①


今週の段階では、新しく5名が加わっている。これまた小学校低学年なら、できる問題だろう。


①より

22-5-=17

17+5=22


結局、担当者としては、見た目はあまり変わりなかったりする。さ、くどくど言ってないで、がんばろ。たぶんこれで決定。

10月14日(日)


 すがすがしい日曜日である。秋風が寒いくらいである。こうも寒いと人肌が恋しくなる。(いや、変な意味じゃなくて)。クラシックが聴きたくなる。なかでもとくにベートーヴェンがいい。ブラームスが好きだ。

10月13日(土)


 ほっこりとした時間を過ごす。ただ鼻が詰まっていただけかもしれないが。

10月12日(金)


 くしゃみがだんだんひどくなる~ひどくなる~。

10月11日(木)


 アレルギーか風邪なのかわからないけれど、急にくしゃみに襲われる。

10月10日(水)


 道場の日。

 ちょっとでも動きたくなる、試したくなる、いろいろなこと。

10月9日(火)


宝塚まで、宝塚歌劇団花組の『アデューマルセイユ』を観に行く。チケットも自分で取らないまま、行けるかどうかわからなかったのだが、春野寿美礼という、いま宝塚を代表するトップスターが退団する公演なので、出かけていった。(チケットは、通称「となりのY田くん」からの贈り物である。ありがとうございます)。

このトップスターの公演を観るのは2回目だ。前回は『黒蜥蜴』であって、江戸川乱歩の作品を翻案したものであった。いずれもほとんどすべて、スターは、髪をほぼオールバックか後ろに撫で下ろし、スーツを身に纏っていた。あま長髪というのをこのスターに関しては、見たことがない。見ないほうがいいのかもしれないが。

それにしても、宝塚の男役スターをして「男装の麗人」とはよく言ったものである。『ベルサイユのばら』のオスカルなどは、ほんとうにそうだろう。しかし、ひとによっては、いくら格好のいい男役をして男言葉で話していても、女性的でしなやかな体つきは直らぬものなのか、スーツのような男性特有の衣装を身に纏うとき、どうしても括れが目立ってしまうことがあって、「男装の麗人」ならぬ「断層の麗人」に見えて仕方ないことがある。

ところで、劇場に行くと、ふいにアイスクリームが食べたくなった。ロビーの階段付近に、にこやかに笑う女優と思しき人物とアイスクリームがとてもうまそうな看板が掲げてあったので、それが無意識に食欲を呼び込んだのだろう。休憩時間に買い求める。

さて、肝心の芝居であるが、『アデューマルセイユ』というその名の通り、マルセイユを舞台にアメリカを行き来する秘密捜査官の話。石鹸に始まり、ギャング、密輸、偽札、ギャンブル、貧困、市議会議員、婦人参政権、禁酒法時代などをキーワードに話が進められる。ヒロインとなる娘役とは、主役は別々の道を歩こうという設定にしてある辺りに、退団していくトップスターへの配慮だろうか。ショーでは、先日新聞記事で見た「15キロ、120万円」の羽を背負ったスターが降りてきた。すごい。ど真ん中で姿を見た日にゃあ、不思議なことにそれで、ようやく現実に引き戻される。

というのも、たとえほんのしばらくでも、多田塾合宿に参加すると、もうそれだけで身体が浮遊感を味わっているからだ。現実離れしているはずの芝居を観ることで、現実に戻ってきた感触を味わうくらいだから、ほんとうに深い。

10月6日(土)~8日(月)


 多田塾合宿へ行く。群馬へ。こんなことでもないと来ないであろう群馬である。

 伊丹空港から新潟空港へ向かい、そこからレンタカーを借りて、一路、群馬へと向かう。途中のSAでは、蕎麦を買った。

 すこし遅めの昼食を摂ることにして、行きがけにとんかつを食べた。

 懐かしい面々、久しぶりの方々、そして多田先生にご挨拶する。

さあ、合宿の始まりだ。


 二日目の早朝稽古だけで出てすぐさま辞する。残念だが仕方なく、東京へ、横浜へ。初めての北関東コースを辿る。

 どこへ行っても晴天の十月だ。

2007年10月22日

幸せな日々

10月20日(土)


 昼からは稽古。ソッコーで家に戻り、シャワーを浴びて、着替えて電車に飛び乗る。

夕刻から、小林秀雄賞受賞を記念した内田先生を囲む会。

神戸の神仙閣で開催されたパーティは、イベント・ホリノ社長の見事な仕切りのなかで、内田先生を囲む暖かな方々の思いと喜びと幸せと笑顔で包まれていた。

発起人として参列させていただき、参加させていただけたことを、とても幸せに思った。

内田先生が師匠である幸運に、そして、そこからいただいたさまざまな方とのご縁に、改めて深く深く感謝した。

ああ、生きていてよかったと思う。

唐突な言い方だけれど、人間でよかったとまで、そう思えたくらいだった。

10月19日(金)


 むかし10月19日生まれの友人は、自己紹介で必ず、「トイックです」と述べ、聞く者の心を瞬時に掴んだ。その反応の向けさせ方を、なかなかいいもんだと思い、憧れる者も少なからずいたものだ。しかし一度使うと、同じ人の前では、二度三度と使えるものではないはずだろう。皮肉ったことを思う人物もまた同時に存在したのは事実である。二度目三度目はどうするのだろうと気になりながら、遂にその事実を知ることなく、卒業のときを迎え、互いの道を歩んだのは、ひとりやふたりではないだろう。

10月18日(木)


 紡ぎ出す作業を今日もまた繰り返す。

10月17日(水)


 道場に行く。

今日はふいに、精密な動きを心がけようと思う。

精密な動きというのは、「精密」というだけあって、どこか一点に、その動きがぴたりとはまって、決まっている状態を言うのだろうという仮説を立てる。

ぴたりとはまって、決まっている状態がどこかにある。必ずあるので、そこを探す、という具合に進めていく。しかし、探していては見つからず、探すのをやめては、見つかるはずもない。では、探すのではなく、見つけに行くのではなく、ごりごり関わるのではないのだとすれば、どうやって精密な動きに近づくのだろうか。

そこで、元に戻る。

動きの精密さを発するのは身体である。その身体の精密さこそが、根本的な動きを創造し、起こさせるのだとすれば、それこそがもっとも重要で、必要なところとなるだろう。

身体の精密な使い方の一環として、杖を振ってみる。

すぐさま身体の自由さと不自由さを感じる。身体の自由度は限りなく、身体の不自由度も限りない。どちらもあって、どちらもないのだ。それはまるで、わたしのなかの宇宙のようでもある。

10月16日(火)


 火曜日は少し機嫌のいいときと、少し機嫌の悪いときがあるなあと、我ながら思う。

2007年10月30日

祭りのあとさき

10月29日(月)

 丁寧に生きることが大切だと思うこの頃だ。

 欲しいものが念じれば手に入ることもある。その事実に深く感謝したい。

 ついでに申しておこう。

いま欲しいのは、ドリップ用に挽いたコーヒー豆と指ソックス。

指ソックスは、このところ周りの人が履いているのを見ていて、随分履き心地がよさそうに感じたからだ。指も動くし、通気性もよさそうだったからだ。足袋ソックスも好きな部類だろう。それもいい。

ドリップ用に挽いたコーヒーは、もうすぐ底をつくからだ。ただそれだけの理由だ。

コーヒー豆が切れてしまうと、たちまち紅茶一家になってしまうことだろう。晴れた日の朝にいっぱいのコーヒーを飲むというのが結構すきなのだけれど、それが紅茶に変わってしまうのか。ティーパーティかね?それもまたいいだろうか。

10月28日(日)

 さらに祭りのあと。

 って、特段何もないけれど、お天気もよくて、洗濯物がよく乾いていた。

10月27日(土)

 祭りの続き。演武会二日目。

 昨日よりもお祭りムードが高まっている。

 いろんな受けやら取りがあったけれど、充実のときの連続であった。これだからやめられないのである。

すべての演武が終了し、記念撮影も済むと、お祭りモード全快で演武に出たあとの少しの疲れと空腹を満たすかのように、屋台を冷やかしはじめ、食べる。

 わいわいとしゃべりながら食べる。

それがまた愉快だ。

 会場の撤収時間になると、畳を動かす。

 畳を担いで、もと来た道を、同じように動かすのだ。

同じように動かして、会場をもとの教室に戻し、何もなかったかのように片付ける。

祭りのあと。

さっきまで、やいのやいのと言っていた敷地内が、急にしんと静まり返って、またもとの学舎に戻っていく。あの寂しくも儚げな瞬間が好きで、わたしは演武に出ているのかもしれない。

10月26日(金)

 祭り初日。

 午前中は、稽古とリハーサルがあり、午後から、「さあ、学祭演武会だ!」の時間となる。

 初っ端の松田先生の受けに始まり、最後の師範演武の受けまで、あれこれと、受けをとらせていただける。ことしは全部で七回の出場(「一日一回公演」という条件付のもとでは)、例年の自身の記録を勝手に塗り替えていることになる。

こういうとき、過去の記録(まさに「記録」していた)は、ありがたいものだ。

 また今日は、演武のない、すこしの空いた時間さえも、司会に借り出される。ひさしぶりである。おかげであれこれと、充分に楽しめた。続きはまた明日。

10月25日(木)

 祭りの前。

 なぜかはわからないが、この空気が好きだ。

 どことなく慌てた様子で、なんとなく忙しく学生たちが、動き回る。ポスターを貼り、会場を設営し、室内のレイアウトを作り、看板を立てる。おそらく、それは、どの団体も同じなのだろう。

 合気道部はことしも畳を運ぶ。

軽トラに積み込む作業から始まる。その準備に我も我もと集まってくる。

畳のある部屋は二階で、会場となる教室も二階になる。だから、いつも、誰もが背中に一枚畳を担いで階段を駆け下り上り下りする。それはもう見た目は、一反木綿のようだ。そのまま空を飛べたらもうすこし楽だろうか。

会場ができたあとはそのままそこで、稽古とリハーサルである(とはいえ、明日の演武会もリハーサルに近いものだそうだ)。念入りにリハーサルと最終チェックを受けている後輩たちの演武を眺めているうち、稽古時間が終了。われわれは明日。

 

すっかり日も落ちた、満月の前夜の空を眺めながら、帰宅。

 明日は雨かもしれない。それでも祭りの前の日の夜は、いつもココロが騒がしい。

10月24日(水)

 稽古して、またもやいろいろと感じるところがあった。

 ほうこうすれば、ああすればと思うのだが、また同じ状況で同じ感覚で同じ印象が来るとは限らない。なぜなら、時間もその日も温度も湿度も体温も感覚もすべて違うからだ。

参加するメンバだって違う。

そのときの身体のなかの細胞だって違う。

朝食の味ひとつで変わることだってあるだろう。

前日に何を飲んだか、何を歌ったかにもよるかもしれない。

身体はそれくらいに過敏に反応することもあれば、それくらい変化の激しいものであるのかもしれない。

10月23日(火)

 なぜか家族に纏わる話を多く聞く日だった。

 ひとつは、親子、それも母子で旅行に行きなさいというもの。旅のすすめみたいな話であった。

 もうひとつは、小津安二郎の映画に関する「親子」あるいは「家族」について。こちらはどちらかというと、父子のほうが話の比重を占めていた。

 どちらも、なぜか心に深く響く。

そろそろ実家のおふくろさんたちに会おうか。

10月22日(月)

 しずかに、ぼーっとしている。

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