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2006年5月 アーカイブ

2006年5月 1日

アイネ・クライネ・ナハト・シュピネ

4月30日
 日曜日の午前中は日記を書いたりなど色々なことをして過ごし、午後からはお能のお稽古に行った。お仕舞は、秋の大会でお披露目する『土蜘蛛』の稽古である。内田先生がシテの僧役。私が、ツレの源頼光役である。この日は初めて内田先生と合わせてお稽古をさせていただいた。生きた太刀さばきが難しく、とても苦労している。「あなたのはね、太刀先が死んでるんよ。小さい頃、チャンバラごっこせんかった?」と、下川先生から厳しいご指摘を受ける。道順はだいたい憶えたので、後は全体がスムーズに流れるようにしたい。
「枕に在りし膝丸を抜き開きちょうと斬れば」
のところで刀を斬り下ろし、すれ違う。ここでの刀の切っ先が死んでいるらしい。謡の時は、腹に力を入れてできるだけ大きな声を出すように言われているので、いつの間にかお仕舞いでも、全身に力が入ってしまっていたようである。基本的に僕は力が入りやすい方だから、気をつけなくては行けない。でも、「しなっと」しすぎても良くないと思うからその辺りの加減が難しい。
 病に伏せている頼光に突然身の危険が降りかかる。病身をおして刀を抜き、敵と対峙するのだから、あまり元気いっぱいではいけないということも言われた。あまりにも難しい。でも、一つだけ言えるのは、本当に斬り合うつもりで舞わないといけないのだろうということだ。とりあえずはそれだけを考えてお稽古に励もうと思う。趣味は趣味とはいえ、本当に大変なものである。
 夜は、「メゾン・ド・ヒミコ」を見た。ゲイの老人ホームが主な舞台となっている話である。ヒミコ役の田中泯が素晴らしかった。バラバラになりそうな物語を、彼の存在(ほとんど「彼の声が」といってしまってもいいくらい)が、引き締めている。柴崎コウもよかった。孤独感、そして「わたしもやはりやぶさかでない」という感じがよく出ていたと思う。
 このところ、ある種のマイノリティーの悲哀というものに自分が惹かれていることに気がついた。マイノリティーであるという自覚がもたらす「一歩引いた感じ」が、安らぎを与えてくれるのだと思う。
 あまり良い言い方ではないが、医学の世界でも、診療科について「メジャー」「マイナー」という分け方をすることがある。内科や外科が「メジャー」で、皮膚科や耳鼻科、眼科、整形外科などが「マイナー」ということになっている。医者になってからこういうくくりをすることはほとんど無いが、医学生が国家試験勉強をするときによく使う単語である。
 母が医学部を卒業する頃、祖父に言われたそうだ。
「やるならクライネ(独語で、マイナー科の意)だよ」
それを聞いてかどうか知らないが、母は皮膚科医になった。祖父はやはり皮膚科泌尿器科医だった。私は、どういうわけか内科医になってしまった。
 全身を扱うのが内科外科ということにはなっている。しかし、全身を扱わないからこそ見えてくるものがあるのじゃないかと、最近思うことがある。 

2006年5月15日

今日偶然出会ったことばたち

5月14日

朝から家で調べものをする。
午後から三宮へ行き、『節の精解』(檜書店)を購入。ユニクロに寄って、部屋着用の綿パンツを買った。

今日私が辞書で偶然であった言葉。

「不育症」[英 infertility] 生殖年齢にある夫人が正常な性生活を営んでいるにもかかわらず、一定期間内に妊娠の成立をみない状態を不妊症sterility, infertilityというのに対し、妊娠は成立するものの、流産、早産、死産などによって生児が得られない状態を不育症という。生殖過程からみると、不妊症の病態には排卵障害、受精障害および着床障害が含まれるが、不育症は着床以後の障害に基づくもので、妊卵側要因と母体側要因あるいは両者が含まれる。実際には不妊症と不育症との区別は必ずしも明確でなく、不育症は広義の不妊症として解釈される傾向になりつつある。(南山堂 医学大辞典より)

思いもかけず長い言葉にぶちあたってしまった。

5月13日

朝から雨が降っている。

研究室→合気道のお稽古→お能のお稽古

という一日だった。


私が今日、辞書で偶然出会った言葉

“presentday(現代の)”adj. Currently existing or occurring.(WEBSTER’S II DICTIONARY NEW THIRD EDITIONより)


「合気道は現代に生きる武道である」

植芝盛平先生のお言葉として、多田先生からお聞きした。

5月12日

朝から大学病院の処置当番。骨髄穿刺、輸血、点滴などをどんどんこなしていく。
病院から実験室に戻ると、「松井が怪我をして連続出場が途切れたらしいですよ」と、S先生が教えてくれた。松井秀喜選手には、早く怪我を治して再び元気な姿を見せてもらいたい。星陵高校の4番打者として5打席連続敬遠され、チームは敗退。敗戦後のインタビューでの大人の態度(まさに超高校生級だ)を見て、その後の彼を応援する気持ちを持った人は多いはずである。
人は才能ある人を手放しで羨みがちだけれど、才能に恵まれるということは、傍から見るよりもずっと大変なことだと思う。自らの才能に振り回されてだめになっちゃう人というのはけっこう多いのじゃないだろうか。そんな中で松井選手は、天賦の才に恵まれた人間の生き延び方を知っている、珍しい人に見える。がんばれゴジラ。


今日、一冊の辞書で私が偶然に出会ったことば。

かわづくり【皮作(り)】魚の刺身を、皮のついたまま作ること。また、その刺身(新明解国語辞典第五版より)。


あなたは、鮭の皮をたべますか?僕はたべます。

5月11日

朝一度、大学に行き、それから堺の精神病院へ。大学を出たのが9時30分だったので、もう大丈夫だと思っていたのだが、予想に反して近畿道の入り口は大渋滞である。不思議に思いながらノロノロとゲートをくぐり、さらに一キロほど進むと、渋滞の原因は二車線の片側(正確には、そのさらに半分ほど)を塞いでいる故障車だった。交通整理をしているヘルメット男が呆けた顔で通行車を誘導している。
狭い道路で渋滞を引き起こしている車をみると、私はいつも動脈硬化病変のイラストを思い出してしまう。道路は血管、車は血球、故障車は動脈硬化のアテロームである。局所のほんの小さな病変(故障車)が、後ろに続く場所に想像も付かないほど大きな血流障害(渋滞)を引き起こしている。人間の体内では、血流が滞った血管ができると、周りに「側副血行路」と言われる新しい血管がどんどんできてくるが、高速道路ではそういうわけにはいかない。
狭くなった部分を通り抜けた車が、鎖を解かれた犬のようにスピードを上げた。私も同様に走り出した。

今日、一冊の辞書で私が偶然に出会ったことば。

“atavism(隔世遺伝)” n. The reappearance in an organism of a hereditary characteristic absent for several generations. (WEBSTER’S II DICTIONARY NEW THIRD EDITIONより)

「三平一平の孫は三平」

確か釣りの才能も隔世遺伝していたはずだ。

5月10日

午前中は大学で過ごす。午後から健診センターへ出張。その後再び大学にもどる。

今日、一冊の辞書で私が偶然に出会ったことば。

そうめい【聡明】
[「聡」は耳が、「明」は目がさといこと]物事や人情などに対する判断力・洞察力にすぐれ、自分の置かれている環境で第一になすべき事を十分に自覚している様子。−さ(新明解国語辞典第五版より)

お茶をする人にとって、宗名をもらうと言うことはとても嬉しいことなのだそうです。

5月9日

何となく気分がすっきりしない日が続いている。慌ただしくて、注意が散漫になりがちだ。去年の秋から、医局で振り分けられる出張が増えたのが大きな原因だと思われる。出張が増えたせいで、大学院の頃のように研究の時間が取れなくなってしまった。いい結果も出ないので、少し焦り気味である。焦りの結果、痛い目も見た。自分にとって好都合な実験結果に飛びついてしまい、結局一年近くの時間を無いものと同じにして、再びやり直しになってしまった。今年の2月か3月くらいのことである。しかし、一度振り出しに戻る覚悟ができると、やや気持ちが落ち着いてきた。それからは着実に作業を進めることを意識している。
どこかすっきりしない日々を送っている私は、今日、ある自己治療法を思いついた。「淡々と書く」ことをすれば、少し心にゆとりができるかもしれない。そう思ったのだ。私は、他人の治療はあまり得意な医者じゃないが、自分の治療はちょっとだけ得意なのだ。

今日、一冊の辞書で私が偶然に出会ったことば。

“quoit(輪投げ)” n. quoits (sing. in number). A game in which iron or rope rings are pitched at a stake. 2. A ring that is used in quoits.(WEBSTER’S II DICTIONARY NEW THIRD EDITIONより)

幼稚園児の頃、輪投げ遊びをしたことがある。途中から順番を他人に渡すのが嫌になり、私はいつの間にか独り占めして遊んでいた。すると、どこからか母が現れて、私は庭の木にロープでくくりつけられていた。一緒に遊んでいた弟と従兄弟は、私にかまいもせず、楽しそうに遊び続けていた。いくら叫んでも、誰も助けてくれなかった。私は、私がいないと、弟と従兄弟達がこんなにも仲がいいのだという事をその時初めて知った。

2006年5月17日

ピーコートを着た少年

5月16日

岸和田市の市民健診へ行く。

今日一冊の辞書で私が出会ったことば

「ふんだくる」①乱暴・(無法)に、取(り上げ)る。②ぼる。(新明解国語辞典第四版より)

「ふんだくる」より、「ぼる」のほうが明らかに難しい気がする。

きっと、「ぼる」の項目には、「ふんだくる」と書いているのだろう。

5月15日

朝。昨日買ったばかりの綿パンをはいて出かける。

今日一冊の辞書でわたしが出会った言葉

“pea jacket” n. A short, warm, doublebreasted jacket of heavy wool, worn esp. By sailors. (WEBSTER’S II DICTIONARY NEW THIRD EDITIONより)


低い雲が遠くまでつづく海岸で
ピーコートを着た少年の心に浮かぶのは
ピアノの宿題と、母親の仕事

樅の木の下で手をつなぐ
ピーコートを着た女の子の心に浮かぶのは
霜柱の音と、マドレーヌの匂い

ニュータウン行きのバスを待つ駅頭で
ピーコートを着た男の胸を揺さぶるのは
犬の死と、妻の旅行

2006年5月20日

さらば、違いのわかる男たち

5月19日

家に帰って新聞に目をやると、一面の下の方に『日経Kids+(キッズプラス)』という雑誌の広告が出ていた。

特集は、「才能が開花する習い事」。

「将来必要な力が身に付く!」という副題もついている。いくつか上げられている習い事の例の中には、合気道もあげられている。合気道をすると、集中力を持続させる力がつくということらしい。
ちなみに他の習い事では、以下のようなものがあげられている。

『そろばん』 難問を絵画的に計算。右脳を開発
『競技かるた』 戦略立案能力が身に付く
『演劇』 対人関係力アップ、引っ込み思案をなくす
『ヨット』 判断力、責任感、整理整頓の習慣
『チアリーディング』 元気な笑顔とあいさつ

どれもすばらしい習い事ばかりのようだ。

「どうしてお子様にヨットを習わせようと思ったんですか?」

「はい。整理整頓の習慣を付けさせようと思って」

ほとんどコントみたいである。

さて。それはそれとして、話は合気道です。合気道を習って、集中力を持続させる力は本当にアップするのだろうか。

私が思うに、これは結構当たっているのじゃないかと思う。

「そんなの嘘です」なんて、油断して書くと、雑誌の中で内田先生が取材を受けていたりする可能性もあるので、そういうことは書けないということもある。でも、それを差し引いても、これは割とあたっていると思う。

私は、合気道を始めてまだ3年くらいだけど、自分で、単純作業に強くなったような気がしている。
研究室での作業と言うのは、飽き飽きするような単純作業がつき物である。実験が好きか嫌いか、あるいは、実験に向いているか向いていないかということの最初の分岐点は、この「単純作業にいかに耐えられるか」というところにあるのじゃないかと私は思っている。そして、案外、この「単純作業をいとわない」ということは、生きていくうえで非常に大切なことなんじゃないかと思う。
集中力がついたというのとは、少し違うかもしれないけれど、合気道を始めてから、あまりイライラしなくなった気がする(腹が立たなくなったというのとは、微妙に違うのが、まだまだ修行が足りないところである)。想像が付くと思うのだが、苛々しなくなると、単純作業があまり苦も無くできるようになるのだ。

ごくごく私的な経験を基にしての意見で申し訳ないのだが、そういうわけで、「子供に合気道」というのはとてもいいんじゃないかと思う。そしてもちろん、合気道を習うことの良さはそれだけじゃなくて、もっと沢山あるはずだ。最終的には、あまりメリットなんて考えずに、お子さんが楽しめそうだったら、どんどん合気道をさせてあげて欲しいです。


「戦略立案能力が高くて、元気な笑顔とあいさつをする子供」って、政治家みたいでこわいですね。

今日私が辞書で出会った言葉。


“Infusible(不溶性)” adj. Not able to be fused or melted. (WEBSTER’S II DICTIONARY NEW THIRD EDITIONより)

「気のおけない友達」というのもいいですが、僕はけっこう他人行儀なのが好きです。

5月18日

朝から出張へ。昼はドライカレーを食べる。午後からは研究室へ。

最近、医局に新しいコーヒーメーカーが入った。一度に十杯分くらい入れられる大型の機械で、ヒーターで長時間温めてもコーヒーが煮詰まらないように工夫されている優れものだ。
挽いたコーヒー豆と、フィルターなどの純正製品を購入すると、その機械は業者が無料で貸してくれるらしい。コーヒー一杯が48円換算だそうです。
さらばゴールドブレンド。さらば違いのわかる男たち。


今日出会った辞書の言葉

「カヌー」丸木舟。[競漕用にも使う]かぞえ方 一艘(新明解国語辞典第五版より)

高校生の頃、アウトドア関連のエッセイを読んだことがある。あの頃は、アウトドアが結構はやっていた。『ビーパル』という雑誌を本屋でよく見かけた。あの雑誌は今もあるのだろうか。

エッセイの内容は余り覚えていないが、あとがきだけが印象に残っている。

「わたしはよく人から『田舎好き』と勘違いされるのだが、実のところは田舎が大嫌いである。田舎には、性格がのんびりしていて、人情味溢れる人間たちが住んでいると思われているところがあるが、実際はそんなことは全くない。田舎には、保守的で疑り深く、こちらが本当に困っているときに助けを求めても全く取り合おうとしないというような、冷徹な人間が多いのである…」

こんな感じのあとがきだった。

穏やかなエッセイを読んで微温的な気持ちになっているところに、水を浴びせられたような気持ちになった。しかし、読み終えてあまり嫌な気がしなかったのは、どこかリアルな感じがしたからだと思う。ちょっとわざとらしいけど。

5月17日

今日、偶然辞書で出会ったことば

“Verisimilitude(真実らしさ、迫真性、本当らしく見えるもの)” n. 1. The quality or state of appearing to be true: likelihood. 2. Something appearing to be real or true(WEBSTER’S II DICTIONARY NEW THIRD EDITIONより).

謎という真実に立ち向かい、また一日加齢するわたし

2006年5月26日

哀しみのメロンパン王子

5月24日(水)

朝は大学へ。昼からは十三の健診センターへ行く。夕方大学へもどり、日曜日から準備していたマウスの細胞を使って、表面マーカー解析を行う。少しだけ結果が出た。

木曜日に、関連病院の救急外来の当直が入っていたのだが、S先生が交代してくれることになった。深く感謝する。痛みが落ち着き、生活が軌道に乗ってきた。


私が今日、辞書で出会ったことば


“Flop” verb 1. to sit or lie down in a heavy and sudden way because you are very tired: Exhausted, he flopped down into a chair.(Oxford Advanced Learner’s Dictionary Sixth edition より抜粋)

へたり込んだソファーの隙間には 百円玉と一粒の柿の種

5月23日(火)

自動車を車検に出した。5年で9万キロだから、まあまあ走っているほうだと思う。

予想以上の出費に、少しめまいがする。直行便でヨーロッパにいけそうなくらいのお金がかかりました。

私が今日辞書で出会ったことば。

「遅発性先天梅毒」→先天[性]梅毒 

「先天[性]梅毒」 胎児が出生するときすでに梅毒に感染しているものをいうが、感染の経路は子宮内において胎盤を経由した血行性の感染である。したがって、先天梅毒児の母親は必ず梅毒に罹患しているわけである。先天梅毒では胎盤を介して血行性に感染するので、後天梅毒の第一期にあたる発疹はみられず、第二期以降の発疹をみる(以下だいぶ長く続く)。(南山堂 医学大辞典より)


私は、梅毒の患者さんを一度も診たことがない。


5月22日(月)

午前中は外来診療。研究室に行く前に三宅整骨院へ。三宅先生が、正しいサポーターの付け方を教えてくださいました。

私が今日辞書で、出会ったことば

“reprehension” 叱責、譴責、非難(リーダーズ英和辞典第二版より)

日曜日に居合のお稽古に言った事を三宅先生にお話したら、「一週間は絶対安静ですよ」と怒られてしまいました(もちろん優しくです)。反省する。

5月21日(日)

土曜日の合気道のお稽古で怪我をしてしまいました。怪我をするというのは不思議なもので、体の変調だけではなく、心までもがエアポケットに、「すとん」と落ち込んでしまったような気持ちになりました。このエアポケットから、自分の過ごしていた日常を少しだけ客観的に覗いてみると、普段はあまり感じないことが色々と頭に浮かんできます。
久しぶりに救急病院にも受診して、医者のありがたみと、不親切さの両方を感じたりもしました。僕の診察をしてくれた整形外科の医師は、両肩にかけるランドセルのようなサポーターを丁寧に装着してくれましたが、その着用法を全く教えてくれませんでした。その結果、帰宅後にサポーターを着け直そうとしても着け方が分からず、非常に困りました。応接が丁寧で気持ちの良い若手医師でしたが、もうちょっと配慮があっても良かったと思います。普段なら、先のことまで考えて質問できそうなものですが、救急外来を受診しているときには、そこまでの余裕がありませんでした。患者の非日常感を共有することが、医師にとって大切なのだということを改めて感じた出来事でした。


今日私が辞書でであったことば。


おうじ【王事】国王に関する事柄。(新明解国語辞典第四版より)


王子はメロンパンが好きだった

王様は息子のためにメロンパン工場を作った

しかしメロンパン工場ができるとまもなく王子は死んでしまった

王様は少し悲しんでから、今度はメロンパン工場のために息子を作った

2006年5月30日

こんな鎖骨に誰がした

5月30日
折れた鎖骨の付き方であなたの嘘がわかるのよ(@中条きよし)

というわけで、骨折の手術をうけるために今日から入院しています。上司の先生方がとりはからってくださり、昨日整形外科の外来を受診。あれよあれよというまに、本日入院で、明日が手術ということになったのです。

担当の看護師さんはMさんという優しくて綺麗な人でした。それだけで、自分は幸運なような気がしてきます。Mさんから入院の説明をうけ、主治医のK先生、H先生からベッドサイドで簡単にお話を聞きました。手術の詳しい説明はイーダ先生と一緒に、夜にもう一度お聞きすることになっています。
簡単にお聞ききしたところでは、手術は全身麻酔が必要のようですが、30分程度でおわるということです。後は「まな板の上の医者」ということで、静かに時を待ちたいと思います。
午前中はベッドの上でおとなしくしていて、MDを聞きながら6月の末に受ける試験の勉強などしていましたが、昼ご飯の後で早速病室を抜け出し、研究室でこれを書いています。
おっと、検温の時間がもうすぐなので、そろそろ病室にもどります。
それではみなさま、また数日後にお会いしましょう。

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