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2007年2月 アーカイブ

2007年2月 5日

「スタッド」って「滑る」という意味だと思っていた(@ウチダ)

le 5 fevrier


いつものことだけど、この日記の日付を
書くとき、「えっ!」と思う。

早いから。

だって、こないだ職場で、もう1月も終わりですねぇ。
早いなぁ。
と話していたところなのに、2月も5日ですよ。
いやはや。

2月なんて、28日までしかないし、
あっという間に3月が来てしまうに違いない。


この頃寒いですね。
やっと寒くなったというか。
(まぁ明日辺りまた暖かいらしいですが。)

だいぶ前に書いたと思うんですけど、
うちの職場は山の上にあるので、
冬場になると車通勤の人はスタッドレスタイヤを
履くんです。
雪が降りますからね。

前はな、12月の21日ぐらいにすごい雪が
降ってなぁ、えらいことやったんやで。
という話を、冬に入る頃から聞いていて、
怖いので、11月の終わりぐらいだったかな・・・
もう忘れちゃいましたけど、早々とスタッドレスに
換えたんです。

でも、暖冬もいいところで、全然雪が降らない。

スタッドレスにしてから、摩擦の関係なのか
知らないですけど、やたらガソリンが減るんで、
もう雪なんて降らないかもしれないし、
普通のタイヤに戻してもらおうかなぁって
思ってたら、降りました。

先週の金曜日。

その前日に、明日雪らしいよ、という情報を受け、
えーー早番なのに・・・5時起きかぁ・・・
と思いながら寝て、朝5時過ぎに起きてから、
パソコンをチェック。

パソコンというか・・・職場近辺にライブカメラが
あってですね、雪が降りそうなときは、そのカメラ
のページをチェックして、何らかの対策を採るわけ
なんです。
で、見たら、まだ暗くてよくわかんなかった。
何となく、道がきれいということは、雪?
いやいや、降ってないことにしよう。
とか思いつつ、とりあえずお弁当作って、
朝ごはんを食べて、再びチェック。

・・・紛れもない雪でした。

うぅぅ、もう出掛けなきゃ!と言いながら、
いつもより30分ほど早く家を出て。
結局、5分遅れちゃいました。

普通なら45分から50分ぐらいで着くんですけど、
この日は1時間半ぐらいかかった。
道や橋が凍っているところもありまして、
みんなゆっくり運転するので、渋滞だらけ
だったんですよ。

山に上がる坂は、さすがにちゃんと整備されていて、
路肩だけが凍っている感じだったんですけど、
それまでの道がねぇ。
前の日に、次の日雪って予報出てるんだから、
凍らないようにしておいてよ、って感じですが。

あるじゃないですか、道に撒くやつ。
塩みたいな、白いの。

行く途中で、土木事務所の車が、その白いのを
撒きながら走っているのとすれ違って。
反対車線だし、遅いよ・・・みたいな。

まぁ、スタッドレス履いてて良かったですねぇ。
やっと役に立ったらしい。
しかも、初めて4輪駆動にして走った。
こういう日があるだろうから、そのための
ジムニーなんですけど、なかなか活躍する
機会がないようで。
ま、ない方がいいんですけど。

ほんと、ハラハラしました。
次の日の土曜日も早番で、また凍てるかなぁと
思い前日よりさらに早めに家を出たんですが、
この日はすんなりたどり着けました。
土日祝の朝なんて、車の数少ないですしねぇ。

やれやれ。


ところで、前回『村上朝日堂』の話を書きましたが、
その続きで、『雨天炎天』を読み、今は
『村上朝日堂の逆襲』を読んでいます。

『雨天炎天』もおもしろかった。
私は、旅行記みたいのは、ほとんど読まない
んですけど、これは結構サクサク読めました。
たぶん、村上春樹の文体が好きなんだろうなぁ。

おもしろかったけど、ギリシャやトルコに
行ってみたいなぁとは思わなかった。
いわゆる、旅行社のツアーみたいなのなら、
行っても良さそうだけど、村上さんたちみたいな
ハードなのは、ちょっと。
でも、どうせ行くなら、こういう危険と隣り合わせ
みたいな旅の仕方がいいのかもしれない。
ギリシャとトルコは。

それにしても、やっぱり村上春樹って変ですよね。
いいなぁ。
だんだんと引き込まれていく。
ほら、私は変な人が好きですからね。

ギリシャ編での受難図の解説なんて、
すごいですよ。
仕方ないなという顔をしている。とか、
もう何でもいいやという顔をしている。とか。
で、最後には、これは冗談じゃないという気がする、
ってなってるんですよ。
説明じゃなくて、村上さんの気持ち・・・
ですよね?みたいな。

本当におもしろい。

今読んでる『村上朝日堂の逆襲』も、
最初っからおもしろい。
ツボなのかなぁ。

交通ストと関西弁の話は、全く同感。

日本で交通ストって見たことがない気がするんです
けど、パリでしょっちゅう見てて、
それが原因で学校に行けなかったりするので、
そういう意味で、ストっていいなぁと思ってました。
新聞とかニュースとか見てなかったんで、(テレビ
なかったし)知らずに駅まで行って、
行ったらストでメトロが動いてなくって、
な~んだ、そうなの?じゃぁ今日は欠席だなぁ
みたいな。

日本でも、たまにありますよね。
でも、それを肌に感じることが今のところない。
パリでは、目の当たりにしてますから、
貴重な体験だなぁとか思ってたんですけどねぇ。
日本でも、たまにあるといいかもしれない。

あと、関西弁の話ってのは、関西ではずーっと
関西弁をしゃべって生きてきたのに、
東京に行ったらあっという間に東京弁に
なってしまったという話です。

私の場合、関西を一歩でたら、なぜか標準語に
なってしまうので、同じだなぁと。
私も、その土地土地の言葉に1週間で
馴染むと思います。
たぶん、そういうの得意なんで。
そもそも普段から、ときどき東北弁とか
博多弁とか三河弁とか出ちゃうしなぁ。
何故なのかわからないですけど。


そういえば、何で私が最近急に本を読んでるかって
いうと、彼が貸してくれるからで。

仕事が決まって車通勤になってから、
めっきり本を読む機会が減ったんですよ、実は。
それまでは、電車の中で結構読んでたんですけども。

で、最近自分の手元にあった読んでない本たちを
読み終わったんで、彼氏の本棚から読みたい本を
1冊ずつ借りて行こうかなぁとしてたんですけど、
なぜなのか、2冊3冊といっきに貸してくれるという。

私は、借りると「返さなきゃいけない」という
意識がずーっと頭の隅に居座ってしまうので、
早く読まなきゃ、となるわけなんです。
だからと言って、休みの日に一日中本を読んでいたり、
寝る間も惜しんで読書を・・・なんてことは
一切ないんですが。
ないけど、気になるので、ちょっと続けて
読んでみたりする。
図書館とかと違って、無期限だから、
自分のペースで読めるけど、なんか気になる。

まだ2冊あるからいいです、って断っても、
帰り際にこっそり鞄に入れられてたりするのでねぇ。
なんだかなぁ。
困るってことはないけど、変。

まぁ読む本がいっぱいあっていいですけどもね。

2007年2月10日

You can't hurry love

le 10 fevrier


彼のとった行動に、私が「・・・。」と
なって、とんでもなく寂しくなって
ふてくされて、さいてーの気分だってメールして。

その数時間後、彼は姫路駅にいた。

参りました。
降参。


仕事がごたごたしてて、あぁやっと終わった。
帰ろうっと、とケータイを見たら、
彼から続けてメールが来てた。
それらを、読んでいく内に、もう内容も
把握できないぐらいくらくらして来て、
なんだそれ・・・と絶句。

帰りの車の中で、わけのわからない気持ちを
どうしたらいいのかわからず、とりあえず
泣いてみた。

それでも、気持ちは治まらず、治まるどころか
怒りに変わってきてしまい、
「さいてーの気分だ。」と罵りメールを
送ってしまった。

彼は出かけているはずだし、すぐに終わる用事でも
ないし、仮に今電話やメールが来ても、
それに対応できる気分ではない、と思ったので、
家に帰ってもケータイを鞄から出さなかった。

うぇ、食欲ないです・・・と思ったけど、
親になぜ食欲がないのか問われるのが面倒だった
ので、用意されていたご飯を何とか食べた。

おいしいはずのご飯も、こういう状態だと、
全くおいしくない。
味というものが、ほとんど感じられないのだなぁ
ということを知った。

ご飯も終わり、後片付けも終わり、ゆう(犬)と
ちょっと遊んでから部屋に戻った。
怒ってるけど、そんなことより彼からの連絡が
欲しかったので、怒りながらもケータイを
見てしまう。

着信があった。

でも、かけ直さない。

本当は声だって聞きたいのだと思うけど、
素直じゃないので、ふーんだ、と思い
そのまま放置してお風呂に入った。

お風呂から上がってみると、またケータイに
着信があり、メールも来ていた。

「今から姫路駅まで来れる?」

わけないだろ・・・。

「無理。もうお風呂入ったし。」

反応なし。

だいぶん前に、喧嘩なんかした日には、
どんな遅い時間でも会いに行って話し合ったり
する、みたいな話を彼から聞いたことがあった。

まさかね。

まさかねぇと思いながら心配になってきて、
いろいろメールを送ってみた。
「怒ってないから。」とか。
でも、返事が来ない。
電話をかけてみた。
今電車だから、と切られた。

・・・。

やばい。
姫路まで来ちゃったら、帰りの電車がないかも
しれないじゃないか、と時刻表を調べた。
着いて、すぐ折り返せば大丈夫なことが発覚。
よかった。

それを、メールする。
反応なし。

なんでやねん。

でも、私には全く姫路駅に行く意志がなかった。
だって、もう遅いし、お風呂入ったし、
疲れて眠かったし。

しばらくしてメールが届く。

写メが、姫路駅だった。

やれやれ。
来ちゃったよ。

とりあえず、電話する。

○分の電車があるから、それに乗って
帰って、と伝えた。

そう言われて、どうも彼は腑に落ちないようだった。
けど、私は姫路には行かないんだし、
帰ってもらわないと困る。

その電車が出る直前まで、何かをしゃべって、
無事に彼は帰っていった。
何を話したのか、あんまり覚えてない。

彼は、彼の取った行動の説明をして、
私に謝っていたような気がする。
私は、帰って、とりあえず帰って、を
連発していた気がする。

本当に、彼がこっちに向かっているということを
悟ってからは、怒りなんてどっかに行ってしまった。
怒っているどころではなかった。
そして、わざわざ姫路駅にまで
来ていただいてしまって、非常に申し訳なかった。


その日に起きた問題は、その日の内に解決したい、
という気持ちはわからないでもない。
でも、でもね、姫路にまで来るかなぁ。
確かに、私は電話が苦手な方だし、
会って直接話す方がいろんな誤解も起きないで
済むだろうとは思いますけども。
だけど、も少し時間を置いた方が、冷静に
話せるってこともあるじゃないですか・・・ねぇ。
どうなんでしょうか。

ほぇ~。

結局、本当にもう私は怒ってなんかないし、
たぶん元通り。
お昼には、遠くから電話がかかってきて、
笑いながらたわいのない話をした。

・・・そもそも、悲しいような寂しいような
気分になって、それに怒りが混じった時点でも、
大切な指輪を外したりはしなかったんですよ?
いじけてすねてて、電話してきて欲しかっただけ
かもしれない。

2007年2月13日

ピアノの引越

le 12 fevrier


日曜日。

私は仕事だったけど、その間にピアノを
父の部屋から移動させてくれるっていう
話があった。

帰ってみたら、本当に移動が終わっていて、
びっくり。

私の部屋は、残念ながら置き場がないので、
和室に置いてありました。

まぁ、和室っていうのも変な話なんですけど。

ピアノって、すごい重いから、どこの部屋にでも
置けないらしいです。
ちゃんと、床がしっかりしているところじゃないと。
もし、1階にピアノがあれば、どこでも
大丈夫っぽいですが、うちは2階にあって。
2階と言っても、店の2階なんですけど、
ここは鉄筋でできてるから、床が抜けたりしない
んだそうです。
父の説によれば。

だから、店の2階にある和室に引越し。

最近、結構続けてピアノを弾いてたんですけど、
父が帰ってきたら、練習をやめなきゃいけなかった
んです。
別に、やめろ!とか言われたことはないんですが、
たぶん、うるさいと思うし、明らかに仕事の
邪魔だから、自らそっと出て行ってた。

で、もし、ピアノが他の部屋にあったら、
いつでも弾けるのにねぇという話を、
父と母と私の3人でしてて。
でも、この話は、もうかれこれ何年も
言い続けていたことだったから、まさか今になって
本当に引越しがされるとは思ってもみなかった。

ところが、ある日、父が、大きなベニヤ板を
数枚持って帰って来て。
「何に使うの?」
と聞くと、日曜にピアノ移動させようと思って、
みたいな。

ピアノには、タイヤ・・・というかコマがついていて、
重いけど、がんばれば押せるんですね。
持ち上げて運ぶのは、絶対に無理なので、
押して運ぼう、という考えだったわけです。
で、その際、床に傷がつくのも困るし、
段差を越えるのも難しいので、ベニヤ板を
敷こう、と。
そのベニヤ板の上を、ピアノが行くわけですね。
これなら、ちょっとした段差も問題ないし、
床も傷つかない。

なるほど。

最初、父はその作業を一人でやると言っていたそう
ですが、結局、母も一緒にがんばってくれた
みたいで。
あとで、腰痛とか出なければいいんですけど・・・。

そんなこんなで、今まで上にいろいろ置かれていた
ピアノがすっきり解放されました。

テレビまで乗ってたんだから、相当に
きつかっただろうなぁと思う。
しかも、かなりの量の埃が。

今まで暗いところで弾いてたから、気付かなかったけど、
和室に移動されて、明るい電気のもとで見てみたら、
すんごい埃でした。
こりゃ、がんばって掃除せなあかんなぁ、と
つぶやきながら、とりあえず仕事帰りに
ソナチネの中の1曲を弾いてみる。

心なしか音がきれいになった気がしました。
やっぱり、上に物なんて置いちゃだめなんですよね。

長年調律してもらってないので、若干音がずれている
ようですが、今までよりも和室の方が音が
よく響いて、いい感じでした。


不思議なもので、今までピアノのふたを
開けることなんてなかった父と母が、
二人とも、ふと気付くと鍵盤を叩いてるという。
ちょこっとだけですけど。
ぽーん、ポーンって適当に叩いてたり、
ドレミファソラシドって叩いてたり。

あと犬に聞かせたりしてました。

おもしろい。
せっかく、移動してもらったから、
またピアノの練習続けようっと。

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