le 10 fevrier
彼のとった行動に、私が「・・・。」と
なって、とんでもなく寂しくなって
ふてくされて、さいてーの気分だってメールして。
その数時間後、彼は姫路駅にいた。
参りました。
降参。
仕事がごたごたしてて、あぁやっと終わった。
帰ろうっと、とケータイを見たら、
彼から続けてメールが来てた。
それらを、読んでいく内に、もう内容も
把握できないぐらいくらくらして来て、
なんだそれ・・・と絶句。
帰りの車の中で、わけのわからない気持ちを
どうしたらいいのかわからず、とりあえず
泣いてみた。
それでも、気持ちは治まらず、治まるどころか
怒りに変わってきてしまい、
「さいてーの気分だ。」と罵りメールを
送ってしまった。
彼は出かけているはずだし、すぐに終わる用事でも
ないし、仮に今電話やメールが来ても、
それに対応できる気分ではない、と思ったので、
家に帰ってもケータイを鞄から出さなかった。
うぇ、食欲ないです・・・と思ったけど、
親になぜ食欲がないのか問われるのが面倒だった
ので、用意されていたご飯を何とか食べた。
おいしいはずのご飯も、こういう状態だと、
全くおいしくない。
味というものが、ほとんど感じられないのだなぁ
ということを知った。
ご飯も終わり、後片付けも終わり、ゆう(犬)と
ちょっと遊んでから部屋に戻った。
怒ってるけど、そんなことより彼からの連絡が
欲しかったので、怒りながらもケータイを
見てしまう。
着信があった。
でも、かけ直さない。
本当は声だって聞きたいのだと思うけど、
素直じゃないので、ふーんだ、と思い
そのまま放置してお風呂に入った。
お風呂から上がってみると、またケータイに
着信があり、メールも来ていた。
「今から姫路駅まで来れる?」
わけないだろ・・・。
「無理。もうお風呂入ったし。」
反応なし。
だいぶん前に、喧嘩なんかした日には、
どんな遅い時間でも会いに行って話し合ったり
する、みたいな話を彼から聞いたことがあった。
まさかね。
まさかねぇと思いながら心配になってきて、
いろいろメールを送ってみた。
「怒ってないから。」とか。
でも、返事が来ない。
電話をかけてみた。
今電車だから、と切られた。
・・・。
やばい。
姫路まで来ちゃったら、帰りの電車がないかも
しれないじゃないか、と時刻表を調べた。
着いて、すぐ折り返せば大丈夫なことが発覚。
よかった。
それを、メールする。
反応なし。
なんでやねん。
でも、私には全く姫路駅に行く意志がなかった。
だって、もう遅いし、お風呂入ったし、
疲れて眠かったし。
しばらくしてメールが届く。
写メが、姫路駅だった。
やれやれ。
来ちゃったよ。
とりあえず、電話する。
○分の電車があるから、それに乗って
帰って、と伝えた。
そう言われて、どうも彼は腑に落ちないようだった。
けど、私は姫路には行かないんだし、
帰ってもらわないと困る。
その電車が出る直前まで、何かをしゃべって、
無事に彼は帰っていった。
何を話したのか、あんまり覚えてない。
彼は、彼の取った行動の説明をして、
私に謝っていたような気がする。
私は、帰って、とりあえず帰って、を
連発していた気がする。
本当に、彼がこっちに向かっているということを
悟ってからは、怒りなんてどっかに行ってしまった。
怒っているどころではなかった。
そして、わざわざ姫路駅にまで
来ていただいてしまって、非常に申し訳なかった。
その日に起きた問題は、その日の内に解決したい、
という気持ちはわからないでもない。
でも、でもね、姫路にまで来るかなぁ。
確かに、私は電話が苦手な方だし、
会って直接話す方がいろんな誤解も起きないで
済むだろうとは思いますけども。
だけど、も少し時間を置いた方が、冷静に
話せるってこともあるじゃないですか・・・ねぇ。
どうなんでしょうか。
ほぇ~。
結局、本当にもう私は怒ってなんかないし、
たぶん元通り。
お昼には、遠くから電話がかかってきて、
笑いながらたわいのない話をした。
・・・そもそも、悲しいような寂しいような
気分になって、それに怒りが混じった時点でも、
大切な指輪を外したりはしなかったんですよ?
いじけてすねてて、電話してきて欲しかっただけ
かもしれない。