生まれて初めてが多い日々
12月3日(日)
近鉄花園ラグビー場まで、ラグビーを見に行く。
昼前に待ち合わせ場所で内田先生、Sさんと合流し、めざすは花園ラグビー場。
先週のアメフトに引き続き、これまた生まれて初めてのラグビー観戦。実は先日から「ラグビーを見たいな~」とずっと思っていた。すると、ふとしたことで見せていただく機会を得たのである。やっぱり神様っているのですね!的な悦びと、本日会った方全ての方との不思議かつさまざまなご縁に感謝して、ありがたく観戦させていただく(平尾さん、チケット頂きましてありがとうございました。涙出そうでした)。
観戦するのは、「ジャパンラグビー トップリーグ2-006-2007《第8節》」のうち、ワールドファイティングブル対神戸製鋼コベルコスティーラーズの試合。スティーラーズが、あの平尾さん所属のチームだ(もちろん応援しに来たのはこっちのチーム)。
会場入口で、まずは内田先生に伴って平尾さんにご挨拶。残念ながら、平尾さんはまだ試合には出られない状況であるらしく、今日はビデオ撮影係とか。ここで本日の観戦仲間のEさんと合流できるはずだったがうまくいかず、別の席で観戦することに。
座席に移動。前半後半ともに、スティーラーズのチーム内のパスが乗るまで、やや緊張感のようなものが見え隠れしないでもなかった。前半中盤のスティーラーズ先取点によって、グラウンドが暖まってきた。相手方のワールドによる際どいパスもいくつかあったり、冷や冷やの場面があったりしたが、結果12対29。ともあれスティーラーズの勝利であった。
表で見る試合は実に寒い。どこかラグビーは実に面白い。また見たい。そんな印象を持った。うーん、ほんとうにおもしろい。じわ~っと今頃、なにかはわからず、そう思う。言葉にできないのだが言葉にしたいようなしたくないような。やっぱりできないような。そんな気分で歩く帰り道。
12月2日(土)
夕刻は吉例ゴルゴンゾーラの会。
今宵の会場は、肥後橋はピッツェリア・ラ・ポルタ。最寄駅に着くなり、どうもこの辺りの様子には見覚えがあるぞと思ったら、「デイリースポーツビル」の前でした。(大阪の地図がほとんど同じに見えて仕方ないのです。おまけに滅多に大阪に出ないので、さらによくわからない)。
会の名称にちなんだ料理には、今回「ピッツァ」が選らばれました。えらくボリュームたっぷりで、おいしかったです。
会員各氏からの驚き!おもしろ報告もあり、話題盛りだくさんで何よりでした。
12月1日(金)
毎月1日は映画の日であり、今月は特にアクトアゲインストエイズの日。
戦うわけではないが、夕刻はミュージカル「RENT」を観にいった。
ミュージカルは英語上演で、日本語字幕スーパー付きだったが、歌を聴いている分には、字幕を追わない方が観賞しやすかった。
さわりの音楽が実に心地いい。ミュージカルそのものもおもしろい。
最近では映画化もされ、早くもDVDになっている。予習に見ていたそれのおかげで、随分とストーリーも追いやすかった。
アメリカという国の抱える問題の断片を見たような気がした。アメリカという社会の奥底は結構浅く広いのか。それとも深く根ざした奥底に、見えない何かがあるようで何もなかったりするのだろうか。
11月30日(木)
念願の村上春樹訳の『グレート・ギャッツビー』を買った。まずは訳者の「あとがき」から読んでしまう。
11月29日(水)
今日食べたらよかった。ちりとり鍋。だって今日こそ、いい肉の日。
11月28日(火)
心斎橋に出た。またもや人生初に出会う。
今回は「ちりとり鍋」。(数日前にスーさんも召し上がったらしいからご存知の方も多いだろう)。ここのところ、初めてのものに出会うことが多い。もちろん今日一緒に行ったメンバーだって、一緒に食事したのは初めてだ。だから、取りようによっては、初めてものということにもなろう。場所は「まつりや」焼肉鉄板焼。(年中無休、午後6時~ミッドナイトまで営業)。
ちりとり鍋に使う鍋は、ほんとうにあの「ちりとり」を思わせた。掃除用に使う「ちりとり」と違うところがあるとすれば、それは塵を出し入れする出入口がないことだった。掃除に使うちりとり本来の用途は、塵を集めて多くをいっぺんに運び、捨てることである。食べ物を扱う鍋に使うものには、そのような出入口は必要ないので、出入口はなかった。だから鉄でできた薄い鉄板は、ほぼ真四角の正方形になっており、向かい合う二辺の真ん中には、細い取手が付いていた。真四角の鉄板の底板から約45度の角度をつけて、三センチほどの鉄板が囲む。そんな鍋のような鉄板のようなものだった。
食べ方は結構ざっくばらんだった。鉄板のような鍋のような容器の上で、その店自慢の甘辛ゴマダレを煮立たせる。煮立って来るか来ないか野タイミングで、牛や野菜をぶち込んで焼く。それだけだった。実際には「焼く」と「煮る」の中間といったふうで、まさに「鍋と鉄板焼きのあいのこ」のようなものらしかった。最初に頂くのはレバーと相場が決まっているらしく、「ナマでもいけます」ということだった。そのうちミノ、ウテナなどをもりもりと頂くようになった。発祥は大阪平野という辺り。おいしい食べ方は広まるそうで、いまではこれ以外の地域にもあると聞いた。初めて聞いた鍋の由来や裏ネタもなかなかおもしろかった。〆のうどんは「難波のカルボナーラ」。もちろん卵を絡めるのがお決まりとか。大阪は食べものがおいしい。そして人も熱い。
11月27日(月)
さあてと、月曜日だね。がんばろー、一週間。
11月26日(日)
生まれて初めて(だと思う)アメリカンフットボール観戦。
高校生のときに一度だけ見たような気もするが、なにせ異国の地でのことだったので、遠い記憶と映像しかない。いや、試合そのものに騒ぎ捲った記憶はある。だが、それがフットボールだったのかどうか、いまとなっては、たしかな記憶はどこにもない。覚えているのは雨だったことくらいだ。鞄に詰め込んでいた文庫本(ゲーテだったと思う)が、雨に濡れてくしゃくしゃになってしまったからだ。くしゃくしゃになった文庫本は乾かすと紙が膨張して本来の厚さの倍くらいになり、とても読めたものではなかった。だから、わたしはそのときに限って、ゲーテよりも深く悩んでいたような気もする。
昼過ぎ、小雨の降るなか神戸ユニバー競技場へ。既に陣取って頂いた席には、浜松スーさん本日エスコート役のゑびす屋さんが待っておられる。カンキチくんも座っている。
試合は関西学生アメリカンフットボールリーグの決勝戦。出場校は、関西学院大学ファイターズ対立命館大学パンサーズである。どちらも実力は五分五分らしい。だが、ファイターズはここ4年間、決勝戦でいつもパンサーズから勝利を逃していた。だから最近では、「所属する学生は誰も甲子園ボウルに行ったことがない」というようなチームになっていた。それでかどうか、決勝戦まで行くものの、勝ったことがないファイターズは、勝った感触あるいは決勝戦で勝つことに慣れていないふうであった。「宿敵パンサーズに勝利する」という思いが強くなるに連れ、その思いとは裏腹に、うまくいかないファイターズだ。その点パンサーズはこなれていた。試合のみならず、審判への気配りなど、何をおいても、随分器用にこなしていたように見える。それがいいとか悪いという問題ではない。ちょっとした気配り的な行動が、ややもすると試合の進行具合に関わっているような気がした。おかげで、ちょっと不器用で気が利かないようなふうに見えるファイターズが、気が気でなかった。まるで第一子と第二子の子どもの特徴をうまく示しているような、そんな試合にも見えた(あくまで素人目だが)。
それはさておき、実はこれまで一度もアメフトを見たことがないので、当然のようにルールもよく知らなかった。それを知ってか知らずか、キックオフ早々、ゑびす屋さんが、懇切丁寧な解説をしてくださった。それがすごくわかりやすくて、ありがたかった。やっぱり物事は何でも知っているひとに聴くのが一番だ。おかげでハーフタイムの頃には、なんとか試合の流れだけは抑えることができるようになっていた。ファイターズのスクールカラーを基調にしたブルーのハリセンを手に、やんややんやと応援した(だってお隣だし。何かとご縁があるし)。
試合は後半ややもつれたかに見えたが、なんとか5年ぶりに勝った!おめでとー。目指すは甲子園ボウルでの勝利だ。がんばれー。
勝利の女神は「青」に微笑み、我々は祝杯のビールを手に熱く笑った。
11月25日(土)
合気道の稽古の仕方や受け方についての語りを聞く。聞いているうち、いろいろなヒントを得た。それはちょうど、木曜の多田先生のご説明にあった部分と引っかかるようなところが、いくつかあったからである。それはまた、ちょうど内田先生からお聞きしたこととも重なることがいくつもあった。どれもみな違う言い方なのだが、言っていること、つまり求めていることは同じような気がした。内田先生という先生に出会うことができて、ほんとうによかったと思う。先日の先生の祝辞ではないが、ほんとうにそう思うのだ。
11月24日(金)
一夜明けて金曜日。夜風が急に冷たくなった。本格的な冬である。ちょっと分厚めのコートがいりそうだ。ああ、コート欲しいな。
11月23日(祝)
自由が丘道場45周年記念稽古会と祝賀会がある。新幹線で東京へ。
多田先生の稽古会を受けて、その後ぞろぞろと祝意会へ。合気道の仲間に会えるのは、非常に愉快である。東京での夢のようなひとときだ。
祝賀会のあとそのまま投宿して、ひとときの東京滞在を楽しむこともひとつの時間として可能だったかもしれない。だが、居座ると、もう戻れなくなりそうだったから、後ろ髪を引かれつつ、ゆりさま@自由が丘道場に見送られながら、祝賀会会場をあとにした。