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パリのともだちと東京で会う

le 13 mars

東京はとおい。
週末、東京の友だちに会いに行って来た。

パリで同じ語学学校に通っていた友だちの
内の一人が、5月にまたパリへ行ってしまう。
しかも、今度は長く行ってしまうので、
そうなるともうなかなか会えないだろうし、
その前に一度会いませんか?ということで。

てか、今回会ったのも約3年ぶり。

私は、大学の関係で彼らより一足先に帰国して、
その夏、まだ彼らがパリにいるときに10日ほど
遊びに行って・・・それ以来会ってなかった。
日本にいたのにねぇ。
ははははは。

それにしても、東京というところは人の多いところですね。

東京駅に着いて、降りた人の波に流されぞろぞろ
歩いてると、ため息とともに「すごい人やなぁ。」
という関西弁が聞こえてきたりして、到着したとたん
ぞっとしている人たちがいたようでしたけど。
私も内心同感。
私は、普段地元でほのぼの過ごしているわけですが、
ホント、この駅には「ほのぼの」の「ほ」すら、
がんばって探しても見つからないだろうなぁ。


泊まるところは、その5月に渡仏するお姉さんが
予約してくれていて、レディースプランでチェックアウトが
午後1時までという、フランスのプチホテルみたいな
かわいいところでした。
で、ご飯は、また別の人が予約してくれていて、
そこで他の人たちと合流。

私以外の3人は、東京で暮らしている人たちで、
再会してしばらくの間は、初めて語学学校で
出会ったときのような、不思議な違和感が・・・。
まぁ、すぐ慣れるんですけど、なんか
あるんですよ、違いのようなものが。
どこに行っても同じで、一人、ぽんっと違う土地に
行くと、自分以外の人の空気感みたいなものに
抵抗があって気持ち悪いというか。
たぶん、1対1のときよりも複数対1のときの方が
圧倒されてしまって戸惑う。

ま、食べながらわいわい言ってたら、やっぱ
変わってないなぁって思って何となく馴染めるん
ですけど。
この3年ほど直接会ってなくても、メールはしてて、
メールだと何も感じないのに、実際に会うと
ちょっとひるんでしまうのは、一体何なんだろう?

言葉の違いもあるのかな。
関西弁じゃないっていう。
メールだと、私はほとんど標準語だし、
フランスにいるときも標準語をしゃべってて、
これは愛知にいるときも同じなんですけど、
なぜか一人で関西を出ると標準語になる。
というか、関西弁が出てこなくなる。
今回、東京に入ったときも、標準語をしゃべろうと
してて、でも話し始めはぎこちなかった。
寝て起きたら、ほぼ完璧に標準語になってましたけど。
そういう部分も手伝って、変な印象を受けるのかも。
あ、あと東京のことが全然わかんないから
ってのもあるかも。
歳が違うってのもあるか。


いやぁ、でも彼らはほんとほとんど変わってなかった。
私も、ほとんど変わってないんですけど。
ただ、結婚や仕事を控えているということと、
場所が日本であるということなどで、少し変化が
あった気がする。
3年前は、みんな仕事とかなかったし、結婚もちゃんと
考えてなかったし・・・私なんて学生でしたし。
今よりも全体的に開放的だったかな。

昼間からモナコとか飲んでて、ホント楽しかったよねー
とか話してて。
確かに、私もワインとかモナコとかキールとか
シードルとか、いっぱい飲んでた。
時間さえあれば、カフェに行って、
カフェクレーム飲みながらしゃべってたし。
あんな時間の過ごし方って、この先もできるのかなぁって
思いますけど、たぶんなかなか無理でしょうね。
もうこの次だと、老後とかになっちゃいそう。

今年で26になるんですけど・・・とか言ってると、
え!さっちゃん26?とかって驚かれて、
そりゃ、うちらも30になるはずだわ、って。
よく考えたら、出会ったときの彼らの歳に、
私が近づいていて。
そう考えると、ほんっとに時間って早いなぁと
思うんですよね。
26かぁ。31かぁ。
みたいな。
体力落ちたよ、とか言ってましたけど、
きっと4年経ったら、私が、最近体力落ちましたよー
って言うことになるんだろうな。


渡仏予定のお姉さんは、私と一緒にプチホテルに
泊まったんで、パリの話とか彼の話とか不安なこと
とか結構いろいろ聞けて、東京に行ってよかったです。
表参道ヒルズも見たし?
ヒトの多さが、ノミの市並みでした。

彼女は、やっぱりみんなパリには
来てくれないんだ・・・って嘆いてましたけど、
まぁねぇ、実際、行くには必要だけど足りないものが
たくさんあって、すぐには行けないです。
でも、私はその内再び行くと思うんですけど。
その内ってのが、2年後なのか5年後なのか10年後なのか、
それはわからないけど、ずっともう一回行きたいなぁ
って思ってるから、条件が揃えば行くはず。

その、彼女が不安なのは、ほぼ家庭に入る感じで
パリへ行くという部分にあるようで。
確かに、一人で行くわけだし、学校に行くわけでは
ないし、友だちなんていつできるかわかんない、と。

けど、行ってしまえば、今不安に思っている
事柄については意外に早く解消できてしまう
のではないかなぁと、私は思います。
絶対何とかなるし。
向こうでは一人じゃないわけだし。

聞いてると、結構楽しそうな感じなんですけどねぇ。
まぁ、渡仏と結婚が一緒に目の前に現れちゃったんで、
その分戸惑ってるのかもしれないなぁ。


朝ごはんを食べながら、彼女が住む地域について
聞いていて、モテピケの駅の辺りなんだけど・・・
って説明してもらいながら、モテピケでつまずいた。
モテピケ?モテピケ・・・。
聞いたことあるなぁ、どこでしたっけ?
とか言ってたら、さっちゃん乗り換えしてたじゃない
って言われ、やっと思い出しました。
最初の一ヶ月間ホームステイしていた家が、
メトロの10番線の終点で、そっからモテピケまで
行って6番線に乗り換えてたんだった。
一度思い出せば、そっからばーって拡がってって、
そういやそこにマルシェあったなぁとか、駅前に
モノプリあったなぁとか思い出したんですけど、
自分の記憶がパリから遠いことを実感した。
新しいことが入ってきて、奥に押しやられちゃった
んだなぁ、たぶん。

うわ、でも懐かしいなぁ。
東京で話してるときも、いっぱい懐かしいなぁと
思ってたけど、今こうやって書きながら、
また再び懐かしいと思う。


そういえば、日本語を話す人が近くにいないってのも
不安要素に含まれているようで・・・。
確かに、うちらは語学学校に行ったから出会ったわけで、
普段の生活で日本人に出遇う確立は低いのかも
しれない。
言葉上のストレス?

そうそう、やっぱり、細かい部分の意思疎通が
なかなかできないって言ってて、それはストレス
溜まるっぽいですよね。
日本人同士でも、伝わらなくてイライラすること
があるぐらいですもんね。

それを思うと、やっぱなかなか大変なのかなぁ。
うーん。
好きだから大丈夫!なんてことはないって話
なんですけど。
出来るだけ早く問題が解決して、
パリから楽しいよっていうメールが届くように
なればいいなぁ。


東京駅で、母から頼まれた「ごまたまご」
を買って帰る。
これ、おいしいですよ。
東京たまご、ごまたまご。

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2006年3月13日 20:26に投稿されたエントリーのページです。

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