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25歳のとまどい

le 9 janvier

「女には勝ちも負けもないのだ・・・。」
って、そりゃそうだろう。

あ、先生、『相撲甚句』って何ですか?
み、民謡??(ウチダ注:「甚句」というのは七七七五調の歌詞の民謡。神事に起源があるので「神句」と書くという説もあります。そういえば、相撲というのはもともと巫祝儀礼だったわけで、シコを踏むのは土地の神を鎮める儀礼だし、塩もまくし・・えっと話が長くなりそうなので、相撲甚句のことはいずれまたね)

女には勝ちも負けもないって話ですけど、
『負け犬の遠吠え』のドラマを見たんですよ。
本は読んでないんですけどね。
別にそんな泣く話でもないような気がするんですけど、
ちょっと最後の方、半泣き。
どっちも幸せそうだけど、同時に悲しそう。

勝ち組とか負け組とか、盛んに言われてましたし
今も言われてるみたいですけど、あんま興味なかった。
自分が負け組っぽいから、あえて興味持たなかったのかなぁって
自分で思ってたんですけど、なんかつまんないなとも
思ってて。
その、勝ってるらしい人が本当に毎日いきいきと
心から楽しい生活を送っているかどうかわからないし、
負けてるらしい人が本当に負けを認めて悲しげに
過ごしているのかどうかもわからないし。
まぁ、違うと思うんですけど。

30歳過ぎて結婚してなくて子どももいなくて
負け組とか言われても、その人が日々幸せだなぁって
思ってたら負け組じゃないっぽいんですよねー。
分け方が、意味わかんない。

ただ、ドラマ見ててちょっと怖くなった。
歳とるのってやだなぁ、みたいな。
(二十歳のときにも思った気がするけど。)

私、今年25歳になるんですよ。知ってました?
25歳とか言われても、へーって、何の実感もないですけど、
恐ろしいなぁってなんとなく思う。
化粧水のCMとかでも、「25歳からの~」とか言いますよねぇ。
25歳ってそういう年齢なんですよ!?
なんだそれ。

でもやっぱり、親とかおばあちゃんとか何故か近所の母の
友だちとかね、そういう人々が結婚の話をしてきたり
するわけですよ、この歳になると。
私は、いっつも「結婚は30歳過ぎてから」って、
言ってるんですけども。
まぁ、おばさんとかおばあちゃんは、人の言うこと聞いてないですからね。
聞いてたとしても、次会ったらほとんど必ず、同じ話題
出してきますから。
「働かんともう結婚したらえぇんや。」ってね。
一体、誰と・・・?
近所のおばさんも、「ヒロキくんと結婚しー。」って
言うてますけど、うちら面識ないですからね。

私が30歳とか言ってるのは、あと5年ぐらい
働いたりふわふわしていられるような時間が欲しいなぁと思うからなんですね。
結婚したらそういう時間が減るでしょうから。
あと、我慢がまた増えたり。

こう言うと、そんなことを言っている間に相手がいなくなって、
友だちたちもそれぞれ結婚していって、一人になっちゃうのよって
言われるんですけど、まぁ、そういう事態がないとは言い切れない。
むしろ、あり得る・・・。
最近、とりあえず結婚は遠くなるような予感があるんで。
嫌だなぁ。
その頃にはきっと、もう自由な時間なんていらないって言ってるんですよ。

だけど、わぁーいって結婚してうまくいかなかったら、
これまた嫌ですよ。
旦那も子どもも話聞いてくれないみたいなね。
こっちの方が怖いんじゃ・・・。

あーぁ。考えると、ホント嫌になるな。
まだ幼くって、おじいちゃんもおばあちゃんも元気で
家の仕事もそんなに忙しくなくって、時間がゆっくり
流れていたような気がする頃が、一番よかったような・・・。
まぁ、あれですね。
孫がどうとか、気持ちはわからないでもないですけど、
考えても仕方ないんで、別に考えなくていいや。ははは。

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2005年1月 9日 13:32に投稿されたエントリーのページです。

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