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さっちゃんのちょっとダルな五月

le 15 mai

テレビに山崎まさよしが出ていた。
そして、新曲を、なんとギターを持たずに歌っていた。
昔、雑誌か何かで、ギター持たんかったらカチカチになって
歌えませんよ、みたいなことを言っていたまさやんが、
ギターを脇に置いて歌っていた。
でも、代わりにサングラスをかけていて、
まさやんの右手は、音をとってるかのように
ずっと上がったり下がったりしていた。
スガシカオがサングラスをかけていても、
それはシカオちゃんの一部のようだけど、
まさやんがかけると「サングラス」だった。
来週、新曲買いに行こー。


夜9時前、近所のスーパーに単2の乾電池を買いに行った。
ここへ行くといろんな人に会う可能性があるから、
普段はさりげなく避けている。
この町内には、コンビニはない。
その代わりに、このスーパーが0時まで営業している。
そして、学生がよくここでバイトをする。
だから、2、3年前までは、レジに必ずといっていいほど
同級生の誰かがいた。
知っているおばさんに会うのも嫌だけど、同級生に会うのは
もっと避けたいことだったので、できるだけ近づかないように
していた。
が、今日は、何も考えないでふらふら母について行ってしまった。
最近は、レジに知ってる人がいないとわかっているからなのか、
ホントにただぼんやり行ってしまったのか・・・。

どっちでもいいけど、こういう時に限って、会うんですよね。

乾電池を買いに行ったものの、ついでに明日の材料も物色してて、
結局カゴいっぱいになってしまったものを、母がお金を払っている間に
袋に詰めていたら、背後で母が誰かとしゃべっていた。
何気に振り返ると、笑いながら「久しぶりやなぁ。」と言われる。
「あ、うん。」にこにこーって自分で勝手に笑顔になりながら、
その人が誰だかわかってるんだけど、まだわかってない状態で、
その直後にそのまま笑いながら、彼が同じ地区の同級生だということを、
確実に認識する。
確かに、久しぶりだ。
成人式に、お互い出席してたけど、そのときにもしゃべってない。
てか、出席しているということを耳にしただけで、
直接顔を合わしてもいない。
ということは、小学生以来。
成人式で、彼のことがさわさわさわーっと伝わってきたのは、
彼が結婚していたからだ。
幼いときからやんちゃ系で、小学校高学年の頃には
相当に悪びれていた人なので、私は内心いつもびくびくしていた
気がするが、そんな彼も二十歳のときにはすでに結婚していて、
今では二児の父。
父親なんですねぇ。
父親かぁ。
一家を支えているわけですから、それなりに貫禄が出てくるんでしょうねぇ。
どう見ても、私と同級生には見えない。
それは、老けてるとかじゃなくて、何か漂ってるものがね、
こう、違うわけですよ。
すごいなぁと思いますね。
今の私には、結婚なんてそんなんとんでもない。
その、新しい家族とか親戚の一員になって生活するなんて、
到底無理やもんなぁ。
まぁ、幸い相手がまだいないので、そんな心配も要らないんですけども。
やっぱり、同級生が、どっちかと言うと悪ガキだった少年が、
ちゃんと父親になっている姿というのは、きますね。
えらいなぁと思う反面、自分の不甲斐なさというか・・・
なんかため息が出る感じでしたねぇ。
いやぁ。
えらいなぁ。

le 11 mai

朝の8時前に、ケータイにメールが来て、
ケータイが運悪く枕元にあったので、目が覚めてしまった。
フランスで友だちになった関東在住の友だちから。
私が最近全く連絡しないので、生きてるかどうかの確認?
だった。
返信もせず、ケータイを左手で握ったまま
うつ伏せに倒れ込む。
ねみぃ。
すると今度は、コンポが鳴り出す。
私が、毎朝8時に鳴るようにセットしているからだ。
くるりの『グッドモーニング』(というタイトルだけど、
目が覚める!という感じでは全くなく、ある朝の風景が
スローモーションで流されているような、どちらかと言うと、
眠りに導かれるような曲。)が、ジワジワ始まる。

朝か。

さっきのメールには、元気ですよー家にいますよー、
と返信。
同じく、フランスで友だちになった関東在住の別の友だちと
共に、私のことを心配してくれていたらしい。
ありがとうございます。すみませんでした。
最近、パソコン開けるのが怖いんで、メール送ってなかったから。
メールをもらってた場合には、あ、返信しなきゃと思うんですけど、
なかなかパソコンに向かおうという気になれないんですよ。
それで、送らなきゃなぁと思っている内に1週間とか
あっという間に過ぎちゃって、もうどんどん過ぎちゃって、
どうしたのかしら?となるわけですね。
何か、パソコン開けるのがめんどくさいんかなぁと
思っていたんですけど、めんどくさいと言うか、怖いなぁって
なってきて。
ノートパソコンを開けて立ち上げるぐらい怖くないですよ。
これは、めんどくさいってのはありますが。
その後、ネットに繋ぐ。これが、だんだん怖くなってしまったんですね。
なんかこう、対人恐怖みたいな感じですか?
部屋に放置してるケータイに、気付いたらメールが来てるときも、
めっちゃドキドキしてケータイ開きますし。
はっ、メール来てる・・・って。
やれやれ。何なんだ。


全然関係ないですけど、つばめが来たんですよー。
2羽。・・・3羽?
3羽なんですねぇ、これが。
1人小さいんで、この人らの子どもかなぁ、でも子どもも
一緒に来るわけ??みたいな感じで、謎なんですけど。
おかしいですよねぇ。
前の年に生まれた子どもが、自分の生まれた家を覚えてて、
その家に大人として卵を産みに帰ってくるとかって、どっかで
聞いた気がするんですけどねぇ。
まぁえっか。
私が小さい頃は、毎年のようにつばめが来てて、
店の入り口の上によく巣を作ってたんですけど、
何か、あるとき、おじいちゃんが意図的に巣を壊しちゃって、
それ以来、近くまで飛んできてるけど、うちには
巣を作らなかったです。
巣を壊されたときには、そりゃぁショックでしたよ。
忘れられませんもん。

だから、久しぶりなんです。つばめ。
去年なのかもうちょっと前なのか、もう忘れてしまってて
わからないんですけど、つばめたちがやって来て、
巣を作り始めたものの、途中で断念してどっか行っちゃって。
その年は、すずめがやたら多くて、しょっちゅうつばめの巣にまで
来てたから、ヤツらがいやがらせをしたのではないかと。
今回のつばめたちは、その前回途中になっている場所で、
また新たに巣を作ってます。
そこ、車止める場所なんですけど、うちらが車で帰って来ても、
塀の上にちょこんってとまったままの時があって、
車から降りずにしばらく見てたんですけど、ふわふわってしてて
かわいいですねぇ。
私のイメージでは、黒い体で頬が赤い、その赤さが赤すぎて
かわいくなかったんですけど、実際近くで見ると、
赤すぎる気はするけど、それよりも頭のふわふわっとした感じが
勝ってて、すごくかわいい。
そして小さい。
手のひらに収まってしまいそうなくらい。
上手く巣が完成して、雛が生まれるといいなぁ。


話は変わりますが、最近、気付いたら母親の補助役みたいに
なってて、まぁ家事も手伝うわけですけど、それ以外のときにね、
本を読んだりFM聞いたりCD聞いたりテレビ見たりを
繰り返してたんですよ。
そしたら飽きてきて。
テレビって、ほとんどおもしろくない。
特に昼間。

時間があるんで、車でイトーヨーカドーまで食材買いに行ったりとかね、
母がやらない広告チェックをちゃんとして行ったりもするんですけど、
毎日毎日掘り出し物があるわけじゃないし、いつものスーパーの方が
いい場合もありますよ。
だから、買い物も大して時間使わないわけです。
仕事を探さんかい、と。
ただ、そういう気が起きないときに、なんぼいやいや探しても
だめなんじゃないかなぁと思いますね。
それに、気力ゼロだから、動こうとも思えないんで。

そこで、あ、そうだっと思ったのが、ピアノを弾こう、と。
今まで度々、久々にピアノ弾きたいなぁと思ってましたけど、
いっつも実行には移さず終わってたんです。
でも、今回は、本当にピアノに向かいました。
たぶん、ほんまに暇なんやろうなぁ。
私のピアノは、小学六年生止まり。
それ以来、弾いてないに等しい。
最後の方に習った曲で、ソナチネって本の9番目の曲が
好きだったので、とりあえずそれを弾いてみる。
弾き出して、あぁそうそう、って思い出しますけど、
やっぱり指が動かないですね。
なめらかさがどこにもない。
そう思いながら、隣の曲も弾いてみて、気付いたら
3時間過ぎてました。
習ってるときでも、3時間も続けて練習したことないな、きっと。
練習が、嫌いでしたからねぇ。
今弾いてみると結構楽しかったなぁ。
まぁ、さすがに、いきなり3時間とか弾いてたんで、
手首が重くなってますけど。

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2004年5月16日 20:15に投稿されたエントリーのページです。

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