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2005年09月 アーカイブ

2005年09月06日

台風の季節

9月4日
台風は、どないなるのやら。
朝から、土砂降りで、酸素が薄くて、胸が苦しい。
なんとか出勤したけれど、今日中にすませようとしたノルマはできなかった。
でも、台風が気になるので、雨が小降りのうちに、家に帰ってきてしまった。
少し、止んでいたが、また雨が降り出した。

今日残してしまった事は、締め切りの関係で明日中に何とかせねば。
催促の電話かかってきてしまったし・・・
やばい。

体調のせいにして逃げるつもりはないが、阪神戦を見てしまい、仕事に手が着かない自分の意志の弱さは認める。
阪神、しっかりせえや。

9月3日
週末は暑かった。
そして、今、台風が接近している。
暑さと、湿度の高さで、身体がますます弱ってきている。

家に帰ると、しんどくてしんどくて何もできない。
仕事は、溜まっていて、9月になったら全力投球しないと、締め切りなど、諸々の事が間に合わないのに。

それでも、頑張って文博に映画を見に行った。
どちらも、以前見ているが、記憶が曖昧になって今もう一度見直して確認したい事があったからだ。
稲垣浩の作品である。
『諧謔三浪士』と『馬場の忠太郎 瞼の母』の2本。
千恵プロ時代の作品で、サイレントである。
サイレントをサイレントのまま見るのは、疲れた身体にはつらいところもあるが、名作といわれるだけあって、ほろりと泣かされる。
忘れていたシーンもあって、しんどいと思っていても、観に行って本当によかった。
映画は、特にサイレントは、集中力が持たないから、ちゃんとスクリーンで観るのがいい。
さて、仕事に生かさなくては。

9月2日
テンションを挙げようとしたら、微熱の日々が続く。
暑いと思っていたら、熱があったのだ。
それでも、自分の中で毎日の内容を少しずつ濃くして、テンションを挙げたつもりだが、無理があった。
なんと、今度は環境がおかしいか何かで、パソコンが入院。
情報課に泣きついて、直してもらっていた。

今週1週間入院して、今日、漸く退院。
いろいろ質問され、説明されるのだが、用語が全く分からない。
呆れられながら、言われるとおり、確認をして、ちょっと使いやすくなった気がする。

この後、あわてて仕事場を後にして、主治医のところに行く。
パソコンとともに、私も調子が今ひとつなのと、検査結果を聞きに行った。
なんと、「栄養失調気味」と診断される。
はあ?

後は、すべて正常値。
でも調子は悪い。
いろいろ話していて、ふっと主治医が聞く。
「ちゃんと漢方飲んでいる?」
「ええ、食前に。でも、夏ばてで食欲がなかったら、1日1食の時は1回しか飲んでいないので、食事の回数によります」
「それや。あのな、食事はせんでも漢方は1日3回のまなあかん」と叱られる。
そうか、そうやなあ。
今日から、漢方だけは、きっちり飲みます。

8月28日
はああ、今日は疲れた。
朝から、謡に舞に、雑用に。
なんで、こんなに気疲れしてるんやろう。

謡では叱られるし、仕舞では注意されるし。
しゃあない、稽古不足やさかい。

でも、これで8月の気にかかる事、あるいは自分に言い訳できる機会が、終わった。
もうすぐ9月。
夏も終わりやし、毎日の仕事のテンションを挙げていかな。

8月26日
仕事が溜まっているのが分かっているクセに、今日はお休み。
実は、日曜日に内輪のお稽古会があるのだ。
しかも、前半にお稽古が集中していたため、今月は1回しか稽古をしていない。
やばい。
朝一番で、診察券をだし、お稽古場に行き、稽古をつけてもらう。
午後、病院に行き、前回の健康診断の結果がひどかったので、尿検査と血液検査をしてもらう。

あわてて家に帰り、早めに着いてしまった業者の人を待たせて、走る。
CATVをアナログからデジタルに変更するための、変換工事をお願いしていた。
家があまり片付いてなくて、恥ずかしい。
いろいろ説明をしてもらい、デジタルだと画面がこんなに綺麗なんだと感心する。
実は、9月から時代劇専門チャンネルで、雷蔵の映画を130本やるという話を聞いた。
デジタルにしないと、時代劇専門チャンネルが映らない。
そこで、駆け込みのように、工事を頼んだのである。

ゆっくりと、来月の番組表を見て、唖然。
なんと、1月に130本やると勘違いしていた事に気がついた。
9月末から、毎週1本するので、こんなに慌てて設置する必要なかったんや。
ほんまに、うっかりもんやわ。

8月24日
自分のために時間を使いすぎた8月前半。
仕事が山のように溜まってきた。
にもかかわらず、何のストレスか、怪しい料理を作りたくなり、今日のランチは素麺を使ったオリジナル料理を、同僚に毒味させる。
美味しいと言ってくれるので、嬉しい。
でも、あまり褒めると、図に乗って、訳の分からない料理をどんどん食べさせられる羽目になるから、気をつけた方がええよ。

作る私は楽しくて仕方ないんやけれど。
そんなことせんと、はよ仕事を片づけてかな。

8月22日
昨日結婚式を挙げた友人が用事があるため、今日ははるばる海外からきた彼女と一緒に大阪や京都で遊ぶ。
5年ぶりだが、とてもいい子で、私も大好きである。
さすがに、フランス語で電話からの待ち合わせが困難になり、急遽、英語に変更。
彼女は、今はロンドンで語学教師をしているのだから、もちろん英語も当たり前のように喋る。
時々、英語を直されながら、(教師の性、でも嫌みではなくありがたい)キャーキャー騒いで、おみやげなどの買い物を中心に朝から、19時過ぎまで遊んだ。
付き合ってくれたからって、お昼御飯までおごってくれて・・・
日本は物価高いのに。
Merci!

最近、買い物に友達と行く事なんてなかったので、ほんまに楽しかった。
こうやって、無目的にうろうろして、だらだら話して、そういう時間は贅沢だと思うし、今日はリッチな1日を過ごした気分だ。

8月21日
暑い。
でも、雨が上がってきたのでよかった。
二次会に呼ばれているのだが、絽の小紋を着ていく事にしていたのだ。
着物を着ると、汗がだらだら流れる。
あああ、着物を着る時はエアコンが必要やなあ。

まだ小降りだったので、暑いがレインコートを着て高島屋前で待ち合わせ。
雨は止んでいたが、MKをつかまえて、会場までのせてもらい、しっかり着物割引をしてもらう。
友人の友で、5年ほど前、遊びに来ていたフランス人も来るという。
久し振りに会い、しどろもどろのフランス語で話す。
他にも、懐かしい人たちが参加しているので、肝心の主役とはあまり話せなかったけれど、一種の同窓会的な楽しさだった。
お二人とも、本当にお似合いで、ステキだった。
月並みだが、末永くお幸せに。

8月19日
どうも、調子が今ひとつ。
だけど、日曜日は友人の結婚式。
もう少し、体調を整えねば。

8月17日
敷地内に宿泊すると、こんなに出勤が楽なのか。
毎朝、結構な時間かけて通勤している自分があほらしく思える瞬間でもある。
とはいえ、家に帰ってくると、住み慣れたこの区域が一番好きだ。
京都には、市内であれ、よう住まんわ。

着物を干して、祖母宅に泊まりに行く。
昨日の送り火がよほどよかったらしく、また、ご馳走がとても美味しかったらしく、祖母は何度も何度も、嬉しそうに話していた。
「最後の見納め」なんて、言わんといて下さいね。

2005年09月07日

おっかさん

9月6日
あまりに、恥ずかしい間違いをしてしまったので、訂正させて下さい。
私が観た映画は「番場の忠太郎」です。
弱っている・・・
「ばんばのちゅうたろう」と一括変換した時点で、「ばんば」に「番場」以外の漢字の選択肢があるとは、全く思っていなかった。
だから、今日見て、びっくりした。
驚愕した。自分で書いたのに。

もう一つ、よく見れば、パソコンが帰ってきた時点から、どうも日時の感覚もずれている。
昨日書いたはずなのに、なぜ、4日の日曜日のなっているのだろう?
とはいえ、今日も「ええっと、今日って何日?」とか「何曜日?」、「先週の日曜日って何していたっけ?」というていたらくな有様。
意識が、朦朧。

誰か、教えてくれい!
やっぱり体調が悪いと今晩思った事がある。
台風の直撃を避けたのか、うまく雨が止んでいる。
ちょうど、切れ間に入っているのだろう。
けれども、湿度が高いのか、じわーっと汗を掻いているのだが、何故か脚だけ、すなわち腰から下だけ、右脚しか汗を掻いていない。
パジャマのズボンが、右足だけ、しめって足にまとわりついて、左足は全く汗を掻かない処か、さわるとひんやりと冷たく、完全に冷えている。
背中までは、まんべんなく、汗を掻いてしめっているのに、何故片脚だけ?
右を下にして寝転がっているとか、右を上にして、タオルケットや布団を掛けているというわけではない。
夕ご飯を作りながら、ふがいない阪神戦に怒号を浴びせ、その後は、椅子に坐りながら、ビデオを見ていたのである。
その途中で、異変に気がついたのだ。
足の甲も、右だけしめって、左はさらさらしている。
おかしい。
そんなものなのか?

今日見ていたのは、民放で録画したためかなりカットされているが、マキノ雅弘の十八番、「次郎長三国志」の東映版である。
マキノの「次郎長三国志」は東宝が有名だが、私は、カットされているものしか見た事がないにもかかわらず、東映版の方が好きだ。
何故かというと、鶴田浩二の次郎長がとてもはまり役だと思うからだ。
他にも鶴田浩二についてあわせて語りたいのだが、どうも、心臓がばくばくして、息苦しいし(おそらく、降り出した雨のせいだと思うが)、気分が悪い。

ので、今日は言い訳、訂正だけしたい。
「番場の忠太郎」です。「馬場」は忘れてくれはりません?
堪忍。

2005年09月19日

I'm down

9月16日
とうとう倒れる。

最近、バス酔いも激しいし、電車の中で本を読んでいても気持ち悪くなる時があった。
身体が重くて、肩凝りがひどくて、昨晩、マッサージを自分でしていた。
リンパ腺がぱんぱんに張っている。
相変わらず、浮腫が激しく、ツボを押しても効果なし。
へこんだきり戻らない。
本当に、浮腫だ。
困ったなあ。
マッサージをして、首も後ろのツボをいろいろ押していたら、身体に電撃が走ったようだ。
びりっと来て、足先までしびれたような気がして、あれっと思い、とにかく眠る事にして服薬。
脚を高くして眠るが、また右脚だけ汗を掻いたり、夜中に何度も起きる。

朝は、何度起きても身体が動かない。
どうしても動かない。
何とか起き出すが、貧血が激しい。
顔を洗おうとすると、目やにがひどい。
猫アレルギーが出た、右目の方だ。
痙攣するのも、右目の方がひどい。
これって、左右のバランスが完全に崩れているって事やん。
最悪。

どうしても今日出勤してしなくてはいけない仕事が残っている。
こんな事になるとは思ってなかったので、全部置いてきてしまったのだ。
ようよう、這うようにして昼から出勤。

足が相変わらず、浮腫んだままで、しびれたようにだるい。
仕事が全然捗らない。
本末転倒な事に、午前中倒れていたのと、大事な書類等を家に持って帰らなかったために、午後出勤という時間誤差で、主治医のところに行けなくなってしまった。
明日は研究会。
これも、はずせない。

だれか、浮腫を取る方法を教えてくれ。
ネットで検索した基本的な事はしているのだが。
とはいえ、デスク・ワークはやめられず、適度な運動をする時間もない。
家で半身浴とストレッチ、プチヨガと、出勤の時に歩くぐらいかあ。

もうあかんかも。

9月15日
偶然にも「参鶏湯」セットをまわしてもらったので、まわしてくれた後輩に頼んで、みんなで夕飯を食べる。
まだ仕事があるので、ワイン1本とビールを少しだけ4人で空けて、和やかな食事会。
美味しかったです。

ここのところ、体調がどんどん悪くなっている気がする。
猫アレルギーを久々に発症する。
浮腫がひどくて、とうとう朝になっても完全に引かなくなっている。
目がけいれんする。
突然太る。
じんましんが起きる。
微熱が続く。
どうも、身体の中に毒素が溜まり続けているとしか思えない。
それでも、締め切りは近づく。
全然書けない。
まとまらない。
大枠は掴んでいるつもりなのだが、はやく形にせねば。

「参鶏湯」は漢方がたくさん入った風邪など引いた時にとてもよいと聞く。
ナムルなど、たくさん野菜も食べて、これで少し体調が復帰すればいいのだが。
帰宅後、疲れているので、映画だけ1本見る。

ちなみに、ここ最近観た映画は、「清水港の名物男 遠州森の石松」(だったと思う)錦之助の石松、マキノ雅弘監督の東映作品。
「浅太郎鴉」は雷蔵、「江戸っ子祭り」(だったと思う)一心太助は長谷川一夫。
「新・鞍馬天狗」も雷蔵だな。
「あらくれ大名」は右太衛門、「次郎長三国志第二部」は東映版、鶴田浩二次郎長。
昔やっていた(2000年かな?)NHKドラマの一心太助(緒方直人)も少し見る。
一心太助について書こうとして、録画していたのだ。
こんなところにまだ残っていたのか。
まあ、TVは、今は対象外だからいいや。
豊川悦司の「丹下左膳」に、「忍者ハットリ君ザ・ムーヴィー」も確認。
劇場で見逃したからなあ。
なぜか、「ガーゴイル」と「駅馬車」と「ザ・ロック」も見る。
なぜか、「バレット・バレエ」も見る。
ああ、どうして現代劇や洋画も見てしまっているんやろう。
今必要なのは、チャンバラ映画。
そして、マーシャル・アーツ・ムーヴィーなのに。

9月12日
アメリカに行く元同僚の送別兼ねて、餃子。
とはいえ、今晩は泊まりだし、皆忙しいので、簡単にすませる。
モンゴルに出張に行ってはった先生の写真を見せてもらう。
興味深い。
言ってみたい。
噂に聞いた競馬をみたい。

祖母宅に到着すると、鍵をかけられて、閉め出されていた。
まあ、鍵は預かっているので、構わないが、いつもは泊まりに行く時は、よほど夜中にならない限り、つまり、祖母が起きている間は鍵を開けていてくれているのだが・・・
がちゃがちゃっと鍵を開けて、「こんばんは」と挨拶すると、私が泊まりに来るのを忘れていた(昨晩言ったばかりなのに・・・)祖母は、大叔母と一緒に泥棒かと身構えていた。
ああ、こんなに忙しい中、今月はもう来られないからと無理して時間作ったのに、悲しい。

そうそう、今日からボランティアで、ある講義が毎週始まる。
私がいつかやらなくてはと思いつつ、手が出せなかった事なので、ありがたい。
久し振りに、「講義を受ける」。
勉強したという気がして、なかなか嬉しい。
張り切って、ノートもばりばり取りました。

9月11日
1日家に籠もって、ビデオを見たり、資料を読みあさる。
でも、なかなかかけない。
どこかで、区切らなければ無理だと分かっていても、焦りからもっと映画を観て、もっと資料を読まないと、まだまだ足りない気がするのだ、

9月後半になると、もう一杯になるから、今日の夕飯は外食。
来週の連休が、研究会やら稽古会やらで時間がないので、1週間早めの敬老の日。
最近できた、チェーン店的な寿司屋があり、そこに祖母と母をご招待。
高級寿司でなくてすまない。
外の空気も吸いたかったし、料理する手間も省け、一息。

祖母がお風呂に入ったのを見届けてから、明日の晩、泊まる事にして帰宅。
借りてきた本を読み上げる。

9月10日
なんだか、忙しい。
忙しいにもかかわらず、効率が悪い。
何故だ?

こういう時に限って、必ず体調を崩す。

2005年09月29日

熟睡あああよい響き

9月28日
明朝より1週間香港に行く。

なんとかそれまでに提出物はすべてすませたのだが、肝心の香港での発表準備が終わっていない。
あかん。
飛行機と夜のフリーの時間に頑張るか。

ここ1週間、睡眠時間は服薬して2時間。
ちょっと、身体的疲労が溜まっている。
でも、脳は結構活発なのだが。

ああ、悔しいのは、阪神タイガースの優勝を見られないことである。
はあ、残念。

9月19日
稽古会。
稽古というより、人との出会いの場となっている観がある。
でも、久し振りに身体を遣って嬉しい。
本当に、今日は素晴らしい人々と新たなる出会いがあった。
大事にしたい縁ある。
ありがたや。

9月18日
人間とはよく出来たものである。
倒れるまで行くと、底だと思って浮き上がる。
甲野先生のいう税金だと思って、倒れておくのもよいものだと。
しんどうて、どないしようもなくて、身体も目に見えた形で「もう嫌や」と訴えてくる。

そこでこのリハビリ代わりの日記に、誤字脱字だらけになりながら、もうあかんと文字にする。
もう、あかん。
そこで、何かかちゃっとリセットされるのかも知れない。

昨日は、午後からの研究会であったので、いつもより朝をゆっくりしながら、出かける。
というのは、結果論。
早く行って、午後の研究会まで仕事をしようと思っていた。
もう時間がない。
だけど、調子が悪いので、どうしてもだらだらと出かけてしまった。
なにも出る義務も義理もない研究会である。
そんなに、体調が悪ければ家でゆっくり養生して、家で仕事をすればいいものを。
そうなのだ。
だけれど、もうあかんから、頭がまともな判断が出来へん。
だから、ふらふらと外に出かける。
外に出ると、「他人の目」というものがあるので、突然泣いたりとかしてはいけないと、一応かっこをつける。
その勢いで、京都まで行き、仕事に取りかかる。
あああ、またもや大きな落とし穴に気がついて、慌てて調べる。
困ったなあ。
でも、気がついてよかった。
そんなこんなで、内職用意で研究会にでるが、内職なんてそんなできるもんやない。
発表が面白くて。
ほんまに。

私はこの研究会のメンバーではなく、単なるオブザーバーで混ぜてもらっている。
にもかかわらず、先生は気を遣って発表の機会を与えてくれるし、メンバーの人々も非常に可愛がってくれはる。
だから、家でうーんうーんと唸っているよりはずっとリフレッシュになる。
今、目の前の書き物や発表には、直接関係なくても、刺激的で、新たなる興味点を広げてくれる。
終電で帰ってきて、久し振りにそのままソファで倒れた。
それから2時間ほど、薬なし!!で、眠っていたのだ!!
え?意識失うてただけ?
そうかもしれんが、とにかく、夜中に目覚めた時、今が何時で何日で、ここはどこ?と思ったぐらいだから、これを敢えて「熟睡」と名付けるのだ。
熟睡ですよ、熟睡。
あああ、なんていい響きなんだろう。

そのまま、案の定、眠れないが、それでも頭痛のひどいのを耐えているうちに外が明るくなった。
ゆっくり半身浴をすると、嘘のように身体の浮腫がひいている。
突然太った分がまた元に戻る。
1週間ぐらいで切ってみると、激太り、激やせを繰り返している数字だ。
だって、8月中旬から今日までの間、約4kg上下してるんやさかい。
上に2kg、下に2kgではない。
4kg太って4kg痩せる。
浮腫んでいるとすなわち太っている時は、それまで履いていた余裕のあるスボンでさえ入らなくなる。
嘘ではない。

今朝、薬が切れて完全に自律神経失調の症状が現れているにもかかわらず、浮腫が引いたのと、何とも言えない爽快感。
身体の感覚的には、非常に不快なのだが、気持ちは爽快なのだ。
頭痛がひどくても、頭の中はすっきりしている。
ここまで来ると、浮き上がってきた気がするのだ。

外は誘惑が多い。
雲の上を歩いているような自分の身体への存在感がなく、それでも京都に映画を見に行く。
「独眼龍政宗」稲垣浩監督、片岡千恵蔵主演の、大映第一で製作されたと言われている作品。
どうしてか、この映画とは今まで巡り会えなかった。
1942年戦争体制に入っている。
だって、大映なんだから。
ここ最近電車の中でも気分が悪くなって本が読めなかったのに、今日はスポンジに水がしみていくように、ぐいぐい読める。
あまりにも本が面白くて、烏丸で降りなくてはならないのに、気がつけば河原町まで行ってしまった。
映画も、冷や汗というか脂汗を流しながらも、最後まで集中して見る事が出来た。
いろいろ考えが頭を巡る。

外に出ると、「雑賀衆」と幟をつけた武者姿の人が?
雑賀って、鉄砲の雑賀?
ああ、あの紋はそうだ。
次に、新選組がいる。
そして、牛若丸が?
なんだ?
きょろきょろしていると「三條歴史まつり」みたいな事が書いてある。
ああ、京都も観光誘致で大変やなあ。
この連休に京都へ旅行に来る観光客でも狙ってんのかなあ。
それとも、今日ってなんかの日やったっけ?
まあ、ええわ。
烏丸大丸の横を通と、最近あちこちでみる「タイ古式マッサージ」の看板が。
思わず笑ってしまった。
「釈迦が教える」だって。
ようそんなキャッチフレーズ考えるわ。
地下の食料品店売場を通ると、誘惑が。
「CH.タイガース」とラベルの入ったワインが売られている。
虎のマークに「闘魂」という文字も。
嘘や。
思わず、目が釘付けで足が止まる。
ラベルだけ貼り替えたんかと思うが、一応ボルドー産のワインである。
あやうく、買うてしまうところやった。
危ない危ない。
帰りもまた、梅田に行きそうになるほど、読書が進む。

あはは、全身がしびれていくような感覚の中、阪神がまた大量点を取っているのをTVで見て、笑った。

こんないろいろな事を感じられて、それに対して自分で反応が返ってくる、いろいろな言葉が浮かぶ余裕があり、笑えるのは、確実にダウンからアップに跳ね返ったと。
よーし、このまま9月を突っ走れ。
ゴーゴーゴー!

昨朝まで、「時計を止めて」と泣きながらジャックスが流れていたのに・・・
現金やわあ。

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