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今年も多田塾合宿

10月19日(月)

 人数もようやく落ち着いてきた感じのある講義。かなり人数が絞れてきたとはいえ、多いといえば多い人数だろう。だが、今回はこれでやっていくしかない。がんばろう。当初の半分くらいにはなったのだから。
とはいえ、素人ばかり二十数名を並べて、いっきに教えるのは、結構たいへんなことである。座学中心ではないので、「座って話をよく聞いていてね」というわけにもいかないこともある。それでもなかには、身体を動かすうち、感覚よく、覚えのいいひとがちらほらいるのがわかる。こちらが数回示しただけで、するりと動けるひともいる。もちろん何度示しても、意味不明~といったふうなひともいる。こんなところからも、時間と感覚は、まさにひとそれぞれであるとみえる。

10月18日(日)

 のんびり寝て、しっかり食べて、テレビを見て、まさに休日らしい休日だった。

10月17日(土)

 今日から朝カルで始まる韓氏意拳の入門編。この前に体験編からあっという間の日々である。体験編でのことは、実は何も覚えていないので、覚えていないまま出かける。実際、覚えていてもあんまりいいことないだろうし。何事も初心者の聞きかじりはよくないし。
なにも覚えるのが悪いというのではなく、「あの感覚がよかったなあ」とか「あのときうまくできた」というような感覚に引っ張られて、本来のあるべき身体の通りや筋を邪魔して、結局起こりや固まりや居着きなどが出るのはどうだろうと、思考するからであ~る。

 で、入門講座がはじまる。前回よりも系統立てて教えていただいたため、すっきりと形の大切さと形の関連が身にしみる。実際に求めるというか、そこに「ある」理想の形には、なかなか瞬時には対応できないが、普段していることを、韓氏意拳のなかで切断せず、生かせていけばいいというようなことを言われた先生のことばを大切にしよう。

10月16日(金)

 急激な腹痛に襲われる。

10月15日(木)

 まだ身体の中に残る温かさがある。それは焼き芋を食べるよりも深く、身体の芯に響いているような温かさである。
心地よく声を出したときのような響きもある。それは、お寺にある鐘の下に立ったときに響いてくる外から振動が身体の内側に入ったときのようだ。
温かみと響き。それらはまるで温泉に浸かっているみたいだ。

10月14日(水)

 さっそく稽古日、道場の日。
 先日の感触がまだ抜け切らないうちに、いろいろとおさらいしてみる。これまでわからなかった感覚が身体の中によぎる。時間をかけて取り組んでみないとわからないものもあるのだなあと思う。
何のために合気道をしているのか、何のために稽古し続けるのか、応えはひとぞれぞれ、さまざまだろうけれど、わたしは生きるためにしている。

10月13日(火)

 火曜の講義が始まった。久しぶり過ぎて、久しぶりが遠のいてしまった感じもする。すっかり秋。

10月10日(土)~12日(月)多田塾合宿

 天候にも恵まれ、仲間にも恵まれ、たいへんよい合宿だった。
最近の恒例で目的地の群馬に行くのに、飛行機で新潟まで飛び、レンタカーで群馬に降り立っている。昨年は、同時期に国際合気道講習会があり、多田塾合宿が開催されなかった。その一年あいたうちに、ひょいっと事情が変わったのか、石油高騰したのか、航空券がとんでもない!値段に摩り替わっていた。よって今回は太平洋側ルートを取って、一路電車で群馬へ。
 前日夜に東京に出て自由が丘の高畑さん宅で泊めてもらう。毎度感謝。
 翌朝、自由が丘道場の面々と連れ立って群馬へと向かう。いわゆる鈍行というやつを使って数時間の旅。朝早くに出て昼ごろ現地到着。ずいぶん疲れが少ない。

 午後からいきなり稽古。
 多田塾合宿に参加してことしが九回目になるが、宿から道場までの道のりを、じつはほとんど歩いたことがない。歩くとどのくらいの距離なのか見当がつかなかったが、ざっと5分ほどの道のりだった。さほど苦ではない。
 道場となる体育館に入ると見知った顔があちこちにある。これまた愉快。各方面に挨拶して稽古開始。毎回の稽古において、目の覚めるような思いで、多田先生から技や呼吸法の説明をうかがう。倍音声明は見事に聞こえた。ああ感動。

 気の合う仲間や、いつも顔を合わせているひとたち、ここでしか会えないひとびと、馴染み深い環境の中で合宿に参加するたび、仲間が増え、友人が増え、笑いが増えている。今回もそうだ。ああ、なんて楽しい愉快ですばらしい時間なんだろう。
 おまけに今回は、これまでよりもぐっと身体的な疲れが少なかった。今回、急に三日目の朝稽古がなくなったためかもしれないが、朝稽古の時間はなくとも起きていた。自主稽古のため、道場に向かっている。時間や場所や環境に慣れていると言うわけでは決してない。どちらかというと、毎回新鮮味があり、毎回緊張と快感の連続が身体のなかを走り回っている。疲れたらいいというものでもないが、なぜ疲れなかったのだろうか?心の稽古に向かっているからだろうか?

 合宿ひとつとっても、ほんとうにいろいろな楽しみ方があるものだ。今回はそんなふうに感じるところが多かった。わからないことは聞ける人なら誰にでも聞き、ことばを交わし、笑っているうちに、身体が穏やかになり、まさに身も心も軽くなって戻ってきた。少々現実感が欠けるような気がして戻ってくるのはいつものことだ。三日間も合気道にどっぷり浸っておれば、浮遊感も出てくるものだろう。
 そしていつもこのような浮遊感と共に思い、感じるのは、稽古しようというものである。稽古せねばというそのことに尽きるのである。

10月9日(金)

 三宅接骨院に行って治療してもらう。遠近傷めているのである。概ね順調に回復に向かっているようだ。明日から合宿もがんがんいってよろしいとのこと。怪我をしないよう、怪我をさせられないよう、静かに取り組もう。

10月8日(木)

 台風の影響で各地に警報が出た。夜まで食い入るようにニュースを眺めていると、全国で順番に暴風と波浪、雷雨の警報が出ている。兵庫県で午前中までそれらは解除されず、大学は午前中休講になった。

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2009年10月22日 09:15に投稿されたエントリーのページです。

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