7月25日(土)
稽古のあと、ひろすえ氏に誘われて、天神祭を見に行く。
お祭り自体は好きであるが、めっぽう人ごみに弱いので、これまで一度も天神祭というものを見たことがない。だから、どのようなルートで動き、花火が上がり、山車が大阪天満宮を往復するのかまったく知らない。さらにいえば、それが毎年7月25日に行われることもまったく知らなかった。
心配された雨も上がり、会場近辺は、各地盛況の様子。
わたしは、稽古のあとなので、おなかが空きすぎて、たこやきが食べたくて仕方なくなる。ふだんの商店街には、これでもかというくらい、屋台が乱立し、ひとひとひと!でひしめいている。ところどころ、一方通行になっているので、移動もひと苦労。
ひろすえ氏の友人が天満宮の近くで事務所を開いているので、今回、そこにお邪魔することになっている(のを誘ってもらった)。移動するまでの間、念願のたこやきをはじめ、さまざまな宴会グッズをゲット。到着したビルの窓から山車を見物し、盆ダンサーズを眺める。こんなに楽をしながら見ていても、いいのだろうか。
さらには屋上から、花火を見る。
近隣のだれもかれもが、マンションやビルや屋上に登り花火を眺めている姿が見える。こうやって見ると、改めて大阪の街も多様な高さのビルがあるのだなあと思う。
天満宮までの道路は、相も変わらず結構な人だかりだ。けれども、こちらは悠々と涼しい部屋から、祭りの様子を眺めることができた。こういうのって、なんていいものだろう。おかげさまで、初めての天神祭をたいへん優雅に過ごすことができた。ありがたいことである。こんな楽しみ方もあるんだ。
7月24日(金)
金曜日は暑かった!けれど収穫もあった!だからよかったよかったのだ!
7月23日(木)
だんだんと夏休みが近づいてくる。
とはいえ、ひとつひとつ丁寧に対していかなければならないことがある。
「今日から夏休みです。がんばって課題をこなしておいてください。ではまた次回」と言って、さっさと休みモードに入るわけにはいかない。
それにしても、梅雨はいつあけたのだろうか。
7月22日(水)
日食を見る。皆既日食は46年ぶりのことらしい。
もっとも46年前は、現世においては存在のかけらすらなかったものだから、そのとき、どれほど日食フィーバーしたのかについて、まったく知らない。
それだけに、いや、それだからこそ、だろうか、今回の騒ぎはどうだろう。少々騒ぎすぎではないかと思う。先だって衆議院が解散したところなのも手伝って、日本のニュースは、朝からずっとそれしかないような騒ぎになっている。あるいは、日食だから、その影響を受けて解散したのかもしれないが。
太陽を裸眼で見てはいけないというのは、小学生にだってわかる話だ。というよりも、理科の授業で最初にそのように教えられる。その教えを忠実に守り、わたしはこれまで、一度も太陽を裸眼で、じーっと見ることをしなかった。
しかしながら今日、気になる空はちょうど曇り。ちらりと空を見上げると、曇っていたっていたおかげで、三日月のような太陽が見えてしまったのである。ちょうど11時ごろのことだ。日食メガネも持たないまま、じっとではないが、ちらちらと空を繰り返し見た。あああ、見てしまった、太陽を。
それは、部分であれ、皆既日食であれ、日食といわれるものをこの目でリアルタイムにはじめてみた瞬間であった。生まれて初めて見たとき、月と太陽に深く関連のある世界に住んでいることを改めて実感した。そして、広い宇宙のなかにいることを感じた。不思議な浮遊感に見舞われる。さて、次は26年後だそうである。
7月21日(火)
今日はひどい雨でした。身体がしゃっきりしない。
7月20日(月・祝)
祝日である。けれど、大学は休みではない。
この大学での前期の月曜日は、暦どおりに休んでしまうと、文部科学省より定められた講義回数15回に満たさなければならないという理由で、祝日返上で講義がなされる。この大学に限らず、どこの大学も何かしら似たような措置をとっている昨今である。まじめといえばまじめな話だ。世間は休みだというのに。
祝日改正法という法律をどこで決議したかはっきりとは知らないのだが、そこいらは文部科学省とは関わっていないのだろうかと思う。同じ国家なのだから、省庁なり府なりで、連結してうまく進めてもらいたいものである。
というわけで、連休だ、三連休だ、海だ、休みだ、と言われても、いまいち、ぴんと来ない今日なのである。