10月31日(金)
ハロウィンが日本にも定着しつつあるこの頃。世間は、10月はじめあたりから、いきなりパンプキン色で一色に染まっている。これが終われると、おそらく近いうちに、今度は緑と赤の色で埋め尽くされるのだろう。そう思うと、ちょっと気分が滅入る。オレンジも、赤も、緑も好きな色なのだけれど、それらが商業合戦、クリスマス商戦のたくましさのなかに巻き込まれていくかと思うと、それだけで、ちょっとつまらない色に見えてしまって、物悲しくなるのである。
髪の毛を切ると、さっぱりした。伸び放題だった髪にさよなら。すっきりした。次回の目安カードなるものを受け取る。これを基準にして「また次回お越しください」と言うわけらしい。なるほどね。いい考えだ。年末までには、もう一度行かなくっちゃ。
阪急沿線をあちこち移動して用事を片付ける。うまくいったり、確認できたり、空気を吸ったり。いろいろと、前には進んでいるな。
夜、いま、『探偵ナイトスクープ』に出ているのは、元聴講生のミツヤスさんなのかどうかという確認メールが、これまた実は元聴講生のオーサコくんから届く(現在140Bにて絶賛活躍中)。慌てて番組をつけて、見てみる。どうやらミツヤスさんのようである。生粋の尼崎人であるオーサコくんにとっては、この番組に出ることは、とても高く評価されるらしい。メールの文面から察するに、とてもはしゃいだ様子が伺えたのは、実にほほえましい限りだ。
10月30日(木)
今日は何があるだろうか、とわくわくしながら、息を切らせながら、山を登る。
いつの間にか秋の肌寒さが身に沁みる頃になった。少し薄めのコートを羽織ると暖かい。
昼休み、秋の気配と香りを感じながら、学内を歩く。
少しずつだが紅葉しているのがわかる。探検中、大学のなかで、初めて訪れる場所があった。まだまだ未知の世界であるのだよ~。
夕方には稽古。これまた楽しい。
全体に一日中、身体が浮遊したままだった。それは、股関節の不思議を感じたからかもしれない。そんな感じで、いつもの山を下山。
10月29日(水)
身体が心地よく、心も楽しく、みなが愉快だ。
10月28日(火)
デジカメで大学で写真を撮るつもりが、家に忘れてくる。残念。
10月27日(月)
留学生が稽古に来てくれるので、毎回英語のレッスンを受けているような気分になる。使わなければ頭が錆びる。これを機会として、努めて話そう。
10月26日(日)
祭りのあとの充足感と、祭りのあとの静けさと、祭りのあとの疲労感。
10月25日(土)
演武会二日目。招待演武のみなさんも増え、賑やか。
お天気もよく、観覧席も満員。立ち見が出るほどの盛会である。
驚くべきいろんな技、おもしろ「さぬき」事件が起こりつつも、本日は師範演武まで、無事に、そして雄大に、つつがなく終了する。
少しの間をおいて、撤収作業にとりかかる。
撤収作業に出続けているのもまた連続のことだろう(じつは結構好きなのよね、搬入出)。
ばたばたと片付けたのち、打ち上げ会場となる内田先生宅へ移動。
到着すると、すでに第一陣は到着している。宴はもう始まっているのだ。乾杯。
さて、ここで追記しておけば、わたしはこのとき、最初の駆けつけ乾杯シャンパーンにありつけなかった。だが、このことではなく、実は別のことに、むっとしてしまったのである。「むっとして」しまった様子は、例によって、わかりやすく顔に出てしまったのか、先に到着組のやさしい姐さん方に、まあまあとなだめられる。
もちろんそれは、顔に出た「むっとして」いる状態が、おそらく誰もが想像されたであろう、最初のシャンパーンにありつけなかったことに「むっとして」いると判断されただろう。最初のシャンパーンにありつけなかった場合があるとすれば、そのときに出す表情と、見た目はおおむね同じに写ったであろうから。だから、なだめられながら、次のシャンパーンを注いでいただくことになる。しかし、本心はそれではなかった。「むっとして」しまった原因は、それではなかったのである。ほかにあるのだ。
まあ、打ち上げ会場を暖かく盛り上げるみなさまによって、あっという間にそんなことは忘れてしまったけれど(ということにしておくけれど)。
10月24日(金)
演武会に出る。お天気がいまいちぱっとしないが、何とか持ちこたえた曇り空。
今回は、記念すべき十回目の出場である。なかなか連続出場も難し(と思う)。
同時に、連続十回目の準備作業に加わった昨日もある。もしかしたら、そのほうが記念すべき事柄かもしれない。
技をかけるのに、お二方、受けをとってもらう。
トリの主将演武から、一個前のお席をいただき、時間と場所を充分に味わいながら、技を行う。
先生は対談の仕事が入り、今日の師範演武がなかったのが残念だが、明日の楽しみとしよう。