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広島の多田先生の講習会にゆく

5月10日(土)―11日(日)

 早起きして広島に行く。
全国都道府県立武道協議会主催の広島県地域社会合気道指導者研修会があるからだ。
この研修会は、多田先生によるご指導である。関西での多田先生の研修会開催はたいへん珍しく、また、間近で多田先生の稽古を受けられるとても貴重な時間である。例年、この機会を逃さずに出かけている。
朝9時から夕方4時過ぎまで、びっちり稽古(もちろん昼の休憩はあるが)。
初日、関西では朝から雨が降っていた。広島でもまた雨が降っていた。だから、稽古する体育館は、さほど暑くはないだろうと予想したが、まったく外れてしまった。稽古するほどに、流れるような汗をかくのである。道衣二着の持参は大正解だった。
さらには、だらだら汗をかいたままは、身体にもいけない。昼休みにTシャツを着替える。Tシャツは、いつでも白と決まっている。
昼食は、思いっきりのいい弁当を食べる。
キャンプの引率されていた内田先生もこの頃には、広島にご到着。
昼からも、あれこれ、投げたり、投げ飛ばされたりしながら、ひたすら汗をかく。
 シャワーを二度三度と浴びて、懇親会に参加する。
多田先生と内田先生が並んで座られているので、そのお隣の席をいただく。すごい。緊張はない。話がどれもおもしろかった。多田先生のお声が聞けるというのがいい。
 二時間ほどで食事が終わり、緩やかに懇親会は解散。
多田先生と歩いて、ホテルまでお見送りしてから、こんどはその足で、甲南合気会の「宴会」会場へと向かう。
 「宴会会場」に探したお店が大当たりだったらしく、各地から喜びの声をお聞きした(じつはこの度も裏幹事でした)。来年からも行きたいらしい。
 つづいて三次会へと希望者で出かける。
稽古して、食べて、飲んで、笑って、しゃべって…。
広島の夜は実に慌しい。

翌日は六時半に目覚め、風呂に入る。その後、パッキング。
そのまま朝食へと向かう。時間があったので少しだけ朝寝(二度寝)し、集合時間に間に合うようタクシーに乗車。偶然のタクシー同乗者のひとりは、昨夜、夜遅くまで飲んでいたらしく、おかげで車内が酒臭い。それでいいのか?
 二日目は、徒手に始まり、杖、太刀などを稽古。
 まだまだ稽古が足りないし、稽古してみたいこと、極めて行きたいことが山ほどある。山は果てしなくでっかく、大きく険しいことをまたさらに実感。
 多田先生のオーラを浴びまくっていると、たった二日間のこととはいえ、身も心も穏やかになってくる。誰もが笑っている。
この効力をできるだけ長く保つことができればいいと思う。
 講習会後は、多田先生にご挨拶し、ぞろぞろと、みんなで入口まで付いて行って、お見送り。
その後、広島駅で広島焼きを食べて乾杯。そして新幹線で新神戸へ。
 ふと、来年あたりは、八丁堀の「みっちゃん」で広島焼き食べに、立ち寄りたいなあと思う。あそこの広島焼は、やはり味がやわらかいのだ。駅で食べるのも、それはそれでおいしく、あとの移動が楽だという利点もあるのだが、どこか広島焼き自体の印象に欠ける味がするのである。なんでもないもののようで、なんでもなくもないことである。
 それぞれが、広島駅から、いろんなものを乗り継ぎ、関西へと戻っていく。
 充実した、濃い~時間だった。楽しかった。
あー、稽古したい。翌日、これを書いているいまも、もちろんそうだ。


5月9日(金)

 花粉症で沈没ということになる。明日からのためにも養生養生。


5月8日(木)

 久しぶりに近所の山を登り、講義をして、図書館による。それから大阪に出る。人が多いねえ、相変わらず。この街はよう。
 朝日カルチャーセンター大阪で「顔と人格」と題された講演を拝聴。
 内田先生、名越先生、釈先生のお三方が、仏教を宗派を開いた僧侶たちの顔について、またそこから見える人格について、各方面からのコメントと感じたこと、派生して、さまざまな顔のあり方について、分析されていた。親鸞さんのことについては、いっとうよく語られていた。かなりスリリングな話もあっておもしろかった。
 この内容は、『ジッポウ』(6月26日発売)に掲載されるそうです。おもしろいから、みなさま買いましょう。


5月7日(水)

 休憩の合間合間に桑田佳祐ライブを聞いている。そのうち無性に加山雄三が聞きたくなる。いったいどういう流れがあって、そういうふうな志向へと導くかれるのかわからない。とにかく、次の空いた時間には、加山雄三を聞いてみることにしよう。


5月6日(火)

 何事も準備は慎重に、万全に行いたい。
いもむしのように、少しずつでも前へ前へと進みたい。今日は朝から晩まで、ほぼ座りっぱなし。とはいえ、あまりに長時間座り続けるというのも、何とも腰に悪い。それに酸欠になりそうである。だから途中数回の休憩をとる。洗濯物も干してみる。洗濯物もたたんでみる。
休憩時間のうちに、昨晩予約録音しておいた音源を少しだけチェックした。
予約していたのは「桑田佳祐アコースティックライブIn石垣島」(Meet The Music 2008)と題されたものである。これは、去る3月23日に史上初の全国民法FMラジオ局・53局で同時生放送された番組である。3月のこの頃は、ちょうど合宿に出かけており、そのうえ、前後も慌しく予約録音しておくのを忘れていたので、今回の録音となったのである。しかも今回は、前回のように短縮版ではなく、完全版である。


5月5日(月)

 柏餅を食べることなく過ごした子どもの日。来月の出番に向けて、超特急で書き上げている。

5月4日(日)

 暑いなあ、もう夏が来たみたいだ。それでも、夜になると、半袖では寒いというところが、夏のかかりのようで、さらに夏気分を倍増させる。

5月3日(土)

 暑いなあ、もう夏が来たみたいだ。

5月2日(金)

 その意味を考えても仕方がないことがたくさんある。世の中は。
おそらく生きていけば行くほど、無闇矢鱈に知識や情報が身につき、その「意味を考えても仕方がないこと」が剥がれなくなることがあるのだろう。ある意味では。剥がそうと思えば、きっと剥がれるのだろう。けれど、それをいま剥がすのはもったいないとか、まだ剥がれないものを無理やり剥がすのもなんだとか、使えそうだからそのままにしておこうとか、まだもうちょっと使えるよといった具合に、いろんな(それはほんの僅かで微細な、言い方を変えれば、あるいは見方を変えれば、まったくどっちでもいいような)欲望が芽生えてしまって、剥がれるものも剥がさずにいる。そうこうするうちに、変な蓄積がなされているのかもしれない。
 掃除は大事だ。この「掃除」とは、自身の考え方や見方を一掃することである。大事なのは。その「掃除」という事柄があるのだということに気づくことだと思う。

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2008年5月13日 15:41に投稿されたエントリーのページです。

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