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ご飯がおいしいと

11月18日(日)

 イッセー尾形主演、『太陽』を観る。
見終えた後は、(実際には途中から)異様な疲れを感じる。
日本では、到底つくることのできない映画だと感じる。
内容は、さらにそうである。「そうである」というのは、疲れるということである。
暗い画面だ。暗い話だ。実際、暗いということばでは収まりきれないのだが。
たいへんに扱いにくいテーマを扱っているので、感想はここには書かない。書けないのである。語ることは、いくらかできるだろうけれど。うーむ。


11月17日(土)

 「朝日・大学パートナーズシンポジウム」を聴きにいく。
ちょうど学内で稽古があったため、終わるや否やソッコーで会場へと駆けつける。
 この度のパネリストは、武者小路千家官休庵、家元後嗣の千宗屋氏。
はじめに、基調講演として、「伝統の身体性 ― 茶の湯」を拝聴。
ここで、ぐぐっと武者小路千家の茶を学びたい感が勃発する(じつは高校時代にはお茶をしていた。しかしそれは裏千家)。
 
休憩を挟んで、甲野善紀先生、島崎徹先生、コーディネーターの内田先生が壇上にご登場。千さんの基調講演ネタを切り口に、四人の先生方によって、多方面の話が展開される。
 身体のこと、コミュニケーションのこと。
どれというふうに話がまとまるものでもないのだが、展開の仕方やことばの転がり方に、一種のやりとりの暖かさが見えた。ことばにならないおもしろさがあった。
 懇親会も暖かい感じで、たいそうよかった。
その場にいた温度を楽しむ。
温度って素敵だ。

11月16日(金)

 ご飯がおいしいと、身体がうれしい。


11月15日(木)

 身体がうれしいと、ご飯がおいしい。


11月14日(水)

 午前中、大学にて「追悼礼拝」に参列した。
お世話になった高橋友子先生のことは、いまも笑い顔とエネルギー溢れる姿でいっぱいで、それしか思い浮かばない。
たくさんの出来事やさまざまな事柄があった。多くの出会いや悦び、おいしい料理を教えてくださった。それらを今ふたたび、あるいは急に思い出して、うまく処理しようとは思わない。出会えたことに、すべての時間に感謝し、思い出せるときに思い出してみようと思う。そうしながら、悼みたいと思う。
天上のご冥福をお祈りいたします。

11月13日(火)

 演習にて発表。テーマは「家族論」なので、上野千鶴子の『おひとりさまの老後』を取り上げる。
うーむ。むむむ。
今しか生きていない人は、今しか想像できない。そのようにしか、生きていないことが辛い。過去も未来もなく現在だけがあるのだろうか。いやはや、ともあれ読むのに随分疲れてしまいました。

 夜はお悔やみに出かける。
 偲ぶために集まるのは、なかなかつらい経験だ。
しかし、残されたものたちは生きる。
生きていくことこそが供養となるのなら、われわれはそうするしかないのだ。いや、そうすべきなのだ。

11月12日(月)

 きょうはがんばる月曜日。


11月11日(日)

 ポッキーの日らしいぞ。でも、知らないぞ。そんなこと。


11月10日(土)

 お近くの新築パーティ@タカモト邸に参加。
 誰もが予測したとおり、テーブルには、横文字を配した料理が並んでいた。
誰もが予測したとおり、「宴会」ではなく「パーティ」であった。
そして誰もが予測したとおり、よく食べた。


11月9日(金)

 しんみりと過ごす。


11月8日(木)

 基本的には、ひとり暮らしなので、ひとりでご飯を食べる。
そのため、食べたいときに食べたいものが食べられるといった、このうえない欲望を満たしている。
しかし、そうでありながらも、あるいは、そうであるがゆえに、食べたいときに食べたいものが食べられないというのは、ひどく辛いものである。
きょうは、ひどくカレーライスが食べたくなった(「辛い」(つらい)のである。「辛い」(からい)わけではない。念のため)。
だったら、すぐさまつくればよいのだが、日もどっぷり落ちて、顔も何も見えないくらいに真っ暗になったあとでは、どうもそういう気になれない。体力がないというよりも、気力がない。ましてやカレーライス。普通なら、ぐぐいっと煮込むでしょうに。どろどろっとさせるでしょうに。二日目のカレーライスがおいしいように、煮込むことが大事なのである。そういう食品もある。そうでなければ、カレースープになってしまう。

食べたいものをつくったら、食べたいものが、さきに思っていたはずの食べたいものと一致しない場合も、もちろんある。
でも、何もへこむこともない。
ああ、こういう味があるんだねとか、こういうことになってしまうんだとか。思いようはいくらでもあるからだ。
なかには、とんだ混ぜ合わせで、世紀の新発見なんて味が出てくることもある。これはカレーに限った話ではない。
でも、そういうのって、たいがいは感覚的に起こったことである。だから、次に再現しようとしたって、そう思った瞬間にはもう再現不可能なのである。


11月7日(水)

 身体の使い方が悪いのでしょうか。
ちょっとどころじゃないくらい、身体がゆがみをおびています。右に左に右往左往。
三宅先生に診てもらうと、どうも、かーなりゆがんでいるようなのです。いやはや困りましたねー。ゆがんでいるのは性格だけじゃないようです。ほんに困りましたねー。ゆがんでいるのは髪の毛だけじゃないようです。
でも、まあ、いっか。それはそれで。
 かような楽観的な性格が、ゆがみをたいへん扱いにくいものどころか、楽しんでしまうのでしょうか。まあ、まっすぐに、すくすくと。

11月6日(火)

 あ、今日だよ。
 なにが?
 だから、今日なんだよ。
 だから、なにが?
 それ…は、ねえ…あの、き、のう…言って…た…
 ぴいいいいいいー・・・・・・・つつつー。
ぎいいいいいいいー。つーつーつー。

どうやら混線してしまったようです。

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2007年11月20日 22:37に投稿されたエントリーのページです。

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