8月31日(金)
月末ですね。あー夏休み。
8月30日(木)
内田先生が今年度の小林秀雄賞を受賞されたとの速報が入る。
『私家版・ユダヤ文化論』(文集新書)である。
内田先生、おめでとうございます!
なぜだか、わたしもうれしいのです!
8月29日(水)
ジョンがどこに行ってたかなんて、結局誰も知らない。世の中には、知らないままでいるほうがいいこともたくさんあるけれど、わたしは、ジョンのことがときどき気になる。だから、思い切って、ジョンに尋ねてみることにしたわけだ。
「ねえ、いったいぜんたい、いままでどこに行っていたんだい?」
ジョンは、にこりともしないで、視線を遠い空に向けた。こちらの質問さえ聞こえているのかどうか怪しいものだ。視線の向こうに何かあるのだろうか。
ジョンがいる。何も言わないままのジョンが隣にいる。いるのに、何も話さない。まるでわたしのことなど、気がついていないかのように。
何時かのあいだ、視線を変えず、動かない。瞬きすらしているのかどうか。視線の向こうには空がある。その空を見つめている。ほんの数分のことなのだろうが、あまりにその時間を長く感じた。仕方なく、わたしも同じように、ジョンの目の先に視線を合わせる。あの空の向こうに何かあるのだろうか。わたしの思いとは裏腹に、ジョンは、やはり動かずに、空を見上げたままだ。
よんよん。
8月28日(火)
ああ、夏休み。うどん食いたかった~。
8月27日(月)
ああ、最終週。
8月26日(日)
下川正謡会の歌仙会。
気の早い話だが、来年六月の大会に向けて、最初の内輪の練習会が行われるのだ。
歌仙会は、毎年夏の頃に開催されることが多いので、わたしは着物ではなく、浴衣を着ることにしている。そのほうが見た目も、実質的にも涼しいからである。
今回の出番は、『松虫キリ』の仕舞と『葵上』のワキ。
仕舞は相変わらずの出来である。うっかり使ってみたが、「出来」というには程遠い。舞った後に、先生から注意点をざくざくいただく。忘れてはならないことばかりだ。今後は、それら注意点を確実な「舞」というところに刷り込んでいかなければならない。あー、難しい。教えていただくありがたさを身に染みて感じられる、疲れるが、たいへんよい機会である。
謡もまた同じように、謡ったあとにすぐに先生からのお言葉がある。この度言われたのは、「うきちゃんは、あれでよろしい」というもの。できるだけ覚えて、詞章を間違えることなく謡うのは当然であろう。間違えずにできたので、そういわれたのだろうと思った。
会の開催中も、二度、三度、下川先生から褒めていただいた。「うきちゃん、(謡が)上手になったねえ。もっと上手になるよ」。言われた当の本人は、先生の言葉にいつもより少しだけ重みを感じる。それは、ただ単なる気のせいかもしれないが、どこかに、いつもとすこし違った感触があるようにも感じられた。なぜだろう?ともあれ、褒められるのはうれしいので、うれしい誤解として、がんばっていこう。
で、この思いを仕舞の方向にも向けられぬものか?下手は下手なりになんとかならぬものか。せっかく好きそうな『松虫』なのに。
8月25日(土)
本日は代稽古なり。
正面打ちを行う。二十数名いたのと、場所がいつもと違うのと、初心者が多いのとで、てんやわんやである。
8月24日(金)
終日、仕事みたいなことに取り組む。
8月23日(木)
昼に稽古。結構充実した時間である。暑かったので、また痩せた。1キロも。なぜに?この夏は。夜は痩せた分を取り戻すかのように食べてみる。
8月22日(水)
道場での稽古日。
どうやったら受けがうまくなるだろうと、ふいに考える。
道場の方々にとっては、見ず知らずの人と合気道をするその場に来るだけでも、おそらく大変なことであるだろう。それに加えて関わる部分をどうにかしたいという寸法である。どうにかしようという時点で、すでに問題なのだが。ま、気長にやるしかないな。腕力や脚力、そのほか持っている力を発揮することではないことだけは、たしかである。
8月21日(火)
掃除熱が覚めやらぬこの頃。暇があると、たとえ10分でも掃除してしまう。片付けてしまう。なぜだろう。やっぱり、もうすぐ引越しでもしてしまうのだろうか?
8月20日(月)
「亀すし中店」が8月末で閉店することになった。かつて、「本マグロの会」(仮称)と称された呼びかけに、賛同者が集まりすぎて満員電車のようにひしめき合い、寿司屋の二階を占拠したことがある。
今回は泣いても笑っても、ファイナル。ということで、急遽「中店の中トロを惜しみつつ食す会」とあいなった。急遽開催とはいうものの、蓋を開いてみれば、呼びかけに賛同したのは総勢なんと16名。やっぱり占拠。すごいひとだかりであるよ。
来るなり誰もが最初にウエルカム中トロをほうばる。そしておいしさに浸る。
この日はちょうど二階のクーラーが故障したらしく、扇風機がまわる。窓も全開となる。汗だくになりながら、笑いながら、丸椅子に腰掛け、中トロをいただく。
口の中で程よく解けるトロは、今宵、何とも懐かしき夏の味がした。
8月19日(日)
夕方、広田神社を参拝。そして、お札を納めに参ります。
阪神タイガースが、毎シーズン優勝祈願に訪れるので知られて神社だが、長く西宮市に世話になりながら、実際訪れたのはこれが初めて。あの「大学山」にある神社とも縁が深いこともあったなあ。
さて、広田神社には、あちこちに邪魔にならない程度に虎のマークが見受けられた。夕方のせいもあってか、家族連れが散歩に来たり、犬が散歩したりしている。方々が空いている。とてもすっきりした神社だと思われる。なるほど、こういうところで参拝しているのか。タイガースは。さて、ことしはどうだろう?