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いちばん好きなのは森田だ(と思ったよ)

4月17日(火)

 朝から道場の稽古。
 今月から、一月のうち、どこかの火曜日は、特別に杖の稽古を行うことにしたのである。
 といっても、道場の会員すべてに声をかけるのも無理があり、強制でもないし、とりあえず有志で始めることにしたのである。今後も定期的に続けていくつもりだ。たとえ、わたしがひとりでも、わたしは稽古するだろう。

 夕刻から大学へ。
 ようやく手に入れた学生証。これで晴れて身分が保証されたわけだ(先週からお願いしているのに、作成時間一週間。結構長かった)。
 講義に出た。第一回目の教育論。印象に残ったのは、「教育とは『巻き込まれる』こと」という内田先生のことばである。これには深く頷くばかりだ。それ以外、思い当たることばもなかった。わたしは、まだまだ「巻き込まれ」てばかりだからかもしれない。
実感として、大学に「巻き込まれる」ようになってからのほうが、ずっと大学生活が充実したものになっている。それは間違いない。話の中で、何度か例に挙げられた『ハチミツとクローバー』(羽海野チカ、集英社、全10巻)。あんなふうな学生生活は、ほんとうに理想だ。夢のようだし、憧れる。あのなかで一番好きなのは「森田」だ。彼が選んだ人生がとにかくおもしろくて、憧れた。それで最後まで目が話せなかった。ラストは、ややバーンアウトしたかに見えて、寂しくないでもなかったが。


4月16日(月)

 雨は、やーねー。
 でも、稽古は、いーねー。
 村上春樹の『うさぎおいしーフランス人』を読んでからこっち、ダジャレみたいなものがぐるぐるまわる。「うさぎおいしーフランス人」の続きがふと頭に浮かんだ。

 「うさぎおいしーフランス人」
 小鮒つりしーカナダ人。
 夢は今も目黒区民。
 忘れ難きやっぱりフランス人。


4月15日(日)

 お天気も良いし、洗濯も溜まっているし、それにお風呂が気になって掃除。大掃除。結構すっきりした。掃除もするもんだ。


4月14日(土)

 合気道の稽古。やっぱり楽しい。


4月13日(金)

 ことしも一度くらいはある「13日の金曜日」。


4月12日(木)

今週の月曜日から、大学の講義が始まった。 前期担当科目は、木曜日の午後、ここちよい昼下がりである。
勤務地の神戸女学院大学では、学生が登録したのち、登録人数が四名以下の場合、特別な場合を除いては、 その講義は開講されないという規則がある。 今回の登録期間は講義開始から第2週目。つまり来週である。
そのため、第一回目の今週の講義は、ややお試し期間的な意味合いもなきにしもあらずである。しかし、今も昔もまっとうな学生さんはいるもので、大概は第一回目の講義からきちんと教室に現れる。
前期は、わたしにとって、今年から初めて担当させていただく科目なだけに、どのくらい集まるものなのか、見当も付かなかった。ただ、上記のような理由で開講されないようなことにだけはなりたくなかった。

講義時間がやってくる。
更衣を済ませ、道場で掃除をしながら待っていると、緩やかに学生さんの姿が見えてくる。
最初はちらほら。 そのうち、どどど、どどどどど、どおおおおぉぉおおーと。あれよあれよという間に、その数なんと25名。講義登録意志のある合気道部の学生(2,3名)も含まれている。
それ以外は、す・べ・て!初心者。
し・か・も!畳は36畳。
ひとり一畳も当たらないじゃない!
道場の前方に立つと、ひとだかりで後ろのほうがよく見えない!

それでもなんとかかんとか、第一回目の講義は無事に済んだかに見える。果たして来週の登録時、どれくらいの学生諸氏が登録するのだろうか。謎である。未知数である。

いくら初心者慣れしているこの頃とはいえ、これほどまでに初心者と出会うとは、これほど集まるとは、夢にも思わなかった。事実として「うれしい悲鳴」である。
すべて内田先生のおかげだ。ありがとうございます。

(帰り際、これくらいの人数がわたしの道場にもやって来てくれたなら、どれほどうれしいことかと思う。場所も広いのだし)。


4月11日(水)

 道場の日。
 どうも暑い。ムッとしているその場所に、何か刺激が欲しい。

 三宅先生のところで治療を受けて、あまりにも酷い歪みを治していただく。来週は無事に道場の日を迎えられるだろうか。


4月10日(火)

 ことしも火曜日がやってきた。


4月9日(月)

 新学期始まる。
 朝から聴講許可の得られた講義を受ける。所用で一度山を折り終えてまた山を登る。昼食を摂るのをすっかり忘れていたのに気づいたのは、夕方の稽古も済んだ頃。
それにしても新学期の月曜日から大学はたいへんな賑わいだ。久しぶりに大学らしさが戻ってきたような感触に襲われる。久々に会った友人と楽しそうに学内を歩く姿も目立つ。しかし賑わいの大半はおそらく新入生であろう。なぜ新入生だとわかるのかと言えば、それは新入生発見ポイントがいくつかあるからだ。

1)学内専用のナースシューズを履いている。
この大学では、廊下を傷つけないようにとの意図からか、ナースシューズ着用が義務づけられている。入ったばかりの一年生は当然そんなものは持っていないので、入学式当日に購入する。購入したものをそれが決まりであるかのように履く。よって見た目にも新鮮な白が目立つ。(なお、時とともに、あるいは学年があがるに連れ、ファッションセンスが優先されるのか、着用数が激減する)。

2)学内の待ち合わせ場所が皆同じ。
学内には各関連の事務部署が集まる事務棟がある。掲示板もそこにまとめられている。新入生は、その事務棟や掲示板付近を昼休みや休憩のための集合場所目印にすることが多い。そこが誰にでもわかる場所だからだ。そして誰かを待っている。休日の、あるいは夕刻の梅田、ややビッグマン状態だ。ところが、この「誰かを待っている」という姿は誰しも同じなのだが、数日前に会ったばかりなので、まだ肝心の待っている相手の顔がはっきりしていない。不安そうに目をきょろきょろさせながら、待つべき誰かを探しているという意味では、みなほぼ同じ。今日もまた、見つかった相手と携帯のアドレス交換が盛ん。

3)着ているコートに張りがある。
最近の新入生は、いわゆる大学デビューなんぞしなくても、既に高校時代から、携帯電話に化粧、電車通学、電子辞書は当たり前といった日常で生活している方が多いようである。ゆえに講義携帯を除けば、大学になって新しくなる事柄も少なそうである。「入学祝に携帯電話」というのは、ひと昔前の話だ。それでも新しくなるものがある。それはコートだ。以前までのほぼ制服時代からすれば、こればかりは誰もあまり持っていないようである。入学に際し、こぞってお買い求めになるのか、どの人もたいへんきれいで張りのあるコートなのである。あまりにきれいで新鮮である。この春は、クリーム色のトレンチコート風なものが流行のようで。

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2007年4月18日 17:34に投稿されたエントリーのページです。

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