9月1日(水)
仮免前は、昨今、噂のM菱製の車で教習を受けていた。
仮免取得後から、Tヨタの車に変わった。
色は白。
車種は、いかにもタクシーに見える四角い車。コンフォート。
路上に出る車なら、宣伝効果もあるかもしれないし、
大概車体の側面に車校名を記していそうなものだが、
どういうわけか、この車、側面にもどこにも何も書かれていない。
だから、仮免許練習標識を外せばそのまま、
普通に乗れそうなくらいである。
(とくに乗りたい車ではないけど)。
タクシーを連想させる車は、乗る人数によって、さらにその雰囲気を増す。
昨日や今日は、三人一組の実技があった。
ひとりが運転しているとき、あとのふたりは後部座席に指導員が助手席に座る。
たとえば、自身が運転席に付くとき、助手席の人物が、
「次はあっちだ」「その次はこっちだ」と、指示する。
このときは、ほんとうにタクシーを運転しているような気分になった。
(タクシーを運転したことないけど)。
あと、エンジンが加速する音やアクセルをペダルから離したときの
音程の下がり具合が、一般にタクシーに使われる車に、
ほんとうによく似ている、という理由もある。
そういえば昔から、タクシーに乗ると、交差点に来るたび、
運転手さんがギアをがたごと切り替えて運転している印象がある。
そのときに聞こえる「がたごと」という音が、
どういうわけかわりと好きだったと、思い出した。