スーさんの十大ニュース

12月28日(日)

今年も早いものでもう年の瀬。毎年恒例の10大ニュースで、2014年を振り返ってみたい。

1.旅行
なんと言っても、今年の旅行のメインイベントは、11月にイタリア合気会50周年で、家内とローマへと旅したことである。
フィンランド航空を利用して、ヘルシンキ経由でローマへ。ローマのフィウミチーノ空港からは電車でテルミニ駅へ。投宿先のホテルは駅のすぐ近くだったので、迷うことなくホテルへ。到着したのは夜の8時過ぎ。食事がまだだったので、ホテル近くのリストランテへ。ローマでの初めての食事だった。
11月1日は、イタリア合気会50周年の会場であるローマ見本市へ。山田師範を始め、北総合気会の面々とバスで移動。多田師範の講習や演武会を含め、稽古がすべて終了したのは夜の9時。何と11時間にも及ぶ合気道三昧の初日であった。
翌日は、さすがに同行した家内も合気道を見ているだけでは過ごせないということもあり、講習会はお休みして二人でローマ市内観光へ。スリには十分注意と日本を発つ前から言われていたので、あれこれ対策を講じて、まずはローマ・パス(3日間有効のバス・地下鉄乗り放題、遺跡または美術館2箇所無料のパス)を手に入れ、地下鉄に乗り込んでまずはサン・ピエトロ大聖堂へ。
ちょうど日曜日ということもあって、入口には既に大勢の人が並んでいた。セキュリティゲートを通って、クーポラを目指す。途中まではエレベーターがあるのだが、最後は急な斜めの階段をひたすら登る。途中、ミサの歌声が聞こえてきた。荘厳な気持ちになった。ようやく辿り着いたクーポラからの眺めは、それまで疲れを吹き飛ばしてくれた。
サン・ピエトロ大聖堂からナヴォーナ広場へ。、途中昼食を挟んで、パンテオンからトッレ・アルジェンティーナ広場へ、さらにはヴェネツィア広場からカンピドーリオへ。ここの高台からは、フォロ・ロマーノが一望の下に見渡せる。さらには、有名なコロッセオへ。残念ながらコロッセオは見学時間が過ぎていて、入場することは叶わなかった。
この日の夜は、イタリア合気会主催の晩餐会。会場は、「ローマの休日」でアン王女の宿舎として撮影されたブランカッチョ宮殿。夜12時を回っても宴会は延々と続いたのであった。
11月3日は、内田先生たち甲南合気会の面々に同行させていただき、アッシジ巡礼へ。バスで2時間ほどの旅であったが、途中で昼食を食べた城塞都市のスペッロといい、アッシジの聖フランチェスコ大聖堂といい、そのあまりの美しさに何度も声を失った。
11月4日は、ローマ市内観光の2日目。地下鉄でポポロ広場へと出向き、そこからピンチョの丘へ登り、スペイン広場へと降りて、工事中のトレビの泉を通って、再びフォロ・ロマーノへ。ローマ・パスでフォロ・ロマーノを散策して、コロッセオへ。とにかく興奮して疲れを忘れるほどであった。
11月5日は日本へ帰る日である。支度を整えてフィウミチーノ空港へ。あっという間のイタリア滞在であった。ぜひまた来たいと思った。生涯忘れ得ぬ旅行となった。日本に帰ってから、ジェット・ラグの影響か、じっとしてるとすぐに眠くなって困った。

2.新任地への転勤
定年まであと3年ということで、できるだけ心静かに過ごせる学校へ転勤したいと願っての転勤先は、前任校とは湖を隔てた反対側の学校であった。予想に違わず、よい子たちばかりの学校であった。
部活動は、男女の副顧問ということで、10年ぶりに女子ソフトテニス部も教えたが、元気のよい、やる気のある生徒たちに刺激されて、つい夏の大会までせっせとテニスコートへ足を運ぶことになった。
夏の大会では、男子は団体で東海大会まで、女子も1ペアが個人戦で第3シードを破る健闘を見せてくれた。いつまでも記憶に残るすばらしい試合であった。

3.インバル、都響のマーラー
足掛け3年に渡ったインバル・都響のマーラー・ツィクルスもついに7月の10番で完結した。
3月の8番と9番もよかったが、最後の10番は、特に指揮者・楽団員の思いがこもった名演であった。
これからしばらくは、サントリー・ホールへも、横浜のみなとみらいホールへも行くことはないのかと思うと、なんだかひどく寂しい気がする。

4.読書
今年の読んだ本は67冊。そのうちのベスト3は以下の3冊。
①『ひと皿の記憶』(四方田犬彦、ちくま文庫)世界には知らない食べ物がいっぱいあるということを知った。
②『新・幸福論』(内山節、新潮選書)私たちはどういう時代に生きているのか、これからどう生きていけばいいのかという示唆を与えられた。
③『海のふた』(よしもとばなな、中公文庫)この小説を読んで、どうしても西伊豆土肥へ行きたくなった。

5.映画
今年見た映画のベストワンは、「世界の果ての通学路」。学ぶとはどういうことなのか、大人よりも、いま学校で学んでいるすべての子どもたちに見てほしい映画であった。

6.合気道
今年は、北総合気会が創立30周年であった。千葉へと出向き、講習会と演武会に来られる方々のお世話をした。外国からの参加者がたいへんに多くてびっくりした。
帰る前に成田山新勝寺にお参り。たいへんに大きなお寺さんであった。

7.Macの新しいシステムとiPhone6
10月、Macが新しいOSであるYosemiteにアップデートされた。ちょっと重たい感じだ。
iPhone6は、何とかローマ行きに間に合わせることができた。少し大きくなったが、その分薄くなって何よりサクサク動いていい感じである。

8.同窓会
11月、今年は大学卒業後25年・35年・50年の卒業生が招待ということで、久しぶりに大学の門をくぐった。35年ぶりに会うクラブ同級生もいて、思い出話に花が咲いた。これから毎年やろうということで話がまとまった。

9.訃報
9月、同級生の突然の訃報に接した。忌憚なく話ができる数少ない友人の一人であった。悲しみに打ちひしがれた。

10.K.G.ファイターズ
今年も母校のアメリカンフットボール部の応援に駆けつけた。
11月は関西学生リーグ最終戦の立命戦へ。昨年のスコアレスドローを払拭するかのような、スピーディーなノーハドル・オフェンスがすばらしかった。
12月は甲子園ボウルへ。4連覇のかかった試合だったが、パワーで日大を圧倒して見事4連覇を果たした。それにしても、今年のK.G.ファイターズは「強い」という印象であった。年明けのライスボウルが楽しみである。


それでは、みなさまよいお年をお迎えください。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。