スーさんの今年の十大ニュース

12月28日(土)

今年も残すところ3日あまり。というわけで、恒例の10大ニュースを。

1)旅行
2月、けいぞうさんのお誘いで、内田先生たちと信州は白馬村のスキー場でのスパルタン・スキーに参加。スキーをしたのは、たぶん15年ぶりくらいで、転んでばかりだった。「スパルタン」の名に恥じぬハードな3日間で、一生分のスキーをしたような気持ちになった。
伊豆は、3月の河津桜、9月の伊東温泉、10月の雲見温泉海賊料理祭りへ。宿は、伊東温泉以外が西伊豆のまつざき荘。ほぼ定宿となりつつある、たいへんによい宿である。
京都は、4月は修学旅行の引率と、8月の五山送り火と川床料理、11月の紅葉見物へ。貴船の川床料理は、まるで別世界のような涼しさを堪能した。紅葉見物も、毎年違うところを見に行く楽しみがある。京都は懐が深い。
東京へは、8月の終わりにお台場のサンダーバード博へ。娘と合流して、新宿にて家内の誕生日祝いの小宴。
12月は、大阪にて開催された「数学の演奏会」へ。独立研究者である森田さんの貴重なお話や、釈先生との対談を拝聴することができた。翌日は甲子園ボウルへ。その日の夜は、神戸ルミナリエを初めて見た。帰りは、近江八幡市へ。甲南合気会の福井さんのご紹介で、琵琶湖が一望できるフレンチレストランを訪ねてみた。今まで味わったことのないような美味しい料理をいただくことができた。
そして、甲南麻雀連盟の今年最後の例会。本部の例会は、ほとんど日曜日に開催されるので、長期休業中くらいしか参加することが叶わなくなったが、内田先生をはじめ、久しぶりに本部のいろいろな人たちと再会でき、たいへんに楽しいひとときを過ごすとともに、たくさんの元気をいただいた。
これらの旅行は、家内も同行してプリウスで行くことがほとんどであった。しかし、そのプリウスも購入してから早8年。車はどこも悪くはないのだが、いかんせんナビの地図が古くなってあまり使い物にならなくなっていたので、この年末に新しくポータブルナビを購入して取り付けた。これで、来年以降も迷うことなくどこへでも行けるようになったのである。

2)武道
5月、大阪にて、初めて光岡導師の韓氏意拳講習会を受講。光岡先生は、物腰は穏やかなのだが、その全身から発するオーラがひしひしと感じられ、講習そのものよりも、そのオーラに圧倒された。
同月、初めて全日本合気道演武大会に参加するために、東京の日本武道館へ。全国の合気道愛好者たちの演武を見るだけでなく、自分もその演武の一部に参加して、あらためて合気道のすばらしさを実感した。
6月、毎月一回、指導に来てくださっている北総合気会山田師範より、合気道の技の上達のために剣の理合を知るという目的で、香取神道流の剣術を教えていただけるようになった。こんな剣の使い方もあるのだと驚くことばかりであった。

3)インバル、都響のマーラー
1月の5番、11月の6番と7番、都合3回の演奏会を聴きに、横浜はみなとみらいホールへ。
特に、6番と7番は、ほとんど実演の機会がないので、貴重な演奏会であった。もちろん、3曲ともすばらしい演奏で、特に5番のアダージェットの冒頭部分は、今でも脳裏にしっかりと焼き付けられている。

4)読書
今年の読んだ本のベスト3は、以下の3冊。
①『聴衆の誕生』(渡辺裕、中公文庫)音楽を言葉でどう表現するかということについて、蒙を啓かれた。
②『京都の平熱』(鷲田清一、講談社)京都という街のことを語っていながら、人間論へと展開されていく自然さが、いかにも京都の町並みとぴったり符合しているすばらしい著作である。
③『今を生きるための現代詩』(渡邊十絲子、講談社現代詩書)日本語が持つ言語的特性を正確にとらえつつ、「人が生きるということ」はどういうことなのかということを、現代詩を手掛かりにして考えている。その姿勢がいかにも真摯である。こんなすばらしい書き手のいることを今まで知らずにいた不明を恥じたい。
こうして挙げてみると、著者はみんな「わ行」の人たちであった。

5)電子書籍
昨年末に購入したスキャナー(ScanSnap S1500M)を有効活用しようと思い、本の「自炊」をしてみた。初めは、古くなって、紙の質も劣化しつつあった本から始めたが、やっていくうちにコツも覚えて、あまり時間をかけずにできるようになった。スキャンした本は、iPadの「i文庫HD」というアプリで読んでいるのだが、このアプリはまさに「神アプリ」である。このアプリを使えば、どんな「自炊本」も快適に読むことができる。
電子書籍リーダーも購入した。KindlePaperWhiteである。このリーダーのよいところは、読みたい本がたちどころにAmazonのKindle本ストアからダウンロードできてしまうところである。無料本のラインナップも、同様の電子書籍ストアの中では最も充実しているのではなかろうか。ただし、このKindlePaperWhiteにも弱点はある。日本のほとんどの書籍は左開きなのだが、自炊本については左開きができないのである。
その左開きができるリーダーが、SONYのReaderであった。購入しようかどうか迷っていたところ、大阪の仲野先生から譲渡していただけることになった。さっそく、自炊した『海辺のカフカ』を読んだ。これが、自炊本初の読了本となった。
かように、自分にとっては「電子書籍元年」とも言うべき年であった。

6)MacとiPhoneの新しいシステム
9月、iPhoneのOSが新しくなった。フラットデザインと呼ばれる、たいへんすっきりした画面で、操作性も向上した。何より、一つのフォルダに、たくさんのアプリをまとめることができるようになったのがありがたい。
10月、Macも新しいOSであるMarvericksにアップデートされた。まだ、どこがどう新しくなったのか使いこなせていないけれども。

7)K.G.ファイターズ
正月3日のライスボウルから始まって、今年も母校のアメリカンフットボール部の応援に駆けつけた。
ライスボウルは、試合終了間際までリードしていたにもかかわらず、最後の土壇場で逆転負けを喫してしまった。でも、KGらしいすばらしいフットボールを見せてくれた。
11月は関西学生リーグ最終戦の立命戦へ。0-0スコアレスドローという試合を初めて見た。
12月は甲子園ボウルへ。KGの3連覇のかかった試合だったが、攻守で日大を圧倒して、見事3連覇を果たしてくれた。見応えのある試合だった。

8)表彰
2月、日本ソフトテニス連盟から、ジュニア指導者の表彰状をいただいた。畏れ多いことである。
11月、市中体連からは、「優秀指導者功労賞」をいただいた。表彰式には出られなかったが、後日中体連ソフトテニス部の先生たちが集まって、お祝いの会を開いてくださった。ありがたかった。

9)訃報
8月、家内の母が亡くなった。昨年11月に足を骨折して以来、ずっと病院での生活が続いていたが、暑い日が続いた夏に帰らぬ人となった。京都五山の送り火を見に行ったのは、その母を送る意味もあった。
4月には、イギリスの名指揮者、コリン・デイヴィスが亡くなった。彼の振ったシベリウスはすばらしかった。
12月、同じくイギリスの著述家、コリン・ウィルソンが亡くなった。彼の音楽についての著作を読んだばかりだった。

10)ウォーキング
夏休みから、ウォーキングを始めた。平日は帰宅してから、休日は早朝、雨で外に出られない日以外は、ほとんど毎日続けている。しかし、その効果はうかがい知れず、たまに会う人からは決まって「太ったでしょう」と言われる始末。精進せねばならない。

こんな一年であった。

それでは、みなさまよいお年をお迎えください。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。