スーさん、選抜チームを率いる

12月27日(月)

久しぶりにソフトテニスの話題を。
東海4県(愛知・岐阜・三重・静岡)の選抜チームばかりを集めた、第20回東海中学生ソフトテニスインドア大会が、今年も愛知県西尾市の総合体育館にて開催された。
各県とも3チーム(ただし、開催県の愛知はプラス1チーム)の計13チームによる団体戦である。

初日(23日)は予選リーグ。
本県は、Aチームが岐阜B・三重C・愛知Dの4チームリーグ、Bチームは岐阜A・愛知Cとの3チームリーグ、Cチームは愛知A・三重Bとの3チームリーグという組み合わせだった。
結果、Aチームは、愛知D・三重Cに勝ち、岐阜Bに負けて2勝1敗のリーグ2位、B・Cチームはそれぞれ全敗でリーグ最下位という結果だった。
それでも、試合内容はどのチームも悪くはなく、要所で凡ミスが出たり、攻めが中途半端になったりしての失点だったから、それを多少なりとも修正できれば、それなりにやれるのではと思っていた。

翌日(24日)は決勝トーナメント。
初戦の組み合わせは、Aチームが愛知D、Bチームが愛知C、Cチームが愛知Aである。
Aチームは難なく初戦を突破、Bチームも前日予選リーグで負けた愛知Cに3番勝負で競り勝って、それぞれベスト8入りを果たした。
残念ながらCチームは負けてしまったが、Cチームを指揮したコーチによれば、前日よりはずっといい試合内容だったとのことだった。

準々決勝、Aチームの相手は強敵の岐阜A、Bチームは前日にAチームが負けている岐阜Bとの対戦だ。
決勝トーナメントでは、Aチームはこの試合が一つの山場になるだろうと思っていた。相手はジュニアで試合経験豊富な選手を擁する岐阜Aチーム。前日の予選リーグで、本県Bチームとの対戦をじっくり見させてもらったが、前・後衛ともにバランスがよく、後衛並行陣にしても一筋縄では行かぬペアとの印象が強かった。そのため、試合前には具体的な戦術を選手に徹底させ、攻めどころの確認を行っておいた。
その甲斐あってか、トップは最初のゲームこそ落としたが、第2ゲームからは終始リードを奪って快勝、続く2番もテンポのいい攻めで快勝してくれたのである。選手たちの喜びも一入であった。
これでベスト4。
Bチームは、岐阜Bに3番勝負と食い下がって、ゲームカウントも2-1とリードしたが善戦もそこまで、その後は3ゲームを連取され敗れてしまった。それでも、強敵の岐阜B相手によく健闘したと言えよう。

さて、Aチームの準決勝は愛知Bが相手。しかし、Aチームの勢いは止まることがなかった。トップ、2番ともにストレート勝ちして、いよいよ決勝戦へとコマを進めることになった。
その決勝、相手は過去10回以上の優勝を誇る三重A。今年も、U-14のStep4(全国レベル)入りした選手を擁する強豪チームである。
トップ、よく攻めたがミスも重なって1-4で負け。しかし、2番は逆に相手後衛並行陣をものともせずにストレート勝ちして、3番勝負となった。
その3番勝負、いきなり3ゲームを連取されたが、そこから粘って2ゲームを取り返す。このまま勢いに乗ってファイナルゲーム(タイブレーク)に持ち込めば勝機も出てくると思っていたが、そこは自力に勝る三重Aチーム、最後はU-14の前衛選手に決められて、そのまま2-4で負けてしまった。
それでも、静岡県の男子としては4年ぶりに準優勝という結果を残すことができた。選手たちの健闘を讃えたいと思う。

今年の選抜チームには、昨年からチーム入りしていた選手が4名ほど入っている。だからというわけではないが、大会前はそれなりにやれるのではとも思っていた。
しかし、予選リーグではわれらがAチームも試合巧者の岐阜Bチームに敗れるなどして、やはり簡単には勝たせてもらえないと実感させられていた。そんな前日の敗戦があってこその準優勝だったと思う。
決勝トーナメントの日は、朝からどの選手たちも気合が入っていると感じていた。それは、1本1本のボールの勢いに現れていた。こういうときには、結果も付いてくるということなのであろう。

今年は選抜チームの監督として3年目を迎える。そろそろ結果を出さねばとも思っていた。その最初の試合で準優勝できたのはうれしかった。おかげで、気持ちよく新年を迎えられそうである。選手・コーチに感謝したい。
これを弾みにして、新年からはさらなるレベルアップを目指し、勢いをつけて3月の終わりの都道府県対抗戦の本戦に臨みたい。
がんばろう。