スーさん、アップルのおねいさんとお話する

12月20日(月)

地デジテレビ購入と同時にApple TVも購入したことは、先週この日記にも書いたとおりである。
購入と同時に、自宅の無線LANと接続し、Mac miniともファイル共有できるようにして、Mac mini内の写真や音楽を地デジテレビでも楽しめる喜びを実感したばかりだった。

ところが、購入した翌日にそのApple TVがご機嫌斜めとなってしまったのだ。
支部例会前に自宅まで迎えに来てくれたオノちゃんとヤイリくんに、「見てみる?」とApple TV見せびらかそうとスリープを解除したところ、どうもMac miniとの接続がうまくいかないという事象が出来した。
とりあえず、そのときはPCのモニタで見ることができたのであったが、肝心の地デジテレビで見れないことにはApple TVを購入した意味はない。
最初はちゃんとMacを認識したのだから、どこかで不具合が生じているのだ。仕方がないので、初期設定からやり直してみることにした。

まずは、互いの「ホームシェアリング」を「切」にして、Apple TVにApple IDを入力し、Mac miniとファイルのシェアリングができるかどうか確認してみた。しかし、何度トライしてもうまくいかない。互いに繋がっているはずなのに、Apple TVがMac miniを認識しないのである。
無線LANがうまく機能していないということなのだろうか。
無線LANに接続していなければ、インターネットには接続できないはずだ。でも、メニューの「インターネット」からはYou Tubeをちゃんと見ることができる。てことは、無線LANには接続している。

よくわからないので、ネットで「Apple TV、接続できない」と打ち込んで検索してみた。アップルのサポートページが出てきた。題して、「Apple TVがiTunesで認識されない場合のトラブルシューティング」。
そこに記載されていた「最初に行う手順」を全て確認してみたが、何も問題はなかった。
「トラブルシューティング」には、その手順を実行してもうまく接続できない場合の手順が、さらに10項目ほど記載されていた。
さすがに、モデムや無線LANルーターの電源まで全て引っこ抜いて設定し直す度胸はなかったが、それ以外の自分でも確認できそうな項目については実際に試してみた。
でも、やっぱりApple TVはMac miniのファイルを認識しなかった。

サポートページには、「ホームシェアリングに関するトラブルシューティング」という追加記事もあった。すぐにチェックしてみることにした。6項目ほどの「解決方法」が紹介されていた。以下のとおりである。
○ホームシェアリングを有効にしたコンピュータが利用可能なことを確認する。
○最新バージョンの iTunes がインストールされていることを確認する。
○Apple IDを確認する。
○ネットワーク接続を確認する。
○ファイアウォール設定を確認する。
○写真の共有が iTunes で有効になっていることを確認する。
これらの項目中、怪しいものがあるとすればネットワーク接続である。さっそく、ルーターのIPアドレスとApple TVに表示されているルーターアドレスが一致しているかどうかを確認してみた。問題はなかった。

かくなる上は、Macの場合にはよく使う「コンセントを引っこ抜く」という荒業を試してみるしかない。
Apple TVの電源プラグを抜き、Mac miniの電源も抜いて、Mac miniから電源再投入を行った。そうして、もう一度Apple TVの「ホームシェアリング」を設定するためにApple IDを入力してみた。そうして、祈る気持ちでApple TVメニューの「コンピュータ」欄を確認してみた。
ダメだ。繋がらない。

先週の月曜日。
一度はちゃんと繋がったのだから、諦めるわけにはいかない。
附属の「設定ガイド」の冊子をもう一度よく読んでみた。どうやら、モデムも含めて全て電源を引っこ抜いてやり直してみるしかなさそうだった。でも、自分だけでやるのにはかなり抵抗があった。
ネットのトラブルシューティングのページには、サポートの電話番号が記載されていた。すぐに電話してみることにした。

音声ガイドに従って、必要な番号をプッシュしていくとサポートセンターにつながった。
問われるままに、製品のシリアルコードやこちらの住所、メールアドレスやらを答え、現在の不具合について説明した。
相手は、何度も「ありがとうございます」という言葉を繰り返しながら、具体的な対処方法を一つずつ説明してくれた。言われるままに試してみた。
だが、そのほとんどは事態の改善には至らないものばかりだった。「では」ということで試したのが、モデム・無線LANルーター、Apple TV、Mac mini全ての電源コンセントを引っこ抜き、再度電源投入していくという方法だった。
「えーと、モデムとか電源抜いて、またインターネットの設定をし直すとか、自分ではできないんですけど、大丈夫ですか?」と尋ねたところ、「大丈夫ですよ」という優しい答えが返ってきた。あまりにアホな質問だったので、きっと電話口の向こうでは憫笑していたことであろう。でも、そんなことはおくびにも出さず、丁寧に答えてくれたのだ。
「電源を抜いたら、そのまま1分ほどお待ちください」と言われたので、「実は、iPhoneのremoteアプリも、Apple TVを認識しないんです」と尋ねてみた。「わかりました。では、そちらはApple TVがうまくつながったら対応しましょう」と言われた。いい感じだなあと思った。

それぞれに電源を再投入していった。そうして、「ホームシェアリング」を設定し、恐る恐るApple TVのメニューから「コンピュータ」を確認してみた。「あ!出てる!Mac mini出てますよ!」と思わず電話口で大きな声を出してしまった。「そうですか、ああよかったです!」と「アップルのお姉さん」もうれしそうに答えてくれた。対応してくれた時間は30分の余。何だか、電話口の人が他人とは思えないような気持ちになった。
「では、iPhoneのremoteも立ち上げていただきますか?」と言われたので、おおそうだった、と立ち上げてみた。ちゃんと、Apple TVもMac miniのiTunesも認識してくれた。どうやら、モデムか無線LANルーターとの相性が悪かったらしい。
繰り返しお礼を言いながら、電話を切った。

Macユーザーのみなさま、持つべきはアップルケアのお姉さんです。