スーさん、iPhone4を買う。

11月1日(月)

先週の水曜日(27日)、Twitterのタイムラインに「iPhone4ホワイトモデル発売間近か?」というツイートが流れた。「おお、ついに発売されるんだ!」と鼻息荒くRTしたのもつかの間、今度は「米アップルは26日、iPhoneのホワイトモデルの発売を、来年春まで再び延期すると発表した。」というロイター配信の記事がツイートされた。
持ち上げられておいての急降下だったから、そのショックは大きかった。
「来年の春までかあ…もう黒を買うしかないだろう」そう呟いていた。

同日、まことに時宜を得て、以前からフォローしていた近所のソフトバンクショップのツイートが流れた。「iPhone4のホワイト発売延期です! ガッカリされてらっしゃる方はぜひブラックを!今ならiPhone4店頭お渡し即日です!」
「即日渡しねえ…。」かなり心が動いた。

週末は台風の来襲が報じられていた。特に、浜松には土曜日に最接近するとのことで、本校の生徒たちには金曜日の帰りまでに、「土曜日の部活動は全面中止」との通知が配布された。
その土曜日は、県西部地区のソフトテニス強化練習会が予定されていた。先日の西部大会個人戦で上位に勝ち残ったペア中心の練習会の指導である。責任者であるオノちゃんからは、「当日の朝6時半に、開催の可否を決定します」とのメールが入っていた。でも、きっと中止になるだろうと思っていた。
案の定、土曜日の朝に中止決定のメールが入っていた。
この日は、関西学生アメリカンフットボールリーグ第5節、KGファイターズvsパンサーズの試合が、大阪長居の球技場で予定されていた。強化練習会もなくなったので、観戦に行こうかとも考えたのだが、台風の中を大阪まで運転していくのは難儀なことだった。それに、フットボールの試合にはいつもご一緒する「ゑびす屋」タニグチさんが、今回は都合で行かれないとお聞きしていた。キックオフは午後2時半だったが、そんなこんなでフットボール観戦は諦めることにした。

外は雨だし、台風は近づいてくるしで、こういうときは蟄居を決め込むのがいちばんだった。妻から、「衣料用の洗剤とシャンプー、買っといてくれる?」と頼まれていたので、台風がひどくならない午前中に買い物を済ませようと、ホームセンターまで買出しに行くことにした。
時間があるときには、余分なことも考えるものである。水曜日の「iPhone4店頭お渡し即日」の文字が頭に浮かんでは消えたりしていた。つい、auショップに電話して、他社のケータイに変更する際の手続等を聞いてみた。そんなに難しいことではなさそうだった。
次いで、件のソフトバンクのショップにも電話をしてみた。
「ツイッターでiPhone4店頭お渡し即日って見たんですけど、今日とか大丈夫ですか?」と。「もちろん、お渡しできます」との返事だった。ドキドキしてきた。それから、あれこれあれこれ説明(現在のケータイに入っている電話番号やメールアドレスも移せるかどうか、など)を聞いた。
完全に購入体制に入ってきた。

とりあえず、ホームセンターで買い物を済ませた。途中、コンビニで昼食を買って一旦家へ戻った。決断の前に気になっていたことを、最近iPhone4に買い換えた京都のキシ先生に尋ねてみた。明確な答えが返ってきた。決断することにした。
ちょうど昼食時ならばお店も空いているのではと思い、昼食は帰ってから食べることにして、まずは自宅から最寄のauショップへ。
「他社のケータイに変えようと思うんですけど」と切り出すと、嫌な顔一つせずに(当たり前か)ニッコリ笑ってすぐに手続きに入ってくれた。ものの10分ほどで手続きは終了した。「では、この書類をソフトバンクのお店に持っていってください」とのこと。
そのままSBのショップへ。
「先ほどお電話した者ですけど」と言うと、すぐに手続きに入ってくれた。特に時間がかかったのは、料金プランをどうするかということだった。現在の大凡の使用状況を説明すると、二つの料金プランを提示して、それぞれプランのメリットやデメリットも説明してくれた。
「現在の料金と多分そう変わらないでしょう」というお店の人オススメのプランにした。
アドレスを移したりする作業をしてくれている間、お店のすぐ隣にある書店に行って、iPhone4の解説書を購入した。これで用意は万端である。

作業も終わり、ついにiPhone4を手にした。白のケースも購入した。
家に帰り、慌しく昼食を掻き込むと、まずはiPhone4ケースに付いていた保護フィルム貼り。続いて、自宅のMacに接続してiTunesに同期しながら、解説書を見てあれこれ設定してみた。従来のケータイメールの設定がいまいちよくわからなかったのだけれど、その他はiPod touchとほとんどおんなじだったので、戸惑うことはなかった。
設定が終了して最初にすることは、今までのケータイメールアドレス変更のお知らせを配信することだ。これがよくわからなかった。SB同士なら午後9時前までなら無料で通話できる。さっそく、京都のキシ先生に電話してやり方を教えてもらった。

この日は、夕方から西部大会の反省会が予定されていた。会が始まっても、アド変メール送信のことばかりが気になって、つい飲み食いを忘れてメールを送信していた。そのうちに、返信メールやら電話やらが続々と入ってきた。中には、ずいぶんと懐かしい人からのメールもあった。それらに返信をしている間に、もう会はお開きの時間となった。

明けて日曜日。
前日購入した『30分でわかるiPhone』(ソシム)を熟読。前日に引き続いてあれこれ設定をしてみる。Bluetoothの機能があるので、そのままプリウスに同期すればハンズフリーでも使えることなどがわかった。
いやはや。
何か、このガジェットのおかげで新しい生活が始まりそうな予感がする。