スーさん、歯が痛い

6月7日(月)

土曜日は、県中学生ソフトテニス選手権大会(個人戦)参加のため、早朝から富士宮へ。
県下郡市各協会単位で選抜された中学生たちが、男女別に集って県内中学生ナンバーワンのペアを決めるのである。

この日は、なぜか朝食時から奥歯周辺の痛みが気になった。そういうことが今までもないわけではなかったので、あまり気にせずに放っておいたのだが、まさかそれが3日目の今日になっても消えない痛みになるとは思いもよらなかった。

浜松から富士宮までは車で2時間弱。試合開始50分ほど前には会場入りして、テントを設置するなど試合の準備をさせる。
と、見知った顔の選手がやってきた。県選抜チームに所属していたFT中のT・Sペアだ。近況やこの日の組み合わせのことなど、あれこれと話を聞かせてくれる。組み合わせは、8本取りで同じ県選抜チームのFN中S・Aペアと対戦するとのことだった。「高みの見物をさせてもらうわ」と笑って話しているうちに開会式。
本校ペアの試合は第7試合だった。2時間ほど待ち時間がある。その間、県選抜チームで見知ったペアが次々と試合に入った。夏の対戦も頭の片隅に入れつつ、どのペアがどんな試合を展開しているのかということもチェックしながら観戦していた。

そうこうしているうちに、自校の選手の出番となった。相手は第4シードのペア。ま、今の本校選手の実力では鎧袖一触で退けられてしまうであろうという予想だった。はたして、結果はそのとおりのストレート負けだった。
どうも、今年の選手たちは、相手がどうこうというよりも、自分たちで勝手に自滅していってしまう試合ぶりが目につく。もちろん、自信がないからなのであろうが、ならば普段の練習で何を重点的に意識して練習すればよいかということも自覚されるはずだし、そのことは今まで彼らには何度となく話をしてきたつもりだ。
しかし、未だに最後の大会に向けて何らかの光明が見出せるまでには至っていない。例えば、試合前日の金曜日、本校は「スポーツデイ」と名称される運動会だったのだが、前日の練習終了の折「明日は運動会の後だけど練習はするから」と連絡しておいたにもかかわらず、その金曜日にラケットを忘れて慌てて自宅まで取りに帰っていたレギュラーの3年生がいたりする。どうも、レベルアップを図れない原因はそんなところに一端があるようにも思ってしまうのだ。
ヤメよう。愚痴っても事態は改善しない。
大切なことは、現状を踏まえて何をどう指導していくかということだ。

この日は、試合が終わったら、そこから沼津のK学園高へ移動して、つい1週間前に団体・個人ともにインターハイ出場を決めた女子ソフトテニス部の選手たちと、一緒に練習をさせてもらう手筈になっていた。もちろん、スガイ先生に本校選手たちを見てもらい、その技術的な課題や、選手選考の視点を確保するというねらいもあった。
すぐに、スガイ先生のところに「ぼちぼち行きます」とメールを入れたのだが、県選抜チームのペアの試合を見たり、シンムラくんとことオータくんとこのペアの試合が終わるのを待って、彼らと昼食を共にしようと待ったりしてうちに、つい昼食も食べ損ね、シンムラくんとオータくんはそれぞれに試合が立て込んでまだ昼食に行けそうにないという状況も手伝って、彼らには「お昼食べずに沼津行くわ」と連絡をして試合会場を後にした。
スガイくんに連絡すると、「何してんの?遅いじゃん。もうオノちゃんもヨッシーも来てお昼食べてるとこだよ?」という返事が返ってきた。なんでヨッシーがいるんだろうと訝しく思いつつ(ヨッシーは、シンムラくんと次週沼津へ行くと聞いていた)、沼津への道を急いだ。

K学園高到着後、すぐにテニスコートへ行ってみると、副顧問のサノ先生がいた。「あれ?スガイ先生は?」と尋ねると、「お昼食べに行って、まだ戻ってません」」とのことだった。すぐに学校近くの食堂へ行ってみると、スガイくん・オノちゃん・オノちゃんとこの副顧問とヨッシーがいた。どうやら、ヨッシーは次週に来る予定だったのが、急遽高校生は試合が入ってしまったために1週早めて来たとのことだった。
当然、その日はヨッシーも泊まるものと思いきや、日帰りだということで、練習後は同行してきた生徒二人とオノちゃんとこの副顧問を乗せ、浜松へと戻っていった。

夜は、以前から沼津に来たときにはよく連れて行ってもらった居酒屋にて小宴。途中から出された吟醸酒が口当たりよく、つい飲み過ぎてしまった。
途中から合流した男子顧問のハラ先生も入れてちょうど4人ということで、以前行ったことのある雀荘にて東回しを5回ほど。この日はオノちゃんが絶好調だった。

明けて日曜日、本校の副顧問に引率されて浜松から電車でやって来た選手5名を加えて、午前中は基本練習。団体戦のメンバー選考のことも踏まえ、スガイ先生には一人一人の選手を見てもらった。
午後は、コートがたくさんある方が試合をたくさんやれるからというご配慮で、男子が借りていたN東高へと移動して練習マッチ。
昨日からの宿泊組は、心なしかサーブやストロークのボールのスピードや、動き全体がよくなっているように感じる。高校生との合同練習で自然と身についたものなのであろう。それは、オノちゃんとこの選手たちも同様であったようだ。いやはや、K学園高の練習たるや恐るべし!
そのまま、夕方までたっぷりと練習マッチをやらせてもらい、電車組はK学園高の保護者に沼津駅まで送っていただいて、お世話になったスガイ先生とサノ先生とにお礼を言いつつ、沼津を後にする。
おかげで、何となく夏の大会に向かうイメージが朧気ながら見えてきたように思った。このお礼は、夏の大会の結果でお返しするつもりだ。

沼津から帰っても歯痛は相変わらずだった。虫歯ではないと思うのだが、とにかくしっかり噛めない。
うう、明日も痛かったら歯医者さんへ行こうと思う。痛いよ〜。でも、歯医者さんに行くのもコワイよ〜。