スーさん、句をひねる

1月25日(月)

土曜日は、伊豆長岡の体育館にて県選抜チームの練習会。このところ、毎週のように練習が入っている。
せっかく伊豆長岡まで行くんなら、前日は沼津に宿泊して久しぶりにK学園高女子ソフトテニス部監督であるスガイ先生と久闊を叙したいものだと、事前に連絡を入れて再会を約しておいた。

前日の金曜日は、勤務時間終了と同時にソッコーで家に帰って支度。今回はオノちゃんが迎えに来てくれる手筈になっていた。
まあオノちゃんも早くて6時くらいになるだろうと思いきや、5時半には既に我が家に到着していた。手回しがいい。程なく沼津へ向けて出発する。
幸い、週末の東名は空いていた。おかげで午後8時前には沼津に到着。すぐに予約しておいた駅前のホテルにチェックインし、スガイ先生と待ち合わせる。

待つことと暫し、スガイ先生がホテルまで迎えに来てくれた。そのまま歩いて近くの韓国料理店へ。
本場のもんの料理に舌鼓を打ちながら、ビールと焼酎を痛飲する。
話題は、ソフトテニスのことはもちろん、後で合流した男子顧問のハラ先生がiPhoneを持っていたのをきっかけに、Twitterなどのウェブのことどもにも及ぶ。
スガイ先生の、「Twitterって何すか?」という質問に始まって、まだ最近覚えたばかりのことや興味深いサイトについての情報交換などをしているうちに、沼津の夜は深々と更けていった。
もう三更になろうというところで、ハラ先生は意欲十分であったそうだが、既に酩酊状態を呈していた自分はとても麻雀など打てる状態になく、そのままよろよろとホテルへ戻り、湯浴みの後でベッドに昏倒したのであった。

翌朝、痛む頭を抱えつつ朝食を済ませ、ホテルをチェックアウトして、スガイ先生をご自宅まで迎えに行く。前日の夜に、「明日、伊豆長岡の体育館まで一緒に行きましょうかあ?」との申し出を受けていたのだ。こちらからはとてもそんなことはお願いできないと思っていたことを、スガイ先生の方から申し出てくれたのだ。もちろん、一も二もなかった。

沼津から伊豆長岡までは30分ほど。体育館に到着し、練習が始まった。
昨年もそうであったが、今年も本県は前衛選手の育成が焦眉の急である。スガイ先生からは、主として前衛選手の技術的な課題について、中でもボレーの技術を中心にみっちりと指導していただいた。

午後からは、オノダコーチがかつては国体選手も務めたことのある社会人のスワベ選手を同行して登場。選手たちとゲームをしながらいろいろと指導してくれた。
スガイ先生とその試合ぶりも見ながら、最終的な選手選考のことも視野に入れつつ、各選手の課題を話し合った。スガイ先生からも「(本戦の)初戦勝利までの道のりは遠いかもしれませんねえ。 前衛のレベルアップが急務っすよ」と指摘された。
そのことも視野に入れつつ、あと2ヶ月で何とか試合で力を発揮してくれそうな選手を選ばなければならない。つい、溜息が漏れてしまいそうになる。

浜松に帰ると、いつもの中華料理店でヨッシーとヤイリくんが待っていた。
飲み且つ食べながら、ネットを利用した個人のアーカイブづくりの必要性を説く。
ネットやPCの利用について、「ボク、使い方よくわかんないから」などと言える時代はもう終わったと思う。今や、わからなかろうがなんだろうが、とにかく使っていきながら操作法や利用法を覚えていく時代なのだ。
そんなことを力説して、いつもの雀荘へ。
麻雀はこのところ調子がいい。
東回しで4回ほどやったが、最初の3回はほとんど和了れず。しかし、最後の1回で爆発した。ラス親で10本以上積み、プラ104。それまでのマイナスを一気に帳消しにした。
やばい。こんなところでツキを使っていると、本戦の都道府県対抗戦では勝てないかもしれない。

明けて日曜日は、本校の選手たちを指導。このところ、土日は必ずどちらかが県選抜チームの練習で学校の練習ができないため、指導できる時に必要なことを精選して練習しておかなければならない。
県選抜チームのレベルのことを思うと、とてもそこまでは追いつけそうにない自チームである。県選抜の監督をすることの矛盾も感じつつ、何とか置いていかれないようしなければと思う。

午後は、散髪をしてすっきりとしたところで、TUTAYAで「トランスフォーマー/リベンジ」のDVDを借りて帰った。県選抜チームのブログをアップし終え、件のDVDを見る。なんだか、CGがごちゃごちゃして敵味方の区別がよくわからなかった。
先日、妻と一緒に見た「アバター」でも感じたことだが、この映画でも戦闘場面にアメリカの病巣を見る思いがした。

そうそう、Twitterをはじめとして、最近ハマっていることはいくつかあるのだが、中でも特にハマっているのが俳句づくりである。
Tumblrを使ってネット上に自分だけのミニブログを作成したことをきっかけに、以前からやりたいと思っていた俳句づくりに挑戦することにしたのである。
とにかく「一日一句」を課して、Tumblrにアップする。始めたのは先週木曜日。もちろん、句づくりに欠かすことのできない『歳時記』は購入済みである。

句づくりをしていると、思わぬ発見もある。
今日、『歳時記』で発見したのは、正岡子規の句である。
「薪をわるいもうと一人冬籠」
思わず、菅野美穂ちゃんの姿が目の前に浮かんできた。

俳句って、いいなあ。