スーさんのことしの重大ニュース

12月31日(木)

今年も残すところ数時間。
大晦の今日は、朝から寒風吹きすさぶ冬晴れであった。午前中は、ここ数年気になっていた書棚の整理。読了する度にきちんと整理するように心掛けておればいいのであるが、つい書棚に無造作に置くことが習慣になってしまうと、エントロピー増大の法則に従ってその乱雑さの度合いを増していく。
今回は、書棚から全ての本を引きずり出し、単行本、新書、文庫本と分けて整理してみた。こうやって整理していくと、ここ数年の自分の読書傾向がよくわかる。「え?こんな本読んでたの?物好きだなあ」とか、つい忠告の一つでもしたくなってしまうのであった。
午後は、お決まりの風呂、洗面所の掃除と居間の整理。DVDに録画した番組も、整理箱が必要になるほどであった。元旦は、支部会員たちをお迎えして新年会を催すので、炬燵廻りの整頓をして座椅子を配置する。

外は木枯らしの音が聞こえるので、シベリウスの交響曲を1番から順に聴きながら、例によって3×10大ニュースを記すことにする。

<出来事編>
①合気道初段審査
来年になるだろうと思っていた昇段審査を、11月にやることになった。かなり不安だったが、何とか終えることができた。最後まで動いた自分の身体を褒めてやりたい。
②内田先生の結婚式
神戸女学院での結婚式とホテルオークラ神戸での披露宴に参列させていただいた。終始温かい雰囲気のすばらしい式と披露宴であった。二次会では、ヒラカワさんに鰻屋さんと間違えられた。
③ギエムを見た
もう日本では二度と見られないという「ボレロ」を見ることができた。入手至難のチケットが、まるで奇跡のように手配できた。すばらしい体験だった。

<おいしいお店>
①焼津の「かどや」
この焼津港際のお店の魚料理は、どれもが絶品。地元の名酒「磯自慢」も飲める。
②浜松の「百盛」
「開店1周年記念につき半額!」の触れ込みで初めて行ってみたのだが、「干し豆腐の和え物」など、今までにない食感の中華料理に仰天。それから行きつけのお店になった。
③「まこと」の閉店
ここ数年、支部の旗亭であった「まこと」が閉店してしまった。料理はどれをとっても安くて美味、大将と女将さんの人柄が偲ばれる。可能ならばぜひとも復活してほしい。

<旅行編>
①城崎極楽温泉麻雀
今年は内田先生もご参加されての城崎行。いつもの出石の蕎麦、城崎の外湯、旅館「湯楽」での麻雀を堪能させていただいた。
②箱根行
今年の秋の小旅行は箱根へ。ポーラ美術館や芦ノ湖など、見所数多の観光地であった。沸かしも足しもしないそのまま源泉はさすが箱根。
③東伊豆行
妻の誕生日旅行は東伊豆の北川温泉へ。料理もさることながら、貸切露天風呂もワイルドだった。

<ソフトテニス編>
①県大会団体準優勝
まさか決勝まで行けるとは。選手たちのおかげで、監督としては15回目となる東海大会へ。
②都道府県対抗初戦敗退
群馬を土俵際まで追いつめたのだが、そこから逆転負け。一筋縄では勝てません。おかげでまた監督をさせられる羽目に。
③FAX詐欺マッチ
面識のない顧問がFAXを送りつけて練習マッチの誘い。勘違いして参加してしまった。参加した学校の監督は、おしなべて選手たちに罵詈雑言を浴びせかける人たちだった。参加したことをひどく悔いた。

<学校関係編>
①新型インフルエンザ猛威
本校もご多分に漏れず、新型インフルエンザの洗礼を受けた。3クラスが学級閉鎖に。年明けからも予断は許さない状況である。
②35人学級
生徒数を少なくするのはよいが、「どの学校も一律に」ではなく「それぞれの学校の実情に応じて」実施させてほしいのだが。おかげで講師は払底し、本校に来るはずだった時間講師が来なくなったために理科の教員は四苦八苦。来年はこうならないよう配慮してほしいものだ。
③教員免許更新制廃止
民主党政権となり、教員免許更新制が廃止されることになった。こんなバカな制度、もっと早く止めるべきだった。

<読書編>
①『単純な脳、複雑な「私」』(池谷裕二、朝日出版社)
わが静岡県の出身者にもこんなにすばらしい科学者がいた。誇らしく思う。
②『13日で「名文」が書けるようになる方法』(高橋源一郎、朝日新聞出版)
タイトルから、ハウツー本かと思いきや、筆者が明治学院大学で受け持っている「言語表現法」の講義を書籍化したもの。こんな講義を受けてみたい。
③『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(加藤陽子、朝日出版社)
東大の歴史学教授による中高生への授業。過去を見る視点とはどういうことか目を開かされる思いだった。

<音楽編>
①シベリウス交響曲全集(コリン・デイヴィス指揮、ロンドン響)
どこかへ長時間ドライブするときには、決まってこの全集を持参した。特に2番、6番、7番が秀逸。サー・コリンのシベリウスはとてもいい。
②ブラームス交響曲全集(カール・ベーム指揮、ウィーン・フィル)
ベームが指揮するブラームスって、あまり高く評価されないのだろうか。とてもいいと思うのだが。
③ブルックナー交響曲全集(ロベルト・パーテルノストロ指揮、ヴュルッテンベルク・フィル)
CD11枚組なのに、2千円以下で買えた。でも、演奏は「安かろう悪かろう」どころか、どれも聴き応えのする演奏ばかり。特に6番がいい。

<映画、TVドラマ編>
①「JIN−仁−」(TBS)
今までテレビドラマなんて見たことなかったのに、このドラマだけは毎週欠かさず見た。いいドラマだった。ぜひ続編を期待したい。
②「坂の上の雲」(NHK)
どうやって映像化するのか、そんな興味で見始めたが、菅野美穂にはまった。
③「サマーウォーズ」(細田守)
大家族がみんなで力を合わせて困難に立ち向かうという設定がよかった。人の輪って大切だと思う。

<感動編>
①内田総長来浜
われらが内田総長が浜松で講演をされ、その後みんなでプチ打ち上げ宴会を催した。大いに盛り上がった小宴となった。
②船から花火を見た
生まれて初めて船上から花火を見た。でっかかった。
③JAFの迅速なサービス
こんなにJAFのお世話になった年も珍しい。でも、その度に迅速で親切な対応には感激した。

<モノ編>
①レノボのネットブック
ご多分に漏れず、ウィンドウズのネットブックを購入した。旅行に持参したりして、何かと重宝している。
②EYE-FIカード
無線LANの環境下だと、デジカメのスイッチを入れるだけでPCに写真を転送してくれる優れモノ。
③液晶モニタ
わが家も、ついに14型のブラウン管のCRTから19型液晶モニタに替えた。くっきりはっきり見えるのと、ワイドな画面がうれしい。

では、どちらさまもよいお年をお迎えください。