スーさん、年の瀬を愉しむ

12月21日(月)

土曜日は、先週に引き続いて県選抜チームの第2回練習会。会場は、午前中が磐田市の「アミューズ豊田」、午後は浜松市の「新橋体育センター」である。
この練習会、実は昨年の反省もあって、「東海インドア大会までに少なくとも2回は練習会を持とう」ということで、主務のヨッシーが計画をして会場確保に努めた結果、実現した練習会である。
午前中の会場である「アミューズ豊田」は、インドアのテニスコートが2面取れる施設だった。体育館に入ると、既にラインテープも貼り終わって乱打が始まっていた。
その日は地元の大会があるとのことで不参加の予定だったコーチのヤマガタくんの姿が見えた。「あれれ?今日は来ないんじゃなかったっけ?」と問うと、「地震の影響で大会が中止になっちゃったんです」とのお答え。そうなのだ、ヤマガタくんとこは東伊豆(伊東)なので、つい前日(17日)の夜と前日(18日)の朝に震度4~5の地震が発生したばかりだったのである。「そうか、タイヘンだったねえ」と様子を聞くと、「特に昨日は、1時間目の授業を始めますってあいさつをしたとたんに地震だったので、ちょっとびっくりしました」とのことだった。

今回は、新チームになって初のインドア練習ということで、インドア特有のボールのバウンドに慣れることと、インドアにおける戦術を活用するために必要な技術的要素を身に付けさせることが、練習の主たる眼目であった。
実際にボールを打っているところを見ていると、やはり多少はボールのバウンドに戸惑っているようなところも散見せられた。ひとしきりボールを打たせたところで選手たちを集合させ、ヤマガタくんからロビングを打つ際のポイントをコーチしてもらった。
それにしても、さすがは県下から選抜された選手たちである。ボールのバウンドにも程なく慣れて、アウトコートと変わらぬパフォーマンスを発揮できるようになってくる。
ストローク練習のあとは、前衛の技術練習。インドアでどうしても必要になってくるスマッシュ力を強化するためのプログラムをやらせてみた。
せっかく2面あるからということで、後半はゲーム。前回の練習会で組ませたペアのインドアでの試合ぶりを確認する。なかなかいい感じである。それぞれの選手が持ち味を出した試合ぶりを見せてくれた。

昼食は、午後の会場に移動して取ることになった。午前中の会場から午後の会場までは車で30分ほど。最近はどの車にもナビが装着されているので、道に不案内な保護者たちの移動を心配することもない。便利な世の中になったものだ。
午後の会場はコートが1面しか取れない体育館である。練習プログラムもそれなりに考えなければならない。午前中のゲームの様子も考慮しつつ、前・後衛のコンビネーション練習と試合形式を行わせることにした。前衛選手の技術的な課題も見つかったが、なんとか他の選手の見よう見まねで自分なりに課題を克服しようとしている姿も見られた。このへんが選抜チームで練習することの大きな意義であろう。

来る東海インドアは、23日から愛知県西尾市の体育館にて行われる。東海4県からそれぞれの3チーム(開催地の愛知は4チーム、さらに都道府県対抗戦の開催地である伊勢市が1チーム加わる)の選抜チームが集まって、予選リーグと決勝トーナメントを行う。
昨年は愛知県のA・Bチームによる決勝だった。本県はベスト8に2チーム入るのが精一杯であった。今年も、三重県などは今夏の中体連全国大会に出場したペアを擁しているだろうし、いずれの県も一筋縄ではいかない相手ばかりであろう。そういう意味では、そんな相手に現時点でわが県の精鋭たちがどれだけ対抗できるのかを確認できる絶好の機会ととらえられるであろう。今年は、なんとか昨年を上回って、ベスト4入りを果たしたいなどと密かに皮算用をしているのだが、さてどうなることやら。

練習が終わって、夕方からはその日愛知県で予定していた練習マッチが雪のためキャンセルになったオーツボくんと、週末はどうしても麻雀をやりたいヤイリくんとで新規開拓の小料理店へ。
何と、ほとんど地元以外で入手至難の日本酒「磯自慢」が置かれていた。牡蠣の土手鍋や揚げ銀杏などに舌鼓を打ちながら、つい「磯自慢」を過ごしてしまう。
程よく満足したところで、その日協会の納会に参加していたヨッシーとオノちゃんも合流して、いつもの「はつとん」へ。
この日は、ヤイリくんが激和了を見せた。どうも、全自動卓は配牌に片寄りがあるような気がするのだが。要は、誰がその片寄りに当たれるかどうかで勝敗が決まってしまうのではあるまいか(って書くということは、「また」負けたってことです)。それにしても、こんな「よえ~」状態で本部へ行ったらどうなってしまうのだろう。画伯の「ロン!満貫だけ!」攻撃の格好の餌食になってしまいそうだ。

明けて、日曜日は午前中が自校の部活動指導、午後は久しぶりに家でのんびりと過ごす。
とりあえず、年賀状の裏面印刷を終えた。宛名も印刷しようとしたら、昨年の住所録が自宅PCにはセーブされていないことがわかった。一昨年のものはあったので、今年の年賀状を見ながらその訂正作業に勤しむ。こういうことをしていると、時のたつのを忘れる。自分は、こういうことがけっこう好きなんだと思った。ひととおりの作業を終えて、無事住所録をセーブすることができた。
夜は、お楽しみの「坂の上の雲」を見る。一部に、「正岡律が出過ぎ」などというメディア評もあるようだが、ええい、下がりおろう、菅野美穂はいいのである。

今学期も、本校は明日を持って終業、いよいよ冬休みに入る。暫し仕事のことは忘れて、のんびりとした年末年始を過ごしたい。