スーさんから新年のご挨拶

1月6日(火)

みなさま、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
この長屋住まいも、早6年目を迎えることになりました。
毎年毎年代わり映えのしない内容の日記ですが、よろしければ今後ともご贔屓の程よろしくお願い申し上げます。

さて、元旦はいつものように家族で初詣と思いきや、朝のうちに帰ってくるはずの娘が帰ってこない。妻が何度電話をかけても応答なし。妻の話では、年末きりぎりまで大学のスキー実習に行っていたとのことで、その間にたまった洗濯物などを大晦日にせっせと片づけ、そのまま徹夜して帰ってくる予定でいたらしいのだが、どうやら片付けが終わって一安心したのか、そのまま熟睡しているらしい。
この日は、成人式に着用する予定の着物で記念の写真を撮る予定でいた。写真屋さんもその予定で美容師さんやら着付けの人やらのスタッフを揃えて待ってくれているのだ。とにかく、予約の時刻に間に合いそうな時間帯までは待ってみることにした。

「もー!」と怒る妻をなだめつつ、とりあえず二人で初詣に。
行くところはいつもの井伊谷宮。ちょうど朝食の時間帯に行くと余裕で駐車でき、ほとんど待つことなく参詣することができる。
古神札を納め、二礼二拍手一礼で参拝、これまたお決まりの破魔矢と交通安全のお守り、干支の土鈴を買い求め、御神籤を引く。
何と大吉!であった。「新年早々、娘が帰ってこなかったりしてんのに、大吉ねえ…」とやや複雑な気持ちで神籤中の御歌を読む。「いそしみししるしはみえてゆたかにも黄金なみよる小山田のさと」。丹精込めて育てた稲穂が、山あいの田に黄金のように豊かに実っているという意か。教えには、「わき目ふらず一心に自分の仕事大事とはげみなさい」とあった。いい気にならないようにすることこそ、運気を逃さないために肝要なことであろう。

自宅に戻って雑煮の朝食を済ませ娘からの連絡を待つ。が、相変わらず電話は応答なし。仕方がないので、撮影はキャンセルすることにした。
この日は、支部の面々がわが家に参集して新年会の予定であった。娘の写真撮影に合わせてせっかくだからと家族写真も撮る予定でいたから、その分の時間を見込んで、会は午後もやや遅めから始めてもらうよう連絡はしてあった。「おかげでいろいろと準備ができるからありがたいわ」と妻。
昼過ぎになってようやく娘から連絡が入った。やはり寝ていたらしい。写真屋さんに連絡を取ったところ、3日ならちょうど昼前から撮影が可能ですとのことだった。お礼を言って再度予約をお願いすることにした。やれやれ。

そのうちに、支部の面々が集まってきた。オノちゃん・ヨッシー・怪獣は、飲まないシンムラくんの車で。ヤイリくんは、奥方と生後間もない愛娘と一緒にやって来た。せっかくだからとみんなで記念撮影。すぐに一品持ちよりの新年会が始まった。
そろそろ日も傾きかけようというころからは、河岸をいつもの雀荘に移動して「初打ち会」。飲み物やら食べ物やらを持ち込んで、2,3位抜けの東回しを繰り返す。
昨年の支部年間最下位は、2年連続でシンムラくんであった。そのシンムラくんが、新年も早々一人マイナに沈んだ。「みんなを送迎したあげくに最下位なんて…」と呆然。彼には、これを糧にさらに雀道に励んでもらいたいものだ。
それにしても、好天に恵まれたよいお正月であった。

3日は、元旦に撮りそびれた娘の写真撮影。娘は、着付けがあるので妻と先発。手前は1時間ほど遅れて写真屋さんに到着する。
この写真屋さん、JR天竜川駅近くのF写真館である。前任校で学年主任をしていた時、卒業アルバムをお願いした写真屋さんである。とにかくいい写真を撮ってくださる。撮るのはスピーディだし、上手に笑わせながら撮ってくれるので、いい表情の写真ができる。
そろそろ支度もできた頃かと思っていたが、まだしばらく時間がかかるとのことであった。待つこと暫し。
ようやく支度も調い、撮影に入った。
それにしても、何とおもしろい撮影であったことか!
小道具が振っていた。和傘・羽子板・鞠・百人一首などを使って、それぞれの場面に応じた写真を撮るのであった。ふつうだと「こんなのヤだ」とか言いそうなシチュエーションなのだが、不思議と着物を着るとその気になるらしい。不肖の娘はすっかりモデル気分で、写真屋さんの注文に応じてポーズを取ったりしている。
デジカメでの撮影なので、撮ったその場で写真を見せてもらったのだが、それがなかなかどうして「え?これがわが娘?」と見違えてしまうのだ(もちろん親バカ)。実に写真とは恐ろしい。と言うか、Fさんの腕と手際がそれだけ確かだということなのである。
何だかんだと1時間の余に及ぶ撮影を終え、その日は着物も着たまま帰ってよろしいとのことで、さっそく親戚周りの顔見世興行。もちろん、親戚のじいじ・ばあばからの感嘆の声に、娘がすっかり気をよくしたのは言うまでもない。

明けて4日は、これも新年恒例のO先生宅での麻雀会。前々任校でお世話になった校長先生だが、とにかく豪放磊落、意気軒昂、天空海闊のお人柄で、もちろん麻雀も百戦錬磨、一筋縄ではいかない打ち手である。支部のレベルアップのためにも、いつもお正月には先生のところにお邪魔してお手合わせを願っているのである。
今年は支部会員もそれぞれに都合がつかないということで、伺ったのはオノちゃんと「コバルト爆弾」ワダくんと手前の3人であった。
仰けから家主であるO先生は絶好調。手前は、不覚にも国士を振り込んでしまった。まったくノーマークであった。このまま負けて帰るわけにはいかない。箱下2万点から何とかプラ2万点まで戻すも、トータルではマイナ10。
ホントに新春大吉なのだろうか。

で、今日6日は3学期の始業式。締めくくりの学期が始まった。
3学期はあっという間に過ぎてしまう。気がつけば卒業式だ。
その間、教務としては最重要任務である来年度の教育課程編成作業を行わなければならない。
それに並行して、春休みの都道府県対抗全日本中学生ソフトテニス大会に備えて県選抜チームの指導も行っていかなければならない。

忙しい毎日になりそうだ。