12月31日(水)
今年も残すところあと数時間。
28日は、神戸の内田先生宅にて行われる「甲南麻雀連盟打ち納め」の会に支部会員たちと参加し、およそ10時間に及ぶ飲み且つ喰らいながら打つという極楽麻雀を堪能。翌29日は、毎年恒例の「東海・近畿中学校ソフトテニス顧問の会忘年会」で、哺時より大阪ミナミは天王寺美章園にて極楽てっちり鍋を堪能するというまことに贅沢な年末を過ごしてきたため、さすがに大晦日の今日は朝から大掃除を敢行、お正月を迎える準備に余念がなかった。
その大掃除もようやく一段落したということで、第9を聴きながらいつもの3×10大ニュースを。
「できごと編」
①教務主任を拝命
前任校で経験していたので大凡のことは見当が付いていたが、実際多忙であった。中学校の「雪かき仕事」の最たる分掌と言えようか。時間割がなかなか埋まらなくて苦労させられた。来年は指導要領の移行期間で教育課程も少しずつ変わる。また時間割で苦労しそうだ。ふう。
②雪の多治見であわや遭難?!
「こーんなのぜーんぜん大丈夫」(@ワタナベ先生)って、大丈夫じゃなかったでしょ!それにしても、緊急のトラブルが起こったときって人間は三種に分かれるということがよくわかった。罵る人たちと、呆然とする人たち、そして助け合おうとする人たちだ。
③けいぞうさん、浜松で講習会
奥方もご一緒に、さらにはカンキくんも伴って来浜していただいた。手前は前夜のプレ講習会で飲み過ぎて当日はへろへろだったが、講習会は大盛況。終了後、中川屋の「うなとろ茶漬け」をご賞味いただいた。また来年もぜひお出でいただこうと思う。
「グルメ編」
①修善寺の「独鈷そば」
天然の葉付き生山葵が付いてきたのにはびっくりした。そばつゆにその山葵を下ろして入れ、とろろと一緒にいただいた時の得も言われぬうまさ。生きててよかったと思った。
②沼津港「丸天食堂」の定食
魚は新鮮、ボリュームたっぷり、ごはんお代わり自由と三点揃った定食は、どれをいただいても思わず「う、うまい!」と声が出てしまう。常に行列でなかなか入店することも難しいが、ぜひ一度お試しあれ。
③神戸「ひかりや」のお好み焼き
『やっぱり神戸はモノがちがう』(枻出版社)に紹介されていたお店。頼んだのは「そば焼き」の大。いくらでもビールが飲めるおいしさだった。また食べたい。
「感動編」
①多田師範の特別稽古
初めて多田師範の稽古を受ける機会に恵まれた。呼吸法の大切さを実感させられた。何かしら稽古に取り組む姿勢が変わったように思う。
②神戸女学院大新制大学認可60周年記念シンポジウム
初めて養老先生のお話を聴いた。その後のシンポジウムも、いろいろと興味深いお話が聴けておもしろかった。今度は島崎先生のお話をいろいろと聞いてみたい。
③戸田への小旅行
今年の妻の誕生日は伊豆の戸田へ。露天風呂付き部屋と料理を満喫した。さて、来年はどこへ行こうかしらん。
「部活動編」
①全国大会個人戦に出場
残念ながら団体戦は県大会で負けてしまったが、個人戦では東海ブロックの激戦を抜け、全国大会に出場することができた。富山まで連れて行ってくれた選手たちに感謝したい。
②県選抜チーム監督を拝命
都道府県対抗全日本中学生ソフトテニス大会に出場する静岡県男子選抜チームの監督を務めることになった。今までの経験が何かしらお役に立てればと思う。
③指導者講習会
中・高体連合同の指導者講習会で講師を務めさせていただいた。その後、試合会場で見知らぬ先生に「講習会、楽しかったです」と言われた。やってよかった。
「麻雀編」
①まるで阪神みたいだ
夏までは異常な勝ちっぷりだったのだが、秋からやるたびにマイナス。今まであれほど好きだった麻雀へのモチベーションが急激に下がった。
②本部・支部交流戦
年末、10時間にも及ぶ交流戦の機会を設けていただいた。時の経つのを感じないほどに愉しい時間であった。内田先生、本部のみなさま、ありがとうございました。
③オノちゃん2年連続年間王者
シンムラくんとのコンビ麻雀よろしく、このところ異常な和了が続いている。彼の身に不幸が起こらぬよう祈るばかりだ。
「読んだ本編」
①『ある明治人の記録』(石光真人編著/中公新書)
権力者中心に編まれてきた史書とは全く別の事実があるということをあらためて知らされた。生きるとはどういうことなのか考えさせられる。
②『ものぐさ精神分析』(岸田秀/中公文庫)
こういう人がいたということを今まで知らなかった自らの不明を恥じたい。やや暴論と思われることがなきにしもあらずだが、そこがまたおもしろい。
③『兵法家伝書』(柳生宗矩/岩波文庫)
「心」を「病気」から解き放つことこそ肝要で、それは「勝ち負け」を超えている。これは、およそ諸道の極意と言えよう。
「音楽編」
①インバル指揮/東京都響のマーラー交響曲第8番「千人の交響曲」
インバルの都響プリンシパル・コンダクター就任披露公演の第1夜。上野の東京文化会館で聴いた。「もう思い残すことはない」と思った。感動は言葉にできない。
②井上道義指揮/オーケストラ・アンサンブル金沢浜松公演
うまい!上品な和菓子のような味わいのようなオケだ。浜松にもこんなオーケストラがほしいと切実に思った。
③マーラー「大地の歌」(ピアノ伴奏版)/ファスベンダー(Ms)モーザー(T)カツァリス(p)
実は、「大地の歌」ってピアノ伴奏の方が「らしくていい」のでは?と思った。それほどにすばらしい演奏。
「教育編」
①ふん、マネジメントが何だ
マネジメントの手法って万能じゃないでしょ?なのに、いかにも教育現場のすべての課題が解決するように思わせるような研修会。どうかと思うなあ。
②教員採用汚職
全国で肝を冷やした教員も多いのではないか。岸田秀に言わせれば、しょせんこの業界も「自閉的共同体」だしね。
③新学習指導要領
いつも混乱するは現場。そうやって朝令暮改した責任者よ、現場で時間割を組んでみたまえ。ったく、「自閉的共同体」の連中が考えることには困ったもんだ。
「モノ編」
①遠近両用眼鏡
もっと早く購入すればよかった。とたんに読書量が増えた。
②ブックスタンド
とにかく本を持たずに読めるのがいい。読書がはかどる。
③デジカメ
娘が持っていってしまったので、フジフィルムのファインピクスを購入。デジカメは画素数なんぞにとらわれてはいけないということがよくわかった。
「番外編」
①恩師のご逝去
年末に恩師宅を訪問させていただき、無礼を詫びさせていただいた。先生の遺影の前で不覚の涙を禁じ得なかった。奥様から貴重なCDをいただいた。
②娘が夏休みにドイツへ
語学実習でドイツにホームステイした。ベルリンのフィルハーモニーホールでは、かぶり付きでブルックナーを聴いてきたとのこと。そんな娘も二十歳になった。お祝いに誕生石の指輪を贈った。もちろん親バカ。
③妻が内田先生に会った
妻の喜びようたるや、家に帰ってからも「まるで夢の中にいるみたいだった」と何度も繰り返していた。よほどうれしかったのだろう。一緒に大阪まで行ってよかった。
それではみなさま、よいお年をお迎えください。