スーさん、音楽を聴く

11月17日(月)

2週続けて雨模様の土日。

土曜日は、お隣の磐田市にて行われたソフトテニスの研修大会に参加。
日没の早まりに加え、この時期はどこの学校も文化発表会、合唱コンクール等の学校行事が入っていることから、練習がままならない。が、今月末には県大会も控えていることから、少しは試合感覚もなくさないようにしておかなければならない。そんな思惑あって参加させていただいた大会である。
結果はベスト8。今回は、1年生と組んだペアが公式戦で初勝利したことが収穫であった。これで自信をつけてくれればよいのだが。

試合が多少は早めに終わったので、ソッコーで浜松スポーツセンターへと向かう。この日は、北総合気会から山田師範をお迎えして、午後から合気道浜名湖道場の昇級・昇段審査が行われていたからだ。
会場に駆けつけた時には、ちょうど昇段審査が始まろうとするところであった。もしも自分が審査を受けるとしたらどうだろうという気持ちで食い入るように審査を見つめる。
審査は凡そ40分ほどであったが、はたして自分がやると考えると身体が動くのかどうか甚だ心許なくなった。気を入れて稽古しなければ、と気持ちを新たにさせられた。

日暮れて、旗亭まことにはいつものメンバーが参集。「マトリックス」と岸田秀の話題で大いに盛り上がる。
最近は、麻雀をするより飲む方が楽しい。もちろん、麻雀が勝てないからだが(この日はちょっとだけ勝った)。

明けて日曜日からは、部活動はテスト休み。
テスト問題作成のため、午前中は学校へ。誰もいないと問題作成もはかどる。2時間ほどで解答用紙まで作成し終えて自宅に戻る。

この日の午後は、仕事が休みだった妻と連れ立って、チケットをいただいた「浜松マンドリンオーケストラ」のコンサートを聴くためにアクト中ホールへ。
このマンドリンオーケストラ、前任校でご一緒させていただいたハシモト先生がコンミス(女性の場合にはコンマスをコンサートミストレス=コンミスって言うんですか?知らなかった)を務めている(もちろん、チケットはそのハシモト先生からいただいた)。

マンドリンオーケストラの演奏をしっかり聴くのはたぶん初めてである。
どちらかと言えば、ポピュラーな音楽を演奏することが多いという印象であったが、クラッシックを演奏することもあるということくらいは知識として知っていた。

開演は午後2時であったが、既にホールはほぼ満席であった。見知った顔もちらほら。
コンサートは3部構成(第1部がオリジナル、第2部がポピュラー、第3部がクラッシック)で、約2時間のプログラムであった。
演奏が始まった。
マンドリンという楽器そのものが、そんなに大きな音を出せる楽器ではない。だから、迫力という点ではもちろんオーケストラや吹奏楽にはかなわないのであるが、いかにも弦楽器らしい繊細な音を出せるところが特徴と言えようか。
不覚にも、マンドリンオーケストラのためのオリジナル曲があるとは知らなかった。

トリは、ホルストの組曲「惑星」より「木星」。中間部のサビのところだけをやるんだろうかと思いきや、何と
全曲演奏であった。これは熱演であった。迫力も十分。マンドリンの合奏でも、これだけの演奏ができるということだ。
よく練習してある曲とそうでない曲との演奏差は感じられたが、総じて演奏レベルの高さは保持されていたように思う。
ハシモト先生、お疲れさまでした。

でも、こうやってアンサンブルすることって、人間は好きなんだ。
一人で演奏したり、歌歌ったりするのもいいけど、それより何より誰かと一緒に「合奏」することもすごく好きなんだ。
そう思った。
他者と何かをコラボレーションすること。そうして、そのことで何かを成し遂げたという実感を得ること。そういうことが、人間は好きなのだ。そういう生き物なのだ。

音楽っていいもんだ。