マネジメント概論(番外編)

6月24日(火)

さっそく、かんチきくんからメールが入った。
どうやら、コメントの認証と相性が悪いみたいで、メールを送っていただいた。
以下に、ご紹介させていただく。

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すうさん

こんにちは。うなとろ日記拝読しました。

コメントに残したいところなんですけど、
どうもあのサインインというシステムと
相性が悪いので、こちらにご連絡する次第です。

さて、ご下問の

「マネジメントの手法は学校現場に必要や否や」

ですが、必要(=必ず要る)かというと、ノーです。


より正確に言えば、マネジメントの手法が
「最終的な目標や、至上命題」になることは
すうさんや内田先生がご指摘のとおり危険だと思います。

ただ、マネジメントについてあーだこーだ考えている
立場で少し。

すうさんがマネジメントの“手法”と書かれて
いるように、マネジメントの考え方は、あくまで
手法だと考えます。

なんらかの目的に向かって進むときに、
第一のプライオリティ−をまず効率性に
置くことが、マネジメントの考え方の骨法です
(僕の理解では)。

他にいくつかの手法、考え方のオプションを
持った上で、効率性を求める姿勢も備えておく
ことは、一つの手段として「あり」だと思います。

問題は、この手段の目的化が進んでいる、
または、手段と目的が元来はっきりと区別できる
ものではなく、相互に侵食し合っていることでは
ないでしょうか
(さらに、このことに自覚的であるかどうかも)。

学校教育の場面も、非常に多様な性格を持つもの
だと思いますから、その多様なケースの中には、
マネジメントの手法がマッチするところがあると
思います。

全面的にマネジメントの手法が拒絶されてしまうと、
そのような場面でちょっと困るんじゃないかな?
というのがマネジメント研究者としての意見です。

というわけで、マネジメントの手法は、必ず要るもの
だとは思いませんし、まして、全面に押し出される
べきものではありませんが、引出しの隅っこにでも
置いておいていただければなぁ、と思います。

長くなりましたが、こんな感じです。


また神戸で、とありましたが、すうさん御一行が
こちらに来られるのはいつ頃ですか??
城崎(でしたっけ?)におまけで同行させて
いただき、牌をまぜながらこんなお話ができたら
楽しいかと思います。

あ、「6戦して4勝。トータルのプラスは800を超えた。
…勝ってもこの程度に収めておくのが大人の分別と
いうものであろうし」って、勝ちすぎですから!!!
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かんチきくん、ありがとう。
せっかく終日かけて研修したので、現場に生かせそうなところだけ活用しようと思います。
自分の考えていたことが、そう間違ってはいなかったと思って安堵しました。
また、飲もうね。