スーさん、年末最後のご挨拶

12月晦日(日)

今年も残すところ、あと数時間となった。

今日は、恒例の浴室&トイレ掃除に、居間の片付けと玄関周りの掃除を行い、ミニしめ縄飾りをつけて、お正月を迎える準備をしていた。何せ、4日前には四日市へ、そして昨日まで大阪に行っていたので、とりあえず掃除くらいはやらないと申年が越せない気がしていたのである。

四日市では、何と3位に入賞することができた。上出来である。何せ、東海4県から計24校、いずれも各県の強豪校ばかりを集めて行われた大会である。行く前は、何とか予選リーグくらいは突破したいなどと思っていた。それが、予選リーグを1位通過したばかりでなく、決勝トーナメントもベスト4まで残ったのである。

試合は、確かに予選リーグの最初の試合から厳しい試合であった。相手は岐阜のK中。どうやらこの学校もジュニアの選手を擁する学校のようだ。トップに出てきたのは1年生ペア。ジュニア育ちの選手は、ゲーム運びがうまい。どうすれば失点しないか、どこが勝負所なのかということをよく知っている。その典型的なジュニアのテニスに翻弄されて本校のトップは敗戦。続く大将ペアは、苦戦しながらも何とか勝って3番勝負。相手の3番後衛のボールが入らず、何とか勝つことができた。それにしても、最初からしんどい試合だった。

予選2試合目は、地元の学校だった。ここはそんなに苦戦することなく3組とも勝って、予選を1位通過することができた。決勝トーナメントに入って初戦の相手は、何と同じ浜松市の学校だった。市内新人大会の準決勝で対戦したS中である。これもしんどい試合だった。トップはいきなり2ゲーム先行され、なかなか流れがつかめなかったが、途中から後衛選手が打ち出して盛り返し3−2、タイブレークに追いつかれたものの、そのタイブレークは終始リードを保って勝利。ところが、続く大将ペアが、こちらはタイブレークの末に敗れてしまった。どうやら、県選抜チームに入っている相手前衛選手を意識しすぎたようだ。またしても3番勝負。この試合も途中まで一進一退であったが、途中から本校の後衛が打ち出して、何とか勝つことができた。これでベスト4。

準決勝の相手は、三重県ナンバーワンの実力と評判の高いY中であった。もちろん、ジュニア育ちの選手ばかりを擁する学校である。来年の夏のことも考慮しなければならないが、とりあえず、現時点ではほとんど勝負にはならないはずだ。「とにかく、何ポイント取れるか試すつもりでやってこいよ」と選手たちを送り出した。案の定、試合は一方的な展開であった。トップは6ポイント、2番と3番はそれぞれ1ゲームを取るのが精一杯であった。まあ、こんなものなのだろうと思う。夏までに、この差をどうやって埋めるのかが大きな課題だ。でも、課題は大きい方がやり甲斐があるというものだ。

さて、四日市から帰った翌日からは、大阪行きである。毎年恒例のソフトテニス部顧問による納会に参加するためである。行く前に、ゑびす屋さんから、この日に本部連盟の打ち納め会が開催されると知らされていた。ならば、年末のご挨拶も兼ねて内田先生のところまで出かけようということになったのである。

昨年は雪で往生したが、今年はスムーズである。ちょうど昼に大阪に到着。すぐに大迫力くんにメールを入れて、心斎橋近くのおいしい昼食をいただけるところを教えてもらう。すると、すぐにカンキくんからメールが入った。どうやら、二人とも内田先生宅にいたらしい。大迫力くんに教えてもらったお店で昼食を済ませ、地下鉄御堂筋線と阪急を乗り継いで先生宅へ。既に打ち納めの会は始まっていた。

まだ時間があるからということで、2卓が追加されて本部連盟との対戦が始まった。そのうちに、画伯とジローさんがお見えになった。「ま、まさか、画伯とやるんですか?」と狼狽するシンムラくん。巡り合わせとは、そういうものなのである。途中、何度もシンムラくんのぼやきが聞こえてきた。どうやら、みんなに甚振られている模様だ。まあ、これも試練ということなのである。半荘1回が終わって、そろそろ大阪に戻る時間となったので、先生を始め、みなさまにご挨拶をして、御影を後にする。来年も、本部連盟との対戦が楽しみである。

ソフトテニス部の納会は、いつもの美章園「母屋」でのてっちり。ところが、天王寺の駅に着いたとたん、オノちゃんが体調不良を訴え始めた。どうやら、腹痛がひどくなって、とても飲食ができそうにないとのことである。結局、そのまま一人でホテルに戻ることになった。昨年は、「忍者」ハットリくんが体調不良であった。どうも、年末になると、今までの疲れがどっと出て体調を崩すのかもしれない。

その代わり、というわけではないのだが、今回は地元大阪出身で現在浜松市の中学校(ウチの隣の学校のソフトテニス部副顧問です)で講師をしているヨコサさんが参加してくれることになった。果たして、いつもの「濃い」メンバーに混じって大丈夫だろうかとも思ったが、この忘年会のことを紹介したところ、二つ返事で「行きたいです!」と言ったくらいだから、心配することもなかろうと思っていた。

例年のことだが、ここでてっちりを食べると、「1年間、もうてっちりはいりません」と言いたくなるほど、美味しくてボリューム満点のてっちりをいただくことができる。いつもお世話してくれるシモムラ先生に感謝である。初出場のヨコサさんも、相当に満足した様子であった。よかったよかった。

翌朝、朝食を食べようということでロビーに行くと、ヨッシーが「オノちゃん、やっぱり夕べもあんまり眠れなかったみたいで、今朝の新幹線で帰りました」と報告してくれた。さぞかし残念だったろうが、何より体のことの方が大切である(自宅に戻って医者に行ったところ、ノロウィルスとの診断だったそうだ)。

残ったメンバーは、それぞれショッピングやら博物館見学(シンムラくん)やらで、思い思いの時間を過ごす。これも、例年の楽しみの一つである。今回は、難波のタワレコで、マーラーが編曲した版で演奏したシューマンの交響曲全集を見つけた。シャイー指揮ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏である。しかも、初回プレスのみの限定版だそうだ。ひどく得をした気分になる。

帰ってみると、自宅に小荷物が届いていた。「ま、まさか、iPod touchでは!」と荷物の裏を見ると、Apple Storeと書いてある。そうなのだ。四日市に行く前に、妻のお許しが出たので、ネットで注文しておいたのだ。でも、その後のアップルストアからのメールだと、配達は年明けになるようなことが記してあったから、まさか年内にく配達されるとは思ってもいなかったのだ。やったあ!そんなこともあろうかと、大阪ではちゃんとiPod touch用のクリアケースやガイドブックを購入してきたのだ。いやはや、楽しいお正月になりそうである。

それでは、みなさま、どうぞよいお年をお迎えください。来年もよろしくお願いいたします。