今年もきました選手権

5月1日(火)

連休前半、3連休中日の「昭和の日」は、浜松市ソフトテニス協会が主催する「浜松市中学校ソフトテニス選手権大会」。今年から、合併した周辺市町も加わっての大会である。とは言え、旧浜北市や引佐郡の学校が参加していなかったり、湖西市のように浜松市には合併されていないところの中学校が参加したりと、やや変則的な参加チームによる大会となった。

もともと、選手権はソフトテニス協会が主管する。旧市町の協会は、合併後も浜松市の協会に吸収されていないところもあり、逆に協会はあるのだが中学校の設置校数が少なくて、大会を開催することができないという事情もあったりして、今回のような大会となったのである。

参加したのは、各中学校からそれぞれ5ペアずつ、男子は計145組が参加してのトーナメントである。この大会は、県選手権の予選も兼ねている。ベスト16に残ると、県大会への出場資格が与えられる。3試合(1回戦からの出場であれば4試合)勝てば、県大会出場が決まるのである。

さて、本校から出場したペアは、5ペア全てが順調に初戦を突破した。3年生ペアが2組、2,3年生ペアが1組、2年生ペアが2組である。最初に敗退したのは、5番登録の2年生ペア。登録順が下位だと、どうしても組み合わせはシード選手の下に入ることになってしまう。相手は第6シードのペアであった。その第1ゲーム、互いにアドバンテージが行き来するシーソーゲームとなった。こういうときは、そのゲームを取らないと後が苦しい。しかし、接戦の末に第1ゲームを落としてしまう。ところが、次のゲームを取り返してゲームカウントは1-1。こうなると、ますます第1ゲームを落としたのが痛い。続く第3ゲームは2-2までポイントを競ったのだが、そこからファーストサービスを2本びしっと入れられ1-2。第4ゲームも粘ったのだが落として結局そのまま敗退してしまった。

3年生ペアは、2ペアとも3回戦で敗退してしまった。そのうちの1ペアは、ゲームカウントを2-1とリードしながら、タイブレークに持ち込まれ、しかしそのタイブレークは逆にポイント1-5とリードされ、先にマッチを握られて1ポイントも落とせないままに続けて3ポイントを取り返すも、そこで万事休す。勝てた試合であった。もう1ペアは、ジュニア育ちのペアにいいようにボールを回され、苦しくなったところを前衛に決められてストレートで敗退。ジュニアのテニスには、その対処法を知らないと一方的にやられてしまうのである。

2,3年生コンビも、3回戦で敗退してしまった。それも、ゲームカウント2-2からのタイブレークを10-12くらいで落としての敗退である。この相手もジュニア育ちのペア。後衛がボールを回し、前衛はがっちり守っているテニスである。かなり攻めてゲームカウントも2-1とリードしたのであるが、やはりミスの少なさからタイブレークに追いつかれ、最後は力尽きてこちらが先にミスしてゲームセットという試合であった。この試合も、どちらに勝敗が転んでもおかしくはない試合であった。

本校の大将ペアは2年生ペアである。さすがに、ジュニア育ちの前衛がいる分、ポイント力がある。難なくベスト16入りを決めて、4回戦に臨んだ。その試合も、第1ゲームは失ポイントなしで先取、「なんだ楽勝じゃん」とか思わせるスタートであった。ところが、次のサービスゲームをストレートで落としてから流れが変わってしまう。第3ゲームも先行されたのだが、何とか1ポイントを返して流れが変わろうかというところで、相手のコース変更のロビングを追った前衛が痛恨のチップミス。ゲームカウントを1-2でリードされると、ふだんはほとんどミスをしない前衛が、正面のボレーすらもネットに引っかけるようになってそのままゲームセット。県大会への出場権は得たものの、何とも釈然としない敗戦であった。

それで勢いを得たのか、そのペアが結局決勝戦まで勝ち上がって優勝、おかげで本校の大将ペアは棚ボタの9位という順位で県大会に出場できることになった。もちろん負け惜しみで言うのだが、本校の大将ペアにも十分優勝できるチャンスはあったと思う。しかし、まだ2年生である。勝敗よりも、これからの課題を意識させた方がいい。勝負は夏なのだから。

負けはしたものの、他のペアもそれなりに成果が認められたと思っている。何せ、昨年秋には大将ペアを除くどのペアもすべて初戦負けだったのだから。まあ、「夏を楽しみにしていてもらおうじゃないの」という感じである。

試合が終わった日の夕方からは、いつものメンバーが集まって反省会。さすがに、テニスで勝てないときには麻雀は強い。+40で、再びトータルで+500を超えてのだんとつトップである。このままトップを維持し、「支部年間王者連覇」を目指すのである。

さて、連休後半は、例年どおり新緑の美しい滋賀県甲賀市まで2泊3日の遠征(関西・中部中学校選抜ソフトテニス研修大会)である。この3月でご退職されたデグチ先生の「お疲れさま会」も計画されている。幸い、天気は良さそうである。途中の渋滞は難儀ではあるが、それよりもいつものソフトテニス仲間たちと再会できる楽しみの方が大きい。久しぶりに「鹿深の湯」でも入ってこようか。