浜寇日記

4月2日(月)

週末の土曜日は、本部連盟との交流戦のために芦屋まで。

今回は、支部より7名が参加した。「シューマッハ」オノちゃん、「会計係」ヨッシー、「質問マニア」オーツボくん、「下野国」ヤイリくん、「忍者」ハットリくん、「ちょんぼ」シンムラくんと手前である。車はオノちゃんアルファード。いつもの店でうなぎの白焼きを積み込んで、東名を一路西へ。

高速道路は所々で渋滞していた。この土日を利用して引っ越しという人も多いのだろうか、荷物を後部座席に積み込んだワンボックスをよく見かけた。そう言えば、娘もついにこの日から家を離れた。出立の日に立ち会えなかったのも、それはそれでよかったような気がする。

芦屋には昼過ぎに到着。近くの中華料理店で昼食を済ませて体育館へ。いつものように、稽古着に着替えて途中から稽古に参加させていただく(手前以外は見学)。今月はしばらく稽古をしていなかったので、体が動き出すまでに時間がかかる。正面打ちからの技を中心に2時間ほど稽古して汗だくになる。

稽古終了後、すぐにホテルへ行ってチェックイン。さっとシャワーを浴びて汗を流し、JRにて芦屋へと引き返す。今回の宿も、前回の「朝カル」の時と同様、塚本駅すぐ近くのビジネスホテルである。このホテルは何より安価に、そして静かに宿泊できるところがいい。ロビーでは挽き立てのコーヒー飲み放題というのもうれしい。これから芦屋へお邪魔するときには定宿にしようと思う。

さて、芦屋到着後は、地下のコープでビールやら簡単なつまみ類を購入して、いざ先生宅へ。既に卓が囲まれていた。まずは腹ごしらえというわけではないが、持参したうなぎをヨッシーが中心になって焼き、手前は笹かまで簡単なつまみを作ってビールを飲むことにする。ちょうど半荘が終わるころにうなぎが焼けたので、まずはみんなで乾杯。うなぎはあっという間になくなっていく。今回は、「うな正会」の会長であるだんじり親分にも「いやあ、浜松のうなぎはうまいっすね!」と言っていただいたのが何よりであった。

ひとしきり飲み食いが切りになったところで、牌の掴み取りで卓を決め、会長のご発声で一挙に3卓で交流戦が始まった。手前は、最初の半荘は、十分にトップを取るだけの点棒を稼いでいたのに、かんチきくんにハネ満を振り込んだのが痛く、その後もかんチきくんの「ノミ攻撃」にペースを乱されてトップから滑り落ちてしまう。しかし、メンバーを替えて、会長・だんじり親分・ドクターと手前という「初代聴講生」メンバーによる対戦では、着実に和了ってトップを獲得し、まずは1勝を挙げることができた。

ノリにノっていたのは、先生の日記にもあるとおり浜松支部の「下野国」ことヤイリくんであった。彼が、浜松支部においてどれほど弱い存在であるのかということについては、昨年2月14日付けの「うなとろ日記」をご覧いただければ納得されることであろう。しかし、彼は昨年もそうであったが、芦屋遠征の時にはなぜか抜群の強さを発揮するのである。とにかく、これで2年連続プラス100以上という結果を残したのである。そのヤイリくんに強さの秘密を尋ねたところ、「いやあ、芦屋まで遠征してるんだから、負けちゃあいかん!と気合いを入れてるだけなんですけど」という答えが返ってきた。そうなのだ、「負けないぞ!」という気合いこそ何より大切なことなのだ。

対戦も進み、このまま支部の優勢のままに終了しようかというところで、本部の「弱雀先生」が登場された。勝敗の行方は、全てこの最後の対戦に委ねられたのである。支部からはヨッシーとシンムラくん、対する本部は、弱雀先生とドクター夫人である。シンムラくんはあてにはならないが、ヨッシーが何とかしてくれるだろうと思っていた。しかし、勝負は一方的であった。弱雀先生がひたすら和了り続けて勝利、トータルの対戦は6勝同士の五分五分となってしまったのである。

さすがに、本部もこの1年でかなり雀力をアップされ、この日に備えられたものと思われる。前回のようには勝たせてはもらえなかった。しかし、存分に楽しませていただいた。それは支部から参加した誰もがそう思ったことであろう。

「え?麻雀するためだけに、わざわざ芦屋まで出かけて行くの?それも泊まりで?」などという野暮なことを申してはいけない。それはこの交流戦の楽しさを知らない人の言であろう。こういう楽しみがあればこそ、今日から始まった新年度(まだ生徒は来ていませんが)を乗り切る活力を得ることができるのだ。

内田先生、お忙しい合間を縫って支部との交流戦の機会を設けていただき、ほんとうにありがとうございました。どうやらまたも決着は持ち越されたようですが、次回の対戦までには支部もさらなるレベルアップを目指して精進しておくことをお約束いたします。だんじり親分やドクター夫妻、かんチきくん、社長、老師、そして対戦はしませんでしたが、合間にお酒のお相手をしていただいたウッキー、ありがとうございました。よろしければ、ぜひ支部にも交流戦のためにおいでください。おいしいうなぎをご用意してお待ち申しております。