スーさん、花粉症とクレーマーに苦しむ

3月5日(月)

まるで初夏を思わせるような日曜日は、夜もまだ明けきらぬ頃に浜松を出発して滋賀県の彦根まで。「滋賀・近隣府県中学生ソフトテニス研修大会」(団体戦)に参加するためである。

この大会も数えて19回。たぶん、第6回あたりから参加させていただいているから、かれこれもう13年にもなるのだ。会場は、長浜ドームを使用してインドアで開催されることがほとんどであったが、長浜ドームが借用できない年には、今回のような彦根総合運動場にあるテニスコート(12面)を使用して開催されたこともあった。今回は、「彦根」の年である。

もともとは、滋賀県選抜チームの強化試合の一環として開催されるようになった大会である。出場校をできるだけ絞り(男子9チーム、女子12チーム)、近畿ブロックの実力校や、他県の選抜チームも招いて、予選リーグと決勝トーナメントで争われるレベルの高い大会なのである。

本校からは、1年生と2年生、それぞれ3人ずつ計6名(3組)が参加した。年明けから取り組んできたことが、実戦でどれほど通用するのかということ、そして今後の課題を明らかにすることが大会参加の目的であった。

結果は…。まあ、こんなものだろうというところもあるのだが、特に戦術面でと技術的な裏付けについての課題が明らかになった。詳しいことはここには書けないが、今回の試合で足りなかったところを修正して、再来週に予定されている宇治への遠征に臨みたい。

それにしても、へ、へ、へーくしょん!へ、へーくしょん!って、今年は花粉の症状がひどい。何ともなく終わる年もあるのだが、今年はダメ。メディアは「今年は例年にくらべて花粉が少ない」などと報じているそうだが、何の何の、ひどいものである。花粉さえなければ、初夏のような陽気を楽しむことができるのに。マスクと花粉用の目薬、そして香港渡来の百合油は手放せない。

さて、禁煙は2週間を経過した。今回は、試合中に喫煙したくならないかどうかが試金石だったが、何とか吸わずに済ませることができた。それでも、かなり喫煙欲望が亢進される場面はあった。高々2週間程度では喫煙欲望は消滅しないということなのである。

などということを、勤務時間終了後にポチポチとPCに打ち込んでいたところ、本校で有名な「クレーマー」から電話が入った。これも、詳しいことは書けないが、担任と手前とでおよそ2時間、電話に付き合わされる。およそ「話し合い」などというものではない。「この、バカヤロー!」から始まって、罵詈雑言の言いたい放題。どう好意的に解釈しても、体のいい恐喝である。

こういう「クレーマー」に共通の性質ってあるのだろうか。基本的に、学校の言い分は一切聞かない。子どもから聞いたことを信じ切って、一方的に学校を責める物語(それはそれは聞いて呆れるほどの、事実とはほど遠い物語なのです)に終始する。とにかく、よくしゃべる。電話でストレス解消してるって感じだ。まともに聞ける内容ではないので、こちらは時々受話器を耳から遠ざけながら適当に相槌を打つ。それでも延々としゃべり続ける。言い分が聞き届けられるまでは、非難を繰り返すだけである。

ほんとうに疲れる。こういう電話の後では無性にタバコを吸いたくなる。せっかくの禁煙も、中断してしまいそうである(でも、吸いませんでした)。

こういう「クレーマー」に対抗できる具体的な措置ってないのだろうか。学校は、何でも「ご無理ごもっとも」と対処していくしかないのだろうか。腹が立つ。「必殺仕事人」にでも成敗を頼もうか。