スーさんの今年の30大ニュース

12月26日(火)

年の瀬である。しかし、こう暖かい日が続くと、なんだかあまり年の瀬のような感じがしない。でも、今年も残すところあと数日である。今年は、例年になく早く年賀状を書き終え、昨日投函することができた。あとは、毎年恒例の「大阪忘年会」に参加し、家の大掃除をして大晦を迎えるばかりである。

さて、今まであまりこういうことはしたことがなかったのだが、1年を振り返るという意味で、以下に「今年のベスト3」を挙げてみたいと思う。

「事件編」
① 弟の事故(12月)
今日は2回目の手術が行われた。形成外科の先生のお話では、1回目の手術以降、高熱の出る日が続いていたが、今回の手術でそれも収束してくるでしょうとのこと。まだ予断は許さない状態であるが、とりあえず大きな山場は乗り越えたように思う。
② 左手小指の脱臼(8月)
まだ完治せず。先日の「北新地宴会」の折、矯正器具を紛失してしまった。そんなこと、とても主治医に言えない…。
③ 財布を拾った(8月)
大阪インターハイに行く途中、ヨッシーと一緒に財布を拾った。愛知県の高校生のものであった。後からわかったことだが、その高校生は何とソフトテニス部に所属しており、われわれ同様に大阪インターハイへ行く途中だったらしい。お礼に、おいしいメロンをいただいた。もちろん、ヨッシーと山分けさせてもらった。

「生活編」
① 転勤(4月)
よい学校に転勤させていただいた。今まではどちらかと言えば「荒れる学校」に勤務することが多かったが、今の学校はほんとうに「学校らしい学校」である。何より、授業をするのが楽しい。本来、学校とはこうあるべきものだと思う。
② ライフプラン休暇(11月)
新婚旅行以来の妻との二人旅であった。伊豆の大沢温泉ホテルは、すばらしい宿であった。生涯の思い出に残る旅となった。またぜひ行こうと思っている。
③ mixiへの本格参加(10月)
WEB2.0などと言われる昨今、上場して話題のmixiを本格活用してみようではないかということで、支部の面々にも呼びかけて、コミュニティも作ったりしてみた。みんなそれぞれ楽しんでやっているようである。それにしても、参加者の多いことには驚かされた。また、手前の日記の愛読者ということで、内田先生の「エージェル」の日記に出てくる沢崎先生のご子息とも辱知の間柄となることができた。紹介してくださったイワモトくんに感謝!である。

「ソフトテニス編」
① 全国大会出場(8月)
もう出場することもないだろうと思っていた全国大会に、9年ぶりに出場することができた。やっぱり、「全中」はいい。しかも、ベスト16。申し分のない結果であった。連れて行ってくれた選手たちに感謝!である。
② 教え子たちのインターハイ(8月)
沼津K学園高のKKコンビが、大阪インターハイに出場した。暑い中であったが、その晴れ姿を見ることができた。何よりである。
③ 水が引かないテニスコート(5月)
本校のテニスコートは、ほんとうに水捌けが悪い。とにかく、自然乾燥を待つしかないのだ。気温の高い日ならいいのだけれど、冬ともなれば雨天後少なくとも3日間はコートが使用できない。さらに、秋冬には枯葉が舞い落ち、コート面のほとんどが埋め尽くされてしまう。うう、篤志家のどなたか、コート造成代を寄付してくださいませんかあ?

「麻雀編」
① 年間王者(12月)
これを書いている時点で、まだ最終結果は出ていないのだが、このままでいけば初の支部年間王者に決定しそうである。年明けからのスタートダッシュが効いたと思う。かくなる上は、来年も連覇を期すのである。
② 本部連盟との対戦(4月)
内田先生からは「浜冦」と呼称されるほどに、支部の面々が大勝を収めた対戦であった。中でも、支部では「最弱」と言われている下野国ことヤイリくんなどは+100以上という結果で、「また芦屋へ行って、ヒラオさんと囲みたいでえす!」などとほざいているほどである。かく言うワタシも、「アオヤマさんと囲みたいでえす!」(ウソです)
③ 浜松の弱雀小僧(2月)
その下野国ことヤイリくんであるが、何と初の役満(大三元)和了(振り込みヨッシー)直後に、あろうことか親に四暗刻単騎を振り込んだのである。これは驚いた。同時に、ヤイリくんの麻雀における勝ち運のなさを実感させられた。その後、ヤイリくんも着々と腕を上げているのではあるが、今年も支部年間最下位が決定したのである。ヤイリくんには、もっと修行を積んでもらいたい。

「感動編」
① ファイターズ、甲子園へ(11月)
横殴りの雨の中、わがファイターズが5年ぶりに関西リーグを制した。今年もいい試合であった。その甲子園ボウル、キックオフ時は晴天、ハーフタイム後から雨が降り出し、またもや雨中の観戦となったが、これもいい試合であった。試合には負けたけれど、ファイターズらしさを存分に見せてくれた試合であったと思う。
② 教え子たちのインターハイ出場(5月)
沼津K学園高女子ソフトテニス部が、21年ぶりに県の団体を制覇、さらには教え子のペアも個人戦でもインターハイ出場を決めてくれた。卒業後の活躍ぶりを見られるのは何よりうれしい。スガイ先生に感謝!である。
③ 合気道昇級審査(5月)
自分でも、これほど体が動くのかと感心させられた。たぶん、一緒に審査を受けたマッちゃんのおかげもあると思う。途中、稽古がつまらないと思うようになったこともあったりしたが、ウッキーのアドバイスや芦屋での稽古を受けたこともあり、そんな迷いもなくなった。順調に稽古に参加すれば、今度は1級の審査である。まあ、審査のためというよりも、「自分の体の持つ可能性を知るため、常に課題を持って稽古に臨む」という姿勢で励みたいと思う。

「読んだ本編」(内田先生の著作は除く)
①『義務教育を問い直す』(藤田英典/ちくま新書)
現在の義務教育の抱えている諸問題を、これほどきちんと整理してとらえた本はないであろう。さらには、今後の方向性も示されている。義務教育に関わるすべての人に読んでほしい著作だと思う。
②『UFOとポストモダン』(木原善彦/平凡社新書)
「新たな神話のベールがはぎ取られ真相が暴かれたとき、そこに見出されるのは、近代の理想でもなく、虚構的な陰謀でもなく、ある意味で現実的な攪乱者の姿でしょう。神話のベールをかぶった現実。そこにある神話性を見破るのはおそらく容易なことではありません」(193頁)UFOを題材に、近代の神話の流れを俯瞰しつつ、これからの都市伝説がどのようなものになっていくのかをわかりやすく解説している。なかなかおもしろかった。
③『漢詩のこころ』(林田眞之助/講談社現代新書)
空海から漱石まで、日本人による作詩を鑑賞した本である。特に気に入ったのは、恒遠醒窓の作品。恒遠は、幕末の儒学者。豊前宇島の生まれ。広瀬淡窓に詩才を認められ、長崎に遊学したのち、帰郷して私塾の自遠館を開いた人物。「矮屋田園の裏、疏籬野水の東、功名是れ何物ぞ、閒臥して松風を聴かん」(「松風窟」)
こうして挙げてみると、新書ばかりである。まあ、なかなかじっくり読書する時間もない身には、新書が手頃な読み物ということか。いつもは夏休みに「重い本」を読むのだが、今年は試合の関係でじっくり本を読めなかったということもある。そう言えば、今年は新書の創刊が相次いだ。「新書の時代」である。

「購入したCD編」
① C.アイヴズ作品集/M.T.トーマス、シカゴSO他
20世紀アメリカの作曲家、チャールズ・アイヴズの作品集。全ての交響曲と、主な作品のほとんどが入っている。指揮者もオケもいいから、当然演奏もいい。確か、CD3枚組で2,000円くらいだった(三宮のHMVかナンバのタワレコ)。これはいい買い物をしたと実感した。
② バレエ組曲「ロメオとジュリエット」(プロコフィエフ)/スクロヴァチェフスキ、ケルンRSO
かのソフトバンクモバイルCMのバックに流れる曲の原曲。娘に「なんていう曲だあ?」と聞いて教えてもらって購入。演奏はいい。しかし、指揮者の名前は舌を噛みそうである。
③ ミニグルーヴオーケストラ/L.O.V.E
これって、一応ジャズって言うのだろうか?よく知らないけど、新鮮な響きだった。帰り道、車の中で聴くとなかなかいい感じなのである。

「教育関係編」
① いじめによる自殺
あまりにも多くの中高生が自殺してしまった。教育現場として深刻に受け止めるのはもちろんであるが、メディアの報道のあり方を問いたくなった。
② 教育再生会議
何を話し合ってんだか。思いつきの提言はお願いだからやめてほしい。
③ 教育基本法改正
そんなに必要なことなの?と思うのだが…。

「購入したもの編」
① VHS・HD・DVD録画再生機
これで、わが家でもDVDを見られるようになった。しかし、HDに録画するのは便利である。ビデオテープを買わなくなった。
② クロッグのサンダル
履きやすいし、軽いし、疲れない。これを履くと、もう他のサンダルは履けません。
③ ユニ・アルファゲル多機能ペン
グリップがプニュプニュしてて書きやすい。シャープと赤・黒ボールペンがセットになっているのもよい。愛用してます。

「番外編」
① プリウスの燃費がリッター25キロを超えた!
ライフプラン休暇の伊豆旅行時に記録。だいたい、給油は月1回、40リッター。「ガソリン代が助かるわあ~」とは、妻の弁。
② パチンコに行かなくなった
長期休業中や時間の空いた平日などにちょくちょく行っていたが、10月以降まったく行かなくなった。きっかけは、ヨッシーが「もうボクはパチンコやめます!」宣言をしたので、「んじゃあオイラもつき合うわ」と二人で行かないようにしたこと。負けたときのムカムカ感がないのは、精神衛生上きわめてよい。
③「エヴァンゲリオン」を全巻見た
それまでは「けっ、あんなもんオタクが見るもんだろーが」などと思って何の関心もなかったのだが、TUTAYAの会員になったので、「借りてみっか」と見始めて、ハマった。大阪で大迫力くんと会ったときにエヴァの話をしたが、結論は「よくわからん」ということで一致。日本橋の電気店街でエヴァ弐号機のフィギュア見つけ、思わず衝動買いしてしまった(バカだねえ)。そのフィギュアは、家のマックミニの横にちょこんと端座している。

以上です。ちなみに、以上の項目のトップのみを列挙すれば、「十大ニュース」となります。最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。きっとよいお年を迎えられることと思います。