終業式

7月25日(火)

1学期の終業式。

長いようで、あっという間の1学期だった。まだ4ヶ月ほどだが、ほんとうにいい学校へ転勤させてもらったと思う。何より、生徒たちの授業への真剣な取り組みぶりがいい。今までは、どちらかと言えば生徒指導困難校での勤務が多かった。この学校では、そんなこともあまり気にすることなく、授業に専念することができる。「オレって国語の教員だったんだよな」ということを実感させられるのである。基本的に、中学校はこうあらねばならないと思う。でも、生徒指導の研修会などでいろいろな学校の話を聞くと、実態はそうではないというところが悲しい。

先週の土曜日は、市内各中学校のイレギュラー部員によるエキジビジョンマッチが行われた。中体連の個人戦に出場できるのは、各校5組だけである。その選抜に漏れた部員の中から、さらに4組を選んでの個人戦である。

イレギュラー部員たちによる大会など、かったるくて見てらんないなどと思うべからず。どうしてどうして、保護者たちもたくさん応援に駆けつけるし、試合も真剣勝負そのもの。本戦に負けず劣らずいい試合が展開されるのである。

幸いなことに、この大会も本校の選手が優勝した。何よりのことである。どんな大会であれ、優勝することはそう簡単にできることではない。実際、優勝した本校の選手たちも優勝が決まったあと、ほんとうにいい顔をしていた。それがこの大会のいいところである。たとえ上位大会にはつながらなくとも、「3年間テニスをやってよかった」と実感できることであろう。

でも、この大会も来年は開催するのかどうか未定だそうだ。本戦の大会日程が5日間もかかるようでは、そんな議論がされても仕方がないとは思うが、この大会だけはできうる限り継続させてほしい。3年生たちのモチベーションを最後まで持続させるためということもあるが、たとえエキジビジョンマッチであっても、その試合への取り組みぶりを見れば、存続の方向で話を進めていくべきであると思う。

さて、県大会は27日からである。明日の夕方からは、試合会場のある静岡市へと移動して大会に備えることになっている。団体戦はベスト4、個人戦はベスト8に勝ち残れば東海ブロックへの出場が決まる。

では、結果報告を楽しみにお待ちください。