甲南麻雀連盟浜松支部の死闘

12月31日(土)

年末だというのに、昨日まで1泊2日で大阪へ行っていた。

実は、毎年この時期に、東海・近畿ブロックのソフトテニスを愛する中学校の顧問たちが集まって、忘年会を行っているのである。もう、かれこれ10年以上になる。

せっかく大阪まで行くのだから、宴会とは別の楽しみもあった方がよい。例年、楽しみにしていたのは、日本橋で電化製品を買って帰ること。「今年は何買うの?」というのが合言葉のようになっていた。

ところが、ここ数年の間に、日本橋もずいぶん様変わりした。コミックやアニメのキャラクターのフィギュアなどを売る、いわゆる「オタク系」の店が増えているのだ。聞くところによれば、東京の秋葉原などでも同様だそうだ。

以前、電子手帳を購入した店もなくなっていた。店員さんと、「これとこれ買うから、その分何かつけてよ」とか「これ2台買うからまけてよ」などというやりとりをすることも、日本橋の楽しみの一つだったのだが、これからはそういうこともだんだんなくなっていくのだろうか。

さて、今回浜松から参加したのは、「シューマッハ」オノちゃん、「会計係」ヨッシー、「忍者」ハットリくんと手前の4名。オノちゃん提供の「ご存じ」アルファードで、一路大阪へと向かった。

手前は、今回大阪でどうしても購入してこようと思っていた品々があった。

1.ベルティーニ指揮マーラー交響曲全集
2.『秋山真之戦術論集』(戸高一成編、中央公論新社)
3.ipodシャッフル1ギガ

以上の3点である。

大阪へ到着後、ホテルのチェックインを済ませ、すぐに難波のタワーレコードへと向かった。

ちなみに、いつも宴会はミナミで行われているので、当然のごとく宿はミナミなのである。

高島屋隣のタワーレコードは、クラッシックのフロアがとても充実している。お目当ての1番目、ベルティーニのマーラー全集はすぐにゲット。日本版(¥11,000)も出ているのだが、輸入盤の方が圧倒的に安い(¥6,990)のである。

お買い得は「ワゴンセール」のボックスCD。今回は、娘のみやげに「往年の名演奏家によるショパン作品集」(CD10枚組で何と¥1,790!)と、ネヴィル・マリナー指揮アカデミー・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズの演奏によるチャイコフスキーの交響曲全集(CD5枚組で¥1,990!)をついつい衝動買いしてしまう。

お目当ての2番目、『秋山真之戦術論集』は、ジュンク堂難波店にてゲット。これはまだ出たばかりの本だから、4冊くらいあった。

とりあえず、ショッピングはここまでにして、忘年会場へと移動。

忘年会の会場は、天王寺駅から阪和線に乗り換えてひと駅の「O屋」。以前は環状線寺田町駅のすぐ近くにあったのだが、昨年移転したのだ。

何を隠そう、ここの「てっちり」は絶品!なのである。

大阪のシモムラ先生や、京都のキシ、ミヤタ両先生、滋賀のニシカワ先生などと久闊を除し、とりわけ鍋にうるさいシモムラ先生の作るてっちりを存分にいただく。

「今度はみんなで温泉でも行こうかあ」などという話題が出たりして、手前も含め参加者の加齢を感じさせられる。でも、相変わらずみんなとても元気なのである。

近畿ブロックの先生方とお別れしてからは、宿舎近くに戻って麻雀。甲南麻雀連盟浜松支部の年間王者決定戦が残っていたのである。

いつの頃からか、「会計係」ヨッシーがいつもの雀荘にノートを持ち込み、その都度の結果を記録して、その年の年間王者を明らかにするようになった。今までの最多年間王者は、「シューマッハ」オノちゃん。F1界で毎年圧倒的な強さを誇っていたシューマッハに擬えるほどに、ここ数年は他を寄せ付けない強さで年間王者に輝いていたのである。

ところが、今年は新年からそのオノちゃんが不調。代わってトップに躍り出たのは、誰あろう「会計係」ヨッシーと手前なのであった。

王者争いは12月に入っても続き、冬休みに入って行われた2連戦でトップに立ったヨッシーと手前の差はわずかに20点ほど。最後の決戦の舞台は、大阪へと持ち込まれたのであった。
まるで、セナとプロストか、はたまたセナとマンセルか(そんなえーもんか)とも言うべき、今年最後の麻雀の幕は切って落とされたのである。

勝敗を分けたのは、ゲストメンバーの「忍者」ハットリくんの存在であった。その名のとおり、忍術のようなダマ聴攻撃に、万点棒を供出し続けた手前がビリ。かくして、手堅く打ったヨッシー年間王者が確定したのである。ばかりでなく、ヨッシーは甲南麻雀連盟浜松支部創設後、初の王者ともなったのである。

かくなる上は、本部内田理事長からも「認定証」を出していただくよう申請することにいたそう。

さて、まだipodのことが残っているのだが、それはまた年明けに。

それではみなさま、よいお年をお迎えください。