すーさん、今週もテニス行脚

6月14日(月)

土日は、コーチらと選手10名とで、沼津市にある加藤学園高校女子ソフトテニス部を訪問し、合宿練習を行っていただいた。

加藤学園高校女子ソフトテニス部の監督である菅井先生とは、かれこれ10年以上のおつき合いになる。

その間、5人の教え子がお世話になったが、ケガでインターハイ予選に出場できなかった1人を除いて、他の4名はすべてインターハイへと出場させていただいた。

菅井先生は、昨年行われた静岡国体でも、少年女子チームの監督を務められている。

手前より年下なのであるが、その指導力には、県内のソフトテニス関係者の誰もが一目も二目も置いているのである(ちょっとホメすぎかな?)。

今年も、加藤学園高はインターハイ県予選で、団体戦こそ優勝を逃した(ベスト4)ものの、個人戦では見事優勝を飾っている。

優勝したペアは、中学時代はまったく無名だった選手。高校に入学してからの指導の賜物なのである。

そんな指導力のある菅井監督に、本校の選手たちを見てもらい、技術面で最後の仕上げをしようという目論見なのである。

実は、この4月からも、本校卒業生が一人お世話になっている。その生徒の様子を見にいくというのも、今回の訪問目的の一つであった(カワラザキさん、たくましくなっていました!)。

さて、到着早々高校生と一緒に基本練習を行いながら、本校から参加した選手一人一人に、菅井先生から技術的なアドバイスをしていただく。

特に、技術はありながらも、試合になるとどうしても動きが固くなってしまう前衛選手には、マンツーマンで指導していただいたが、ぐんぐんと動きがよくなっていく(いったい自分は何を指導していたのだろうと思ってしまう)。

他の選手も、周囲に技術レベルの高い高校生たちがいるためか、目に見えて上達していくのがわかる。

午後は高校生とゲーム。

さすがに、高校生の団体戦レギュラークラスとは試合にならない。

それでも、何とか高校生のボールにくらいついて必死にゲームをしているうちに、少しずつゲームも取れるようになってきた。

夜は、高校の合宿所に宿泊。何より、宿泊代がかからないというのがありがたい。

大人は学校近くの居酒屋にて、菅井先生を囲んでの小宴。

その日の練習の様子を肴にしながら、ビールをぐいぐい飲む(やや飲み過ぎてしまった)。

そう言えば、菅井先生も手前の紹介で内田先生の著作に親しむようになり、いっぺんに内田先生のファンになってしまったのだそうだ。保健体育の先生ということもあり、武道の身体論にも興味があるとのこと。いいことである。

翌日は、午前中2時間ほど基本練習を行い、再びゲーム。

本校の選手一人一人の課題がはっきりした合宿であった。いろいろな意味で、今後の目途が立ってきた。

実は、高校生は今度の土日に東海大会を控えているのである。

大会1週間前の貴重な土日というのに、中学生の相手をさせられるのは、選手にしてみればさぞや気を揉ませられるというものであろう(すみませぬ)。

そんな菅井先生と加藤学園高の選手たちのご厚意に応えるためにも、来月から始まる中体連夏季大会では、それなりの結果を出すつもりであります。

どうも、2日間たいへんお世話になりました。ありがとうございました。今後もよろしくお願いいたします。