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2006年3月 アーカイブ

2006年3月13日

極楽スキー疲れのウェディング

3月11日

朝から静岡に行って、大学の同級生であるKの結婚披露宴に出席する。Kらしい、明るく和やかな披露宴だった。

長く顔を合わせなかった友人達にも会うことができた。去年の春に一緒に沖縄に行った北も来ていた。仙台からは、大学時代に特に親しくしていたIも来た。

僕の髪にはずいぶんと白髪が増えてきたらしく、後輩のM川は、会うなり「ゆーすけさん、玉置浩二みたい」と言った。北はそれを聞いて一人でげらげら笑っていた。

披露宴の料理はフランス料理が中心だった。
体調が優れなかったので酒はほとんど飲まなかった。乾杯のシャンパンさえ飲み干せなかった。

スキーの疲れと、連日の大食大酒からくる消化管の疲労で体はふらふらだった。でも、遊びすぎて体調が悪いなんて誰にも言えない。

時々料理を口に入れながら、新郎新婦の紹介ビデオを見た。新婦はテレビ局のリポーターをしているそうで、紹介ビデオは同僚が作った本格的なものだった。少し照れながらお互いの人物評などをする二人は、とても幸せそうに見えた。

大切な友人の結婚は本当に喜ばしいことだ。しかし、一度自分が結婚に失敗してから、どうもこの結婚披露宴というものが苦手になってしまった。
おめでとう、と祝福の気持ちを持つ一方で、心の一部分を硬く締めておかないと、うまくその場を乗り切れない気持ちになってしまう。でも、そんなこと誰にも言えない。

ビデオの上映は思っていたよりも長くて、新婦のテレビ出演の様子が流されたりしていた。できるだけ気配を消して、ウーロン茶をすすったり、ちょっどだけオードブルをつまんだりして過ごした。

ビデオ上映のために会場の照明は落とされていた。暗がりの中で、サービス係の女性達が二皿目の料理を運んできた。

流れ続けているビデオをぼーっと眺めていると、隣に座っていたIが、

「これ、おまえが好きな料理だよな」と言った。

それは、白い皿の上に乗ったエスカルゴだった。学生時代の僕とIは、よく近所の西洋風居酒屋に行って、「ツブ貝のブルゴーニュ」を食べた。
ツブ貝のブルゴーニュは、エスカルゴよりあっさりしていて食べやすい。できたてあつあつを薄切りバケットにのせて口に入れると、バターとニンニクそしてパセリの香りが口の中一杯に広がる。僕は、みんなが好きだからと思っていつもオーダーしていた料理だった。でも、結局そのメニューが好きなのは僕だったのである。

この日のエスカルゴは、冷え気味だったが美味しかった。しかし、全部は食べられなかった。あつあつの「ツブ貝のブルゴーニュ」がたべたくなった。

これからは体調を整えて人の幸せを祝おう。そして友達を大切にしよう。

3月10日

今年も極楽スキーツアーに参加させていただきました。今回が3回目の参加になります。

スキーとは小さい頃からずっと親しんできたのですが、大学5年生の時から8シーズンほどゲレンデとは無縁の生活が続きました。学生時代の終わりの頃は、スキー以外の遊びが面白くなったり、国家試験の勉強をしなければならなかったりと言った理由でスキーから縁遠くなりました。働きだしてからは、いつ病院から呼び出されるか判らない生活が続いたので、やはりスキーはできませんでした。
関西に住むようになった2001年からは、スキーのスの時も考えずに生活していたのですが、3年前にとてもありがたいお誘いを頂戴し、今では年に1度のスキーツアーが自分の中でとても大切なイベントの一つになっています。

年に一度のこととはいえ、3年連続で行っていると少しずつスキーが上達しているような気がするから不思議です。
けっして、「うまくなりたい」と思ってスキーをしているわけではないのですが(極楽スキーは、「向上心厳禁」なのです)、好奇心から色々な実験を行っているうちに、知らない間に上達しているようなのです。道具の進化、特にスキー板の進化には本当に目を見張るものがあり、これも上達の少なからぬ要因であることは間違いありません。

久しぶりにやり始めたスキーも3年目になりますと、色々なところで、「納得のいく実感」のようなものを感じます。体を動かしながら感じるある種の納得というものは、本当に気持ちがよいものです。
せっかく感じたことですので、そのうちに自分が感じたことをメモ代わりに書いておこうと思っています。

2006年3月15日

極楽スキー道

3月15日

ドクター佐藤のスキー雑感その1

わーい。ぱちぱち。
適当に書いているだけなので、興味がない方はすっ飛ばしていただけますようにお願いします。個人的なメモです。


道具について

・ブーツのこと
スキーの道具のうちで一番大切なのはスキーブーツであると思われる。
ブーツの中で足を動かしてみると、5本の指が動きすぎたり、踵が浮いたりしないだろうか。足とスキーブーツの間に密着感が足りないと、滑走中のスキーの操作性が格段に落ちてしまう。足からスキーに動きを伝えるときに「あそび」が出来てしまって、スキーの動きが鈍くなってしまうのである。「どうもスキーをうまく操作できないなあ」と感じる人は、まずスキーブーツのバックルをきつく締めてみる事をお勧めする。

一日中ブーツのバックルをきつく締め続けていると足がしびれてしまうので、僕はリフトに乗る前に足の甲のバックルだけ緩めて、滑り出すときにまた締めるようにしている。結構面倒である。でも、滑る前にバックルを締め忘れたり、締め方が足りなかったりすると、野沢のパラダイスゲレンデのような整地の緩斜面でも、思うようにすべることができない。動くたびにブーツの中で足がずれてしまって、雪面の感触をつかむことができないのである。

去年までも滑走中のブーツの緩みは感じていたのだが、今年ほどそれを感じたことはなかった。合気道の足捌きの稽古のときに、足の裏の感覚を敏感にするように努めていたので、もしかしたらその成果が出たのかもしれない。でも、ただ単に、インナーブーツがヘタってきただけかもしれない。

僕は、極楽スキーツアーに、15年前に買ったスキーブーツを持って行っている。スキーとストックはレンタルですましているが、スキーブーツだけは自分のものを使いたかったからである。自分の足に合ったスキーブーツを使いたいというのは勿論だが、脱ぐと湯気が出るほど汗をかくスキーブーツをレンタルするのは、ちょっと気がひける。

僕のブーツは、テクニカと言うメーカーの黄色いブーツである。気に入って使い続けていたのだが、最近、柔らかいプラスチックのパーツがぼろぼろと剥げ落ちるようになってきたので、さすがに買い換えようかと思っている。

・サングラスかゴーグルか
僕はスキーの時には基本的にサングラスを使用している。3年前くらい前に、茨木のショッポングモールで購入したレイバンである。結構高かったので、転んだときに壊れたらどうしようかと、ちょっと思ったりする。普通の斜面では余りそんなことは思わないが、コブをすべるときなどは、サングラスのことが気になってしまうことがある。ちょっとした恐怖心と戦いながら思い切って滑るのがスキーの醍醐味の一つなので、「ゴーグルがあったらなあ」と思うことがときどきある。ストックを突いた拳が何かの拍子で雪面から跳ね返り、両目の間を強く打って、サングラスを破壊、流血の惨事というのも、何度か聞いたことがある。極楽スキーツアーでも、過去に被害者がでたということである。ゴーグルは、視界が広いので目が疲れにくいし、簡単には外れないという安心感がある。ただ、中が曇りやすかったり、天気の良い春スキーでは、汗でゴムのところが痒くなったりするのが難点である。ショートスキーで全身弾丸のように滑走するI先生は毛糸の帽子にゴーグルというのを定番スタイルとしていらっしゃる。

少しぐらいの雪でも、サングラスで十分防げるし、ほとんどの場合はサングラスで大丈夫である。サングラスみたいなものは、気に入ったものをかけるのが一番なので(よくできたもので、気に入ったものは大抵値段が高い)、現地調達ではなくて、前もってお気に入りのサングラスを買ってスキーに出かけるのが良いと思う。目を保護するために紫外線をよく遮断するものがいい。

・スキー板
正直言って、スキー板の良し悪しというのは殆ど分からない。僕はここ3年間、毎年スキー板をレンタルしているが、それぞれの違いなど分からない。一年前に乗ったスキー板と今年のスキー板の違いを比較するなんて不可能である。少し、「硬いかなあ」「柔らかかなあ」と思う程度である。メーカーとデザインの好みで選ぶのが一番だと思っている。ビールやタバコの銘柄と一緒である。味なんて気分で大きく変るのである。過去2回の極楽スキーで、僕はサロモンの板をレンタルした。僕が最後に買ったスキーもサロモンだった。ブーツとビンディングのメーカーだったサロモンがスキー板を売り出して2年目のシーズンだったと記憶している。今年は、野沢のレンタルショップ「サンアントン」でサロモンのレンタルスキーが出払っていたので、フィッシャーの板を借りた。とても感触が良かったので(何を持ってよいかと言われるとても困るのだが)、もし次にスキーを買うならフィッシャーの板もいいなあと思っている。

3月14日

ホワイトデイ。

はーてーしーなーいー

これはホワイトラブ。

3月13日

外来にAさんがやって来た。Aさんは、診療室の椅子に座るやいなや話し始めた。

「先生、ここ一週間ほどね、少しだけ晩酌はじめたんです」

Aさんは、以前、禁酒禁煙ですこぶる体調がよくなったと言っていた人である。

「あら、飲み始めちゃったんですか」

「ええ。でもね、ほんのちょっとです。小さいコップに焼酎を3センチくらい入れて、お湯割りにするんです。それ一杯だけです。夜が本当にぐっすり寝られるんですわ」

「そうですか。お家の人はどう言ってますか」

「『あんまり飲みすぎたらあかん』って、息子がいいます」

「そうですね。一杯だけにしといてくださいね」

今のところ、Aさんの表情は、前回と変らず健康そうだった。肌のつやもいい。来月のAさんの酒量と健康状態はどのようになっているだろうか。

2006年3月23日

スキー雑感その2

3月22日
スキー雑感その2です。

・スケーティングのこと
スキーを履いて緩やかな上り坂を登るときにはスケーティングをすることになる。

1斜面に対して正対する
2両足とも、スキーの内側のエッジを立てる
3ストックを持つ手は、グリップのてっぺんを手のひらで包むようにする
4ストックを突くのと同時に、足だけではなく体半分全体で滑る

というのがコツであると思われる。

小中学生の頃、スキー教室にいくと必ずといっていいほどスケーティングの練習をさせられた。そのころは、何故それが大切なのか分からなかったが、いまは何となく分かるような気がする。スケーティングが上手くできず、斜面を登ろうと思ってもずるずると滑り落ちてしまう場合は、適切にエッジングができていない。適切なエッジングには、正しい加重が不可欠である。スキーに対して正しく加重するためには、正しい姿勢でスキーに乗らないといけない。これは、斜面を下るときに大切なポイントと共通するものである。
おしりが落ちて、スキーだけ前に滑り出そうとしても、斜面をスケーティングで登ることはできない。おそらく、あまり体に負担がかからずに、スケーティングで上り坂を登る姿勢が、斜面を下るときにも共通するスキー上での体の正しい位置なのではないだろうか。

・ 大きいターン(ロングターン)
ロングターンとショートターンのどちらが好きかと聞かれたら、僕は断然ロングターンが好きである。空は青空。朝一番のひんやりとした風が頬を刺す。雪が引き締まった誰もいないゲレンデの上を、斜面の幅一杯にロングターンで滑り降りる。これこそがスキーの醍醐味である。

1適切な位置でスキーに乗ること
2フォールラインに対して正対すること
3スキーをずらさないこと(ターンの後半でスピードを調整しつつ加速する)
4ターンに体が遅れないこと
5ストックをついた後、体を谷へ向かわせるときは骨盤から上を丸ごと持っていく

1と2は、スケーティングで感じたことでもある。3は、滑るときにいつも気をつけている点である。あれは大学1年生くらいの頃だったろうか。たまたまスキー雑誌を本屋で立ち読みしていたら、「ターンとは、どのポイントでも常に加速し続けるものである」というようなことが書いてあった。ターンの後半でスキーのたわみを感じながら、ぐぐぐーんと加速していく感覚というのは誠に気持ちの良いものである。自分でスピードをコントロールできているので、高速になってもあまり怖くない。4は、何もない真っ白なゲレンデを滑っているだけでは分かりにくいが、ためしに旗門を通って見るとよく分かるのではないかと思う。ターンとは、自分が思っているよりもずいぶんと遅れているものである。体の始動をかなり早くしないと、後半が膨らんだゆるいターンになってしまう。
昨年の極楽スキー後に、日本スキー連盟のウェブサイトで「ナンバ歩きターン」についての非常に興味深い文章を読んだ。ストックを突いてターンを始動すると同時に、同じ足(内側の足、山足)に、ナンバ歩きのように乗っかっていくというのである。これによって、体が遅れることなくターンすることができるというのである。今年の極楽スキーでは、大きなターンをするときは、これを何度も試してみた。昔のスキー板ならちょっと考えられない方法だと思うのだが、短くて幅広のカービングスキーではこれが可能らしいのである。自分でやってみた感想は、ターンの始動でストックと同時に山足で進んでいく感覚というのは、確かにターンが早くなる気がする。小さい頃から「ターンは谷足加重」と刷り込まれている人間にとって、山足に体重を乗っけながら滑っていくというのは結構怖いものだが、思っている以上にスキーは安定していた。ただ、ずっと山足に乗っていると、ターンの後半の加重が難しくなるので、あくまで始動が山足、中盤から後半にかけて両足に加重、というのがいいような気がした。ショートターンでも感じたことだが、今のスキーは2本のスキーを別々に使うのではなくて、一本の板に両足でのっかっているように滑るのが良いと思う。
三宅整骨院の三宅先生と週に一度お話させていただいているうちに、骨盤と股関節に対する意識が高まってきた(5)。合気道のお稽古も、お仕舞も、骨盤の角度と股関節の回内回外に気をつけるようにしている。お仕舞で、静止した場所から右または左に円を描きながら歩み始めるときの始動の仕方が、スキーのターンの始動と非常によく似ていると思う。前傾をかけながら、ターンの内足で始動する。進行方向に対して、両肩の位置が垂直になるように、体を常に塊のようにして動かしていく(肩の位置が進行方向に対して垂直というのは、3月20日のお稽古で、下川先生に教えていただいた)。スキーの場合はフォールラインをうやむやにせず、しっかりと意識して移動する。お仕舞でも、フォールライン的なものがあるのだろうか。「静止状態での(自分にとっての)正面方向」というのが、それにあたるような気がするが、僕にはまだよくわからない。

 
3月21日(火)

一日大学で専門医試験の書類作成をする。「王選手」と、とっさに出る口ぶりで、生きた年代が分かるのである。

3月20日(月)

外来、お稽古、実験の日。夜は水餃子を食べた。、

3月19日(日)

昨日と今日と明日はきっと違う一日。と思うが、それほど余り変らないことも多い。ありがたいことである。

津島佑子の小説を読みたいが、なかなか読み進めることができない

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