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2004年7月 アーカイブ

2004年7月 5日

先のせぶわぶわどん兵衛

7月2日


その日はいつもお昼ご飯を用意してくれるすみ子さんがいなかったので、午前中の診
療が終わった後でコンビニへ行き、てんぷらどん兵衛、梅のおにぎり、サラダ、プリ
ンを買って来た。

てんぷらどん兵衛では、熱湯を容器に注いで4分経過後に麺の上に別包の天ぷらをのっ
けるという「後のせサクサク」方式が推奨されている。

しかし僕は「先のせぶわぶわ」が好きなので、容器にお湯を注ぐ前に、粉末スープと
ともに、天ぷらを乾燥めんの上にのせることにしている。

お湯を注いでから4分経ってふたを開けると、小さかった先のせ天ぷらは水分を吸って
器の大半を占める程大きくなっており、ちょっとゴージャス。

昔の即席天ぷらそばは、すべてこの「先のせぶわぶわゴージャス」方式だった。

即席麺でもサクサクとした天ぷらが楽しめるということを売りとして、どん兵衛は後
のせ方式を採用したのだろうが、この天ぷらは確かにサクサクとしているけれど、そ
れだけで食べても別段美味しいものではなくて、この天ぷらはそばつゆを含んで初め
て旨くなるのである。

後からのせられる天ぷらにしてみても、湯気がもうもうと立っているそばの中に、い
きなりぽこんとのせられるのは、どうも居心地が悪そうだ。周りは熱々なのに、自分
だけ常温なのだからそれも当然の話である。

それは、例えて言うなら、大いに盛り上がっている飲み会に途中参加していきなり
『YMCA』を踊り付きで歌わされるようなものであって、実際、後のせ直後の天ぷらを
かじってみると、「まだ素面なんだから、いきなりヒデキは勘弁してよ」という天ぷ
らの声が聞こえてきそうである。

そのような事を考えながら熱々のどん兵衛をすすっていたら、おじいさん先生の家に
すみ子さんがやって来た。

2004年7月15日

サイマキ島のよっちゃんて誰ですか

7月11日(日)


研究室から車で家に帰る途中、前が見えないほどの大雨に降られた。ワイパーをいち
ばん激しく動かしてもフロントガラスの先が全く見えない。

世の中にはイメージがつく数字とつかない数字というものがあって、例えば「バス
ト90センチ」といったら何となくわかるような気もするが、「1時間に100ミリ以上の
大雨」と言われても、どうも感覚がつかめない。

僕は、地面に置いたガラスのコップに雨が1時間で10センチ溜まるところを想像するの
だが、10センチ水が溜まったところで、「だからどうしたんだよ」と思ってしまう。
それが多いのか少ないのか実感としてよくわからないのである。

コップに高さ100ミリの水が溜まるのと、バケツに高さ100ミリの水が溜まるのでは、
降水量は全く違うはずであり、やはり「1時間に100ミリ以上の大雨」という表現は、
不親切と言うか、わかりにくい。

こういう点をふまえて、これからの気象情報では、「1時間にバケツの高さ100ミリの
大雨」とか(洪水になりそうだな)、「1時間にストローの高さ50ミリの小雨」などとい
う表現を用いてほしいものである。

ここまで考えたところで、「1時間に100ミリ以上の大雨」というのは、「1時間に100
ミリリットル以上の大雨」ということなのかなあ、ということに気がついたのである
が、もしそれが本当ならば、きちんと「100ミリリットル」と言ってもらいたい。

個人的には、月曜日はバケツ、火曜日はコップ、水曜日はストロー、木曜日はハイヒー
ルなどいうように、曜日によって降水量を換算する規格を変えたら面白いんじゃない
だろうかと思う。

「東京地方では、現在1時間に24センチのハイヒールのつま先に溜まるくらいの雨が降っ
ています」

というぐあいである。わかりにくいですね。



7月9日(金)


写真でしかみたことがなかったジェンキンスさんが動いているのをみてちょっと不思
議な気分だった。



7月5日


「あんまり冷えてないけれど、トマト召し上がりますか?」

と聞かれて、僕とおじいさん先生は「たべるたべる」と同時に答えた。

すみ子さんが台所でトマトを切ってくれている間に、僕がお煎茶を入れて、3人でお茶
を飲みながらトマトを食べた。

すみ子さんが持って来てくれるトマトは、ヘタの周辺に青みが残っている大きなトマ
トで水分が豊富である。酸味があってなぜか懐かしい味がする。

すみ子さんがそのトマトをどこで手に入れているのかわからないのだが、それはいか
にも自家製っぽいものであり、ぼくもおじいさん先生も、ときどき食べさせてもらえ
るこのトマトを楽しみにしている。

「ちょっと前に、名前を思い出せないって言っていたNBAの選手がいたでしょう。その
人、グラント・ヒルっていう人じゃありませんか」

丁度、八つ切りのトマトを口一杯に含んでいたおじいさん先生は、もぐもぐして声が
出せなかったが、その代わりに大きく何度も頷きながら、右手でオッケーマークを出
した。

そのオッケーマークは、トマトが美味しいという意味なのか、「グラント・ヒル」が
正解であるということを表しているのか一瞬わからなかったが、おそらくおじいさん
先生は、その所作で二つの意味を同時に表しているのであった。

「お母さんが、ヒラリー・クリントンと大学時代にルームメイトだったんだって」

「すみちゃんは何でも知っているねえ。じゃあ、サイマキ島のよっちゃんって、知っ
てる?」

年寄りというのは渋いところに金をかけるもので、おじいさん先生のお家の煎茶はと
ても美味しい。人の家のものだと思って茶葉を贅沢に使って濃いめにいれたお茶が、
水分たっぷりのトマトにぴったりだった。


サイマキ島のよっちゃんて誰ですかと尋ねると、

「忘れちゃった」

と言って、おじいさん先生はそのまま昼寝に行ってしまった。

2004年7月29日

シマウマ焼け改善計画

7月25日(月)

お昼から研究室へ。その後、夕方になってから家の近所のプールへ泳ぎに行った。
 
ここは夏の間だけ屋外の50メートルプールを使うことができる。

1週間前の月曜日にここで午前中いっぱいだらだらしていたら、体の前側だけひどい日
焼けをしてしまった。”suntan”じゃなくて”sunburn”てやつです。

1週間で日焼けはある程度落ち着いたのだが、まだらに焼け残ったおなかのしわの部分がシマウマの様で何ともみっともない。読んでいた文庫本につい夢中になってしまい、同じ姿勢で座りっぱなしだったのがいけなかった。

そういう訳で、「腹だけシマウマ状態」を脱出するために今週もプールにやってきた。

プールに来ている人達のほとんどが家族連れか、友達同士で泳ぎにきている小中学生で、僕のように一人で来ている人間はほとんどいない。ときどき、お腹がてっぷりと
出た初老のおじさんが、一人でベンチに坐って週刊誌を読んでいるくらい。

夕方になって既に人出のピークを過ぎているとはいえ、プールにはまだまだ沢山の人
が入っている。浮き輪につかまってぷかぷかと浮いている子供達に激突しながら100メートルだけ泳いでから、早くも休憩をする。

先週は午前中に来たので、日射しがじりじりと体に刺さるようだったのだが、夕方4時
を過ぎると、肩口にちりちりとごくごく柔らかな日射しを感じるのみであった。本を読みながらときどきプールに目をやると、その度ごとにプールに入っている人の数が
減って行く。

泳ぎやすくなった状況を見計らって、またちょっと泳ぐ。基本的にはたらたら泳いで
いるのだが、たまに思い出したように、25メートルだけ猛然と泳いでみたりする。そ
して、疲れてすぐにあがる。

プールサイドは帰り支度を始める人が増えている。スクール水着姿の女の子が、ペッ
トボトルやカップヌードルの空容器を持って、何度もゴミ箱のところへ走っていく。

このプールにはカップヌードルの自動販売機が置いてあり、異常な人気を博している。
先週来たときには、お昼ご飯の時間になると自動販売機の前に長蛇の列ができ、プー
ルサイドにはカップラーメンをすすっている人がやたらと目についた。

その辺で売っているのと同じ、ごく普通のカップヌードルを皆さんとても満足そうに食べている。

何の変哲もない普通の食べ物でも、その場所で食べると何だか旨いということってあ
りますよね。

僕は映画館で父親が買ってくれる瓶入りのコーラが好きでした。旨いけど直ぐに無く
なっちゃうんですよね。

5時を過ぎると、だいぶ陽も傾いてきたので車に乗って家に帰る。

シマウマ焼けはまったく改善しませんでした。

2004年7月30日

食い合わせ・・・ではないね

7月29日(木)

鰻と梅干し

7月28日(水)

花と夢

7月27日(火)

素材とデザイン

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