le 27 octobre
中・高の同窓会誌の集まりに行く。
この集まりには、いつも会長さんや副会長さんも
来られて、みんなでお菓子を食べつつ、
ページ数をどうするかとか、何枚印刷するかとか、
この文章どうでしょう?とかについて話し合う。
やる事が多そうだし、頻繁に集まらなきゃいけない
ので、同窓会役員の中でも人気がないところだけど、
意外に楽しいのだ。
会長さんは、先日、カナダの修道会へ行かれ、
9月に行われた学院祭とバザーの報告をされたそうだ。
そのときのお話を、カナダ土産のメイプルクッキーを
いただきながら拝聴。
私たちの頃は、シスターは、ほとんど日本人だった
けれど、会長さんたちのときは、カナダから
来られている人も多かったようで。
お話の中に出てくるシスターたちで、私が知っているのは、
シスタークレアだけだった。
と言っても、私たちの学年は、クレアには直接
授業をしてもらったことがないのですけど。
でも、顔はちゃんと覚えてる。
私が在校中に、すでにおばあちゃんだったシスタークレアは、
つい最近カナダに戻られたそうだ。
このカナダ出身のシスターたちは、教壇に立てなくなる
くらい歳をとったら、カナダに戻るらしい。
若いときに日本に来て、歳をとってからカナダに帰る。
シスタークレアは、会長さんに、私は姫路人です。
と言われたそうです。
人生の、一番いろいろな時期を姫路で過ごされたわけ
ですもんね・・・と、一同でしんみり。
今日聞いたお話の中で一番感動的だったのは、
私たちの学校の校歌を作られたシスターの話でした。
そのシスターは、今92歳。
あまり体調が思わしくないそうで、車椅子で
出迎えてくださり、歓談のときもずっと車椅子のまま
だったそうです。
それでも、日本から訪ねて来た教え子たちを歓迎し、
学院祭やバザーの報告を喜び、ほんの数時間ですけど、
楽しいひと時を過ごされました。
そして、会長さんたちが修道院をあとにするとき、
それまで車椅子にかけてらっしゃったそのシスターは、
見送るときぐらいは立ちますとおっしゃり、
両端から支えようとするシスターたちに、
一人で大丈夫ですよと言い、立ち上がって手を振って
見送ってくださったということでした。
会長さんたちが乗るバスが、動き出すまで、
ずっと手を振っていてくださったそうです。
その姿に、会長さんたちは感謝の気持ちでいっぱいに
なり、校歌をバスの中から歌われたということでした。
行ったことはないけど、ケベックにある修道院が
目に浮かび、そこにおられるシスターたちのことを
想いました。
今は、ケベックまで空路で14時間ぐらいだそうですが、
シスターたちが日本に来られたときは、飛行機じゃなく
船だったとか。
大変な思いをして来られて、歳をとってから
故郷へ戻るんですね・・・と、再びしんみり。
こういうお話を聞くと、校歌の3番が英語でも、
全然嫌じゃないし、むしろ、すごい校歌だなぁと
思いますけども・・・今日まで、あの校歌を
作られたのが、カナダのシスターだってことさえ
知らなかった。
ケベックかぁ。
私もいつか、修道院を尋ねてみたいなぁ。
会長さんのお話の中のおもしろ話は、
ケベックだから街の中もフランス語だらけだし、
バスの運転手さんにももちろんフランス語で
挨拶しなきゃいけない、と思って、ずーっと
「ボンジュール」とか「メルシー」とか言って
たのに、その運転手さんは、英語しか
話せない人だったってこと。
しかも、それを知ったのが、最後の最後だったらしい。
日本からの添乗員付きだったそうなんですけど、
なんで、その添乗員さんも、最後にそんなことを
言ってくるのかしら、みたいな。
ははは。
そう、言われてみれば、一度、カナダの修道会から
カナダ人のシスターが来られていて、全校生徒で
お話を聞いたことがあるんですよねぇ。
そのとき、そのシスターがフランス語を
しゃべってて、校長先生が訳してくれた気がする。
でも、修道会がケベックにあったって知らなかったなぁ。
今だったら、カナダのシスター→フランス語→ケベック
って結びつくけど、その頃は、結びつかなかったし。
結局、6年も在校してても、学校の成り立ちとか
全然知らないんですよね。
いやはや。
あと、聖歌の中にフランス語の歌も
入ってて、歌ってたんだった。
『le ciel entier contemple』とか。
さっき、その聖歌の歌詞を見たら、自分が歌ってた
発音がめちゃめちゃだったことが発覚しましたけど。
私とフランス語の出会いは、大学が初めてでは
なかったんですねぇ。
あらためて・・・。
初めて生で聞いたフランス語は、ケベックのフランス語
だったみたいだし。
なんだか、感慨深い。
あ、会長さんからもう一つお土産をいただきました。
ストラップになっているお人形なんですけれど、
手作り感で溢れていて、カラフルな服を着ています。
嫌なこと、悲しいことがあったときは、このお人形に
話すといいそうです。
おぉぉぉ。
早速、ケータイに付けてみる。
だいぶん増えて来てしまった、私のケータイストラップたち。
学校から帰るとき、正門のところで音楽の先生に出会う。
音楽の先生であり、私の中2のときに担任の先生であり、
コーラス部の顧問の先生である、いずみちゃん。
全然お変わりなく、いずみちゃん節炸裂だった。
「あなたたち何回生だったかしら?」
「46回生です。」
「あら。30何回生だったと思っちゃった。」
「えーー、まだ27歳ですから。」
「まあー。だんだんこっちに歳が近づいてきてると
思って。」
「いやいや、歳の差は変わりませんから。」
みたいな。
帰り際、いずみちゃんから、デパートにあなたに良く似た
子がいるのよ、と言われる。
へー。
どうも私に似た人は結構いるらしいですね。
こないだも、職場で、さっきそこの交差点で、
マスモトさんと同じ車が衝突してて(縁起悪い・・・)、
運転手の女の子が出てきてたけど、同じような制服着てたし
よく似てた・・・とか言われたばかりでして。
全部は覚えてないけど、なかなかよく言われるんですよねぇ。
中・高の頃も、何個か下の学年にそっくりな子がいるって
生物の先生に言われたりしてたし、成田で会ったとか、
行ったこともないのに言われたこともあるし。
あと、ガソリンスタンドのおじさんに、あれ?こないだ
まで原付乗ってたのに・・・とか言われたりもしてます。
これまた原付には、乗ったことないんですけどね。
よく、自分に似た人が世の中には3人いるらしい、
とかって聞きましたけど、もう確実に3人を
越えてるな。
だけど、会ったことないんですよねぇ、これが。
ちょっと会ってみたいんですけども、なかなか
会わないもんですね。
あー、出だしと全く関係ない話で終わっちゃった。