le 22 decembre
雪、積もりましたねぇ。
私が住んでる辺りで、12月に雪が積もるってのは
めずらしい。
しかも、屋根とか日陰とかの雪が溶けずに残ってる。
眠くなるので好きじゃないエアコンを入れてしまった。
電気ストーブじゃ、もう耐えられないから。
今日は冬至。
ということで、夏に父の畑でできたかぼちゃを食べ、
お風呂にゆずを。
ご近所さんが、庭になるゆずをくださるので、
ここ何年か、冬至にはちゃんとゆず湯に入るようになった。
さて、昨日は母も参加した、大正琴の発表会を
見に行って来ました。
うちの母も、もう5年以上やってると思うんですけど、
発表会を見に行くのは初めて。
何を思ったのか、見に行こうかなぁと言ってしまったので、
本当に行くことになってしまった。
大正琴なんて、おばさん達が気晴らしにやってるんだろう
と、侮るなかれ。
普通のおばさんもいれば普通のおじさんもいるし、
中には音大出身の人までいるのです。
演奏する曲においては、演歌や歌謡曲、はたまた
ジャズやタンゴやクラシックと、これまた多岐にわたる。
意外ですよね。
今回の発表会は、ある程度長い間弾きこなしてきた
人たちのものだったので、師範クラスの人もいっぱい
出ていて聞き応えがありました。
意外に。
母たちにしても、お稽古がちょっと苦痛になってきて
泣き言言ったりしつつも、根詰めて練習してきた甲斐が
あったなぁという感じで。
てか出演者の中に、同級生のお母さんが結構いて、
それは驚きでしたけど。
ま、うちの母の先生も、私の同級生のお母さん
なんですけどね。
昔は一緒にPTAの役員とかやっていたのに、
今は「先生」と呼んでいて、ちょっと変な感じ。
ところで、この時期になるとたいてい同じことを
思い、思い出す。
この時期といえば、年賀状ですよね。
やれやれ。
早く書かねば。
毎年、私は家の分(自営業なので)と父の分と
母の分とおばあちゃんの分とおばさんの分の年賀状を
とりあえず印刷している。
適当にソフトから選んで組み合わせて、何通りか
作ってどれがいいか決めてもらったりするわけです。
今年は、仕事辞めてちょっとだけしか出さないから
自分で書くわってことで、おばさんの分が
私の担当から外れた。
どうも、人の分をやってると、
自分のを書く前にやる気がなくなって来るので、
年々枚数が減ってきた。
しかも元旦に着かない、みたいな。
それでも、ほとんど年賀状でしかあいさつをしない人たち
には出さないとって思う。
一応元気ですよーって。
てかだいたい、ただ印刷してもねぇとか思うと・・・
裏にはメッセージをちょこっと書いて、
表は手書きにしようってがんばって書いてみたり
するんですけど、下手げに筆ペンとか使うと恐ろしい
ことになるんですよねぇ。
筆で字がもっと上手に書けたらなぁ。
そう思って、大学の頃再びお習字を習いに行ってたんですけどねぇ。
1年ぐらいかなぁ・・・で辞めちゃいました。
幼稚園の頃から小学5,6年生頃までお世話になっていた
先生の下へ再び行っていたわけですが、
目的が食い違ってる感じがして、嫌になってしまったんですね。
小学生の頃は、受験勉強が忙しくなってしまったんで、
塾一本に絞ろうってことで塾以外の習い事は全て
辞めちゃったんですけども。
まぁその頃から、お習字の先生にもかわいがってもらって、
いろんな賞をいただきました。
筋が良かったらしいですよ?
ははは。
で、音信不通だった元教え子が、大学生になって再び
わざわざ習いに来たので、なんかたぶん
先生は期待してしまったのかもしれない。
でも、当の私は、その道に進む気なんて全くないわけで。
私は単に、年賀状とかお祝いのときとかに、小筆で
さささっときれいな字が書けるようになりたかっただけ。
小学生の頃は、ほとんど習えなかったのですが、
とりあえず年賀状を書きたいので小筆を習いたいですって、
目的を伝えて再び門をたたいたはずなんですけど、
いつの間にか、大筆もやるようになってて、
昔みたいに級とか段とかもらえるやつに出品する方向に
なってて。
あれ?みたいなね。
今考えると、いろんなことを習ってゆく上で
宛名とかも「きれい」に書けるようになるんだろうなって、
思うんですけど、当時自分の中では、もう年賀状を書き上げる
ことだけが目的みたいになってて。
それで、なんか違うなぁと思って、大学を何より優先に考えてるし、
だから忙しいときはガチガチに練習もできないし
展覧会のお手伝いもできないって何度か話した気は
するんですけど、私が弱かったんでしょうねぇ。
(まぁ先生に強く出るのもおかしな話ですけど。)
で、結局、フランス行くんでとか言って辞めちゃって。
上達せず。
お手本見て、昔のかな文字とかをきれいな和紙に
清書することはできますけど、自分の言葉を葉書や紙に
小筆できれいに書くことはできない。
私が、何枚も何枚も練習して合格をいただけたものは、
書道の入口でしかなかったんですね。
うーん。
素敵な先生なんですけどねぇ。
和に精通してて絵も上手くてピアノも弾けて。
ちなみに男の先生なんですけれども。
この先、他の先生にお習字を習うってことはないだろうなぁ。
てか、その先生の欲・・・って言えばいいのかなぁ、
なんかそんな雰囲気のものが(出ている気がしてた)
私にとっては強すぎて、怖くて、そっちじゃない!って
なって辞めちゃいましたけど、続けていれば、
その内どんな字でもさらさらきれいに書けるように
なっていったのかなぁ。
ま、当分先の話でも、ずっと続けていたらなるでしょうね。
んなことを書きながら、字は上手い下手ではなく、
気持ちだよ、とふと思ってしまったりもする。
気持ちがこもっていれば見栄えは別にいいのだ、みたいな。
そうとも思うんですけど、なんかこうびしっときれいに
書きたいとも・・・。