さっちゃん、結婚について考える
le 12 decembre
9月に発売されたキリンジの弟さんの方のソロアルバムを
まだ買ってないにもかかわらず、11月に発売されたと知って
るんるん気分でキリンジのお兄さんの方のソロアルバムを
買いに出掛けてしまった私。
私はお兄さんの方が好きなんだな、きっと。
まぁ、薄々気付いてはいたんですけど。
メインに歌っている弟さんの声を聞いているふりをしながら、
実は、バックコーラスとして歌っているお兄さんの声を
ひたすら追いかける傾向があったんで。
以前、キリンジの曲を聞いて、嫌いな梅雨も嫌いじゃなくなるかも
しれないって思ったことがあって、だから雨の時期にはよく
キリンジの雨の歌を聞くんですけど、キリンジのお兄さんの方の
ソロアルバムは、寒くて好きじゃない冬を、もしかしたら
好きになれるかもしれないと思える雰囲気でした。
部屋にいるときは、エンドレスで再生。
さて、土曜日に、高校の頃からお世話になっている人に
会いに行きました。
何だかんだ言って、かれこれ長い付き合いをさせていただいていて、
いろいろと私のことも心配してくれている、とってもやさしい
思いやりのある人です。
実は(かどうかよくわからないですけど)、大学の頃二年半
アルバイトをしていたパン屋さんを、「今、バイト募集してるよ。」
って教えてくれたのも彼女でした。
で、この度彼女は、めでたく結婚をすることになりました。
いやぁ、これで来年私は結婚式に3件出席することになりましたよ。
なんと!
今まで一度もそういう機会がなくて、早く誰か結婚しないかなぁって
思っていたら、いっきに3件ですかぁ。
わぁーい。楽しみ。
余談ですが、結婚式に呼ばれた場合、お祝いっていくらぐらいする
ものなの?ってこないだ友だちに聞いたんですけど、したら
指を3本示したので、「3000円?」と言ってしまった・・・。
またまたー冗談言ってって言われたけど、確実に本気で3000円
だと思った。
きゃははは。
ところで、結婚するってとき、私はみんなわくわくしてるもんだと
思ってたんですよ。彼女以外の二人もそんな感じがしたし。
でも、彼女はあんまりわくわくしてないんです。
去年ぐらいから、結婚が決まる前から、結婚式には
さっちゃんも来てねって言っていたのに、そのわりに
全然わくわくしてない。
むしろ、心配事でつぶれてしまいそうな感じでさえある。
どうしてだろう?
そんな、根掘り葉掘り聞くのはおかしいですし、
詳しくわからないんですけど。
とりあえず、親のこととかが絡んでるみたいで。
内田先生が、『健全な肉体に狂気は宿る』で、結婚すると
もう一組の親ができて、今まで自分の親とは築けなかった
関係を相手の親と築く事だってできるよみたいなことを
おっしゃっていたじゃないですか。
私はそれを読んで、なるほどなぁ、いいなぁそれって思ったんで、
「・・・だそうですよ。」って話してはみたんですが、
そもそも相手のご両親は、自分の息子にさえ無関心な感じで、
彼女にもほとんど関心がないとしか思えないような空気を
かもし出しているそうなんですね。
先生、どうなんでしょうか、これ?
まぁ、自分の家族以外の家族ってのは、予想つかない部分が
ありますからねぇ。
つい先日も、友だちと3人でそれぞれの家族の話を
してたら、3家族とも驚きの連続でしかもおかしくって、
笑い転げましたけども。
うちら3人が中身だけ入れ替わって、それぞれ違う家に
帰ったらすごいことになるだろうねって。
そういう話から、もし自分の好きな人に自分の家族が
受容れてもらえなかったらどうしよう、自分が好きな人の家族を
どうしても受容れられなかったらどうしよう、ってちょっと
思ったんですけど。
無駄な心配かなぁ。
無関心な家族もいれば、関心ありすぎる家族もいますしねぇ。
私の知ってる人は旦那さんのご両親と同居してて、
自分の娘のように思ってくれるのはわかるけど、ちょっと
過剰で嫌だってことになって、結局離れて暮らすことになったんですよ。
そういうエピソードも話してみたので、
彼女的には余計に頭の中が混乱してしまったかもしれない。
なんか、いろいろ考えれば不安も出てきてしまう気がするので、
結局あんま深く考えすぎない方がいいのかなぁなんて思います。
てか、この日はお昼ご飯も入れて6時間ぐらい一緒にいて、
久々にしゃべり倒した感がありましたねぇ。
そういえば、彼女の妹さんが、彼女の発した
「これ全然おいしくないなぁ。」に対して、お姉ちゃん
使い方間違ってる!って指摘したそうで・・・。
その場にいたお母さんと彼女は、「全然おいしくない」
で正しいのだと主張したものの、妹さんは「全然おいしい」と
使うのが正しいと言い張り・・・。
間違ってないよね?って聞かれたので、私は、
「間違ってないですけど、残念ながら、今は“全然”は
肯定でも使えてしまうんですよ。」
と、答えました。
あとになって、とか言っといて間違ってたりしてって思ったんで、
広辞苑を引いてみたんですが、(俗な用法で、肯定的にも使う)と
書いてありました。
俗なんだ。
それから、ほんとにすごい提案だなぁと思いましたけれども、
彼女が私に弟さんとの結婚を勧めたという・・・。
ちなみに、お会いしたことはありません。
たぶん結婚式で、会うとしたら初めて会うことに
なるでしょうねぇ。
考えといてって言われても、何とお答えしていいのかわかりません、
って笑ってたんですけど。
しかも、弟さんもそんなことを急にお姉さんから告げられても、
おいおいおいってなるに決まってますから。
それが実現するかどうかは別として、彼女の気持ちみたいな
ものは、なんとなくですけどわかる・・・って言うと
偉そうだし変ですけど、何と言うか、わかる気がする。
いろいろ心配事があるんだなぁ。
途中で、ジュンクに行って本を物色。
彼女は、私がオススメする本を本当に読んでくれたりする
んですが、この日は内田先生の『知に働けば蔵が建つ』を
購入されました。
私が、買って帰ろうと思ってるんですって、その売り場に
一緒に行ったんですけど、したら私も買おうかなぁってことで。
二人して同じ本を同時に買ったという。
感想を聞くのが楽しみだなぁ。
内田ゼミ卒業生の一人としては、「はじめに」の出だしで
とりあえず爆笑なんですけど。
「豆知識」って書いてる人いたなぁ、みたいな。
うわぁ、雪が舞ってる。
寒いわけだ。