« 福山雅治といっしょにするなよ、『マノン・レスコー』 | メイン | 大型スーパー共存問題ならびに尾張瀬戸とパリの違いについて »

ちょっと悪い猫との戦い

le 14 novembre


猫に追いかけられる・・・。

昨日、うちの濡れ縁で気持ちよさそうにひなたぼっこを
している猫がいた。
毛は白と茶色が混ざってて、小さい猫。
家族の誰も気付いてなくって、私も昨日始めて
その存在に気付いたけど、最近チロがよく吠えていることと、
私や両親が近づいても「追い払われなければいいや。」と
思っているのかどうかわからないけど、身じろぎひとつしない
ところを見ると、結構前から来ていたのかもしれない。
とりあえず、人間にも慣れてるみたいだし、どっかの飼い猫かなぁ
って話して、ほったらかしにしていた。

今朝、またチロが吠えていたので見に行ってみると、
同じ場所にまた来ていた。
まぁ、悪いことをしないのなら別にいっか、と思って
そのままにしておいて、お昼にたまたま家の中から
濡れ縁の前を通ると、その猫がまだいて、こっちを向いて
ニャーニャー言ってきた。
かわいいなぁと思って、網戸越しに相手になっていると、
網戸にすりすりしたり、ガリガリしたりしだしたので、
もしかしてお腹がすいていて何か食べたいということなのかも
しれないと思ってちょっと警戒した。

かわいいからと言って、何か食べ物を与えてしまったら、
居つきますからね。
猫がうろうろしてたらチロも落ち着かないし。
親からも、エサをあげないように注意される。
飼い猫じゃなくって、捨て猫なのかもしれない。

そのあとです。
郵便受けに、取り忘れていた新聞を取りに行ったとき、
その猫が縁側からこっちにやって来たんですよ。
ニャーニャーって言いながら。
やって来たというか、とっとっとっとって走ってきたので、
何となくあせって、玄関の方に私も走って逃げたんですけど、
そのまま追っかけてきて、家の中に入ったら大変だし
どうしよう・・・っておろおろしてる内に、すぐそこまで
猫が来てしまって。
結局、自分の家なのに中に入れず素通りして、猫に追いかけられながら
家の周りをらぐるぐる回るかたちになってしまったという。

まぁ、ここまでは、かわいい猫だったんですけど、
夕方、その猫がチロのドッグフードを食べているのを
目撃して。
でっかい袋なんですけど、それを破いて顔突っ込んで
バリボリ食べてたんですよ。
これは、追い払わなければいけないと思って、
庭で悪戦苦闘していると、家の前を近所のちびっこが
数人通りかかって、猫に気付いて「あーっ」って言いながら
立ちどまった。
あーっとか言ってるから、この猫を見かけたことが
あるんだと思って、「どこの猫か知ってる?」って
聞くと、「知らんけど、かわいいー。」って。
なんだ知らないのか・・・しかも、見た目かわいいけど、
ちょっと悪い猫なんだけどね、とか思っていると、
そのちびっこたちが、猫に向ってダッシュ。
驚いたのか、猫はどこかに去っていった。

とりあえず、一安心。
でも、また来るかもしれない。
どうしよう。
エサを十分あげたら、チロのエサを勝手に食べたりしない
だろうけど、それじゃぁ飼うことになってしまうし。
親は、チロを思って猫を追い払うんですけど、
私じゃだめなんですよねぇ。
やっぱりかわいい猫だし、よほどお腹がすいてるんだなぁと
思うとかわいそうで。
確かに、チロはかなり歳をとってるんですけど、それを
見透かしたように、堂々とチロの視線の先に
座って顔を洗ったりしているのを見ると、なんてやつだ
と思うし、チロのエサを食べてることに、なんてことを
するんだとも思いますけども、
どこかで食べ物をもらえてたらいいなぁとか、
車にひかれなければいいけど・・・っていつの間にか
その猫のことを心配していたりもする。
でも、中途半端に情を寄せるよりは、
放っておく方がいいのかなぁ。


ところで、三谷幸喜だし役所広司だし稲垣吾郎だし、
絶対見に行こうって思ってた『笑の大学』を見た。

ほんと、SmaSTATION-4の「月イチゴロウ」のコーナーで
ゴロウちゃん自身が1位に選んだだけあって?
いい映画ですね。
ちなみに、「月イチゴロウ」の5位は『デビルマン』
4位は『シークレット・ウインドウ』3位は『SAW』
2位は『2046』なんですけど、この中だったら、
私も一番『笑の大学』が好きかなぁ。

まぁ、『笑の大学』しか見てないんですけどね。

『2046』は見てみたいんですけど、たぶんもう
見に行かない。
なんとなく。

『笑の大学』が、どうよかったのかって話ですけど、
いろんな場面で会場中が爆笑してて、でも、映画が
終わる頃には、あちこちで鼻をすする音がしてて、
映画館をあとにするときには、多くの人が目を赤くしてるような、
そんな映画なんですよ。
私も、例に漏れず、爆笑しまくってたくせに、
最後には涙がポロポロ出てきてしまいました。

どこがおもしろいのかわからないって言ってる役所さんに、
ゴロウちゃんが、こうこうこうでこうだから
ココがおもしろいんですよって一所懸命説明したり
するんですけど、結局役所さんは「わからない。」って言う。
そこがおもしろかったりするんですよね。
ほんと、おもしろい映画でした。

About

2004年11月17日 11:38に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「福山雅治といっしょにするなよ、『マノン・レスコー』」です。

次の投稿は「大型スーパー共存問題ならびに尾張瀬戸とパリの違いについて」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。