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ものを燃やす人々

8月7日

今朝凄まじい悪夢を見たので暫しの間動くことができなかったけれど、気を取り直してお稽古に行ってきた。
暑いし、最近ちゃんとお稽古をしていなかったので木剣の動きを微妙に忘れているし、二教の裏を1年生の男の子にかけたら全員に聞こえるレベルの大声で「痛い」と言われたし、といろいろあったけれど身体を動かすのも汗を大量にかくのもやはり楽しい。
お稽古の後にイベントでかき氷とすいか割りをやったけれど、かき氷の冷たさがまさに「夏だね」という感じでよい。

その後家に帰ってから、中国四川省で発生している集団感染の続報を調べる。
中国当局は「ブタ連鎖球菌が人に感染した」と公式には言っているけれど、WHOはアウトブレイクの警告を出しているし、一説にはウガンダかスーダンで採取したエボラ出血熱ウィルスを生物兵器に転用しようとして自国に持って帰って極秘に研究していたが、そのウィルスが外部に漏れて人間に感染中とも言われている。
そういえば、5月末に中国の呉儀副首相が小泉総理との会談をドタキャンして帰国した件の際にも「呉儀副首相は衛生の担当相なので、もしかしたら公には出来ないけれども中国国内のどこかで感染症が勃発してその対応のために緊急帰国したのだ」という説を言っている人がいた。
本当のところは何が起こっているんだろう。
中国産の豚肉は、何らかの加工品の形で日本国内に輸入されていると考えるほうが自然だし、何か少し気になる。

8月5日

今日から個人的に夏休みに突入。
1日目の今日は、横浜BLITZに行って山本耕史出演のミュージカル「ザ・ラスト・ファイブ・イヤーズ」を見に行く。
その前に渋谷にちょこっと立ち寄って「三国志大戦」をやる。
その所為かどうかの因果関係は良く分からないけれど、品川駅で京浜東北線と東海道線の両方でわたくしがホームに降り立った瞬間に電車が発車するという体験をしてしまい、鬱になる。
20分遅れで、横浜に到着。
事前にまりりんたんと「お芝居を見る前に、パスタチャンピオンの人が横浜でやっているお店でパスタを食べましょう」という話になっていたのだが、その肝心のパスタチャンピオンの人のお店が見つからない。
まりりんたんがお店に電話すると、桜木町に移転したとのこと。
前に聞いていた話では、パスタチャンピオンの人は西麻布の高級なお店にいたのだけれどちょっと前にその西麻布のお店を辞めて横浜に店を出したばかりだということなので、少しばかり不安になる。そんな感じなのでお店の人に所在地を聞いて桜木町まで行ってみたけれど、店構えが高級という感じではなくいかにもそこら辺によくある街のビストロ風だったので、かなり不安になる。
しかも、お店の開店時間が18:00で、お芝居を見る前にゆっくり食べていると開演時間に間に合わないということに気づく。

ということで横浜BLITZに移動。
横浜BLITZはみなとみらい地区にあるので、何だか周囲がだだっ広い。
まるで10年前のお台場のように空き地がいっぱいある。
お芝居が始まる前に、スムージーを頼んで飲んだけれど完全に溶けててまずかったので鬱になる。
口直しにコンビニで氷結グァバクーラーを買って飲む。
飲みながら、まりりんたんが「男子はどうして延々戦闘シーンばっかりやっている少年漫画とか、人と対戦するゲームが大好きなのかしら。私にはよくわからない」という話をしてきたので「でも、男子の皆様は延々戦闘シーンばっかりやっている少年漫画とか大好きよ。山本耕史だって少年ジャンプ系の漫画を愛読しているっていってるじゃない」と答えたら、「そうねえ。前に『俺はドラゴンボールから演技を学んだ』なんて恐ろしいことを言っていたしねえ」と呟いていた。

開演時間が近づいてきたので、劇場内の席に座る。
この「ザ・ラスト・ファイブ・イヤーズ」というお芝居は、結婚生活が破綻してしまった夫婦の5年間を、男性側は2人が出会ったときから別離までを時系列に従って、女性側は別離から2人が出会ったときまでを時系列を遡って、セリフなしで歌のみで表現していくという作りになっていて、それだけ聞いただけでもすごく切ない。
山本耕史も相手役の女の人も歌や演技は大変上手なのだけれど、このお芝居の構成をきちんと頭に入れておかないと何が行われているかがよくわからないし、劇中の歌の歌詞がいかにも元は英語だったものをむりやり日本語に訳しましたという感じだったし、そもそも論としてミュージカルという表現様式に抵抗感があるし、、、という感じでわたくしはいまいち劇に没入することが出来なかったけれど、後でまりりんたんに感想を聞いたら、「後半の山本耕史が徐々に2人の関係が破綻していくところで、非常に辛そうで痛々しい表情の演技をしているのだけど、その表情の演技を見るためにはオペラグラスが必要なのよねえ。」ということだった。
わたくしは肉眼で見ていたので、キスシーンがフェイクではなかったことや最後に山本耕史が泣いていたことにまで気が付かなかった。ちょっと損した気分になった。
いや、お芝居が悪いとは言っている訳ではないのですよ。
ただ、細かい演技を見逃しているので痛々しさの受信量が6割くらいになっているだけで。

お芝居が終了した後に、桜木町のパスタチャンピオンの人のお店に行ってパスタを食す。
わたくしが頼んだ渡り蟹のトマトソースのパスタも、まりりんたんが頼んだ黒トリュフのクリームソースのパスタも、通常のパスタとは全く違う食感と素材の味を生かしたソースが非常においしかった。時間に余裕があるときにまたもう一度味わってみたいと思う。
ただ、わたくしの家からはものすっごく遠いのが難点。

8月3日

ものすごく暑い。

昔上司のおじさんが、北欧でIT技術が発達している理由のは、あの辺の国は冬になると雪に閉ざされて一日の間でほとんど日が射すことの無い日々が続くので、暇つぶしの一環としてプログラミングをしたりその他のIT技術を考案したりするのだということを言っていたのを思い出した。
夏というのは、あまりコンピューターの前に座っていろいろと物を考えたりブログのエントリーの文章を書いたりするのに不向きな季節なのかもしれない。
(その証拠に、わたくしだけでなく他のブロガーの人々も更新頻度が落ちているように見受けられる。)
文章を書いている主体であるわたくし(一応北海道出身)だけではなく、マシンのほうも暑さには弱いらしい。
CPUを冷却するためのファンが音を立てて回りつづけている。

でも、最近のわたくしは精神の有り様がお湯を注いでから10分以上経過したカップラーメンとか伸びきった下着のゴムと同レベルに弛緩している。
そろそろ自分のやるべきことをきちんと再定義して、再び歩き始める時期に差し掛かっているのだろう。
日常をただぼんやりと過ごしているだけではいい、という訳にはいかない。

7月31日

今年もまた、恒例の「ものを燃やす会」を開催する。
17:00にまりりんたんとまーべらすたんとりば氏とM本さんと待ち合わせをして、飲み物を食料を買い出しに行ってから駒場野公園に向かう。
買い出しの途中で、駒場にあった喫茶店「ZIZI」が無くなっていたことに気づく。
わたくしが駒場にいた頃は、東南アジア系の人がアルバイトで働いていたことや超特大のパフェを出すことで有名だったけれど、これも時代の流れなのかも。
コンビニでビールその他を買い込んで、ウオッカやカシスリキュールは「酒のカクヤス」に注文して公園まで配達してもらう。
いろいろな話をしていたと思うけれど、恋愛話とか、酔っ払ってしまった時に男の人の肩にどのように寄りかかるのが一番効果的か、なんて話をしていたのではないかと思う。

話に気を取られていたら、何一つものを燃やさないうちに10:00を回ってしまっていたので、それから急いで花火をしてものを燃やす。
わたくしが毎回のように紙類を激しく燃やしていたら、まりりんたんが「きゅうちゃん、物を燃やすのが相変わらずうまいわねえ。ブログも『Q伝ミカの物を燃やしまくるブログ』にした方がおもしろいんじゃないのかしら」って言っていたけれど、それとこれとはたぶん違うと思うの。

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2005年08月08日 16:15に投稿されたエントリーのページです。

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