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すべては記憶の彼方へ・・・

4月30日

 あの辺りの記憶は全て抹消済みにしておいたつもりなのだったけれど、最近精神が不安定になっていたもので今日が何の日だったのかを思い出してしまいました。
 わたくしの記憶が確かならば、今日は確か誕生日でしたね。とりあえず、お誕生日おめでとう。
 君のことを思い出すたびに、激しい後悔に苛まれてしまいます。何度、あの時「君になら、わたくしのの全人生をかけてもかまわない」と言えばよかったかと思ったことでしょうか。
 でも、君は夢を叶えるためにもう既にわたくしの手の届かない遥か遠くへと飛び立ってしまいました。傍らに寄り添って、今日の日を一緒に祝ってくれている人もいるのかもしれません。わたくしにできることはこうやってフレンチパウンドハウスのショートケーキを買ってきて陰ながら君の幸せを祈るくらいです。
 君とわたくしが現実の次元において再会することはもう無いのでしょう。でも、君にはちゃんと幸せな人生を送ってほしいと願っています。わたくしの言うべきことでは無いときっと君は思うだろうけれども。
 ・・・・・・まあこのようなナルシストの入った寝言を書き連ねても、御多忙な君はわたくしの駄文などおそらく読んでいないかもしれませんが。 

4月29日

 旧天皇誕生日で現みどりの日。
 身体の調子も良くないし妙に息苦しかったりするので、突発的に東京を離れてプチ現実逃避をしたくなってしまう。
 「そういえば、今日確か茨城県岩間町で合気神社大祭を行うと本部道場の張り紙に書いてあったような。」ということを思い出したので岩間まで行ってみる事にする。駅すぱあとでおうちの最寄駅から岩間までの経路を調べてみると片道2時間半くらいだったので本などを読んでいればすぐに着くかなあと。ということでコンビニでおにぎりを買い、そして駅で切符を買って岩間まで向かうことにする。
 岩間に到着してみると、思っていたより山深い田舎でもなく、ひどく寂れた印象も無く、けっこう普通の町といったような感じ。そして駅から10分ほどてくてく歩いていくと合気神社にたどり着く。合気神社は小さいけれども簡素ないい感じのお社である。
 それで、参拝する人々が記帳をして、お金の入ったのし袋のような物を渡して、そして受付の人から何か大きな袋をもらっているのを見て、「どうしよう。お金の入ったのし袋なんて持ってきてない」と途方にくれていると、坪井さんがわたくしのことを発見してくださって、記帳をしてお弁当をもらってくればよいと教えてくださる。すみません、ありがとうございました。
 11時から合気神社大祭が始まり、祝詞をあげたり翁先生や吉祥丸先生所縁の方々が玉串を奉納したりまた祝詞をあげたり翁先生や吉祥丸先生所縁の方々が玉串を奉納したり・・・ということを行った後、最後に道主の奉納演舞があって大祭はおしまい。
 本当はこの後お弁当を食べながらご歓談タイム、ということになるのですがわたくしはGW前にやることもあるし、日記の文面もろくに書いていないし、この時点で東京に帰ることにする。
 今度行くとすれば、やはり何人か巻き添えにして行ったほうがいいような。  

4月27日

 最近身体に妙な澱みを感じる。
 呼吸法とかは毎日ちゃんとやっているつもりなのに。
 喉も異様な渇き方をする。
 そして、日記を書こうとしておうちのマシンを立ち上げて日記の原稿を作成しようとしても作文の精霊や日記の神様が降りてこないらしく数日分が書きかけのままほったらかしのままになってしまっている。
 日記を書かないまま何日か放置しておくとまた地獄をみることになるのに、と思っても何故かキーボードを打つ手が止まってしまう。書く内容は8割方脳内で考え付いているはずなのにそれでも書けない。どうしよう。
 ところで、日曜日の研修の後に本部道場から新宿まで歩いている途中でわたくしが内田先生に語ったという卓見の内容がどうしても思い出せません。ちょっとばかりビールを飲みすぎたからなのでしょうか。

4月26日

 仕事の帰りに寄り道をして、靖国神社の桜の木の様子を見てみる。
 お花見をしてからまだ1か月も経過していないのに、桜の木には青々とした葉っぱが生い茂っている。
 わたくしがお花見に誘った時に貴方は「お断りします。千鳥が淵には彼女と行きます。」と返事を送ってきたけれども、その返事を送ってきた人物が本当に貴方だったのかそれとも貴方の名前を騙る偽者だったのかを確認しないでいるうちに、春は過ぎ去り季節は初夏へと移り変わろうとしている。そしてわたくしは戸惑いを隠せないままにここに立ち尽くしている。  
補足:貴方は問いを投げかけられた時にどのような決断を行ったのですか???ということがやはりどうしても気になってしまいます。

4月25日

 今日は多田先生の講習会の日なので本部道場へ行く。
 今回の講習会は本部道場主催のものなので、通常の多田塾研修会よりはるかに参加者が多い。昨日のお稽古のときよりもさらに人大杉で準備体操の中の「金魚運動」や「養動法」をしようとすると前後の人にぶつかってしまうくらいの人口密度である。多田先生のお話によると参加者は全部で120人くらいとのこと。
 みなさまの「研修会に参加したいのだ」という熱意はものすごく分かりすぎるくらいに分かるのですが、これではまともにお稽古を行うのが無理なような気がする。
 今日の講習会の内容は、呼吸法・足捌きの基本・二人掛け・太刀取りの4つ。呼吸法はけっこう入念に行ったけれど足捌きと二人掛けは人数も多いし、時間も限られているしということでかなり省略されてしまったような。でも二人掛けの四方投げは今までちゃんとできていなかったので大分ためになったと思う。
 太刀取りは基本技を一通り行う。途中で内田先生とも一度組ませていただく。しかし、あまりにも人が多かったせいか途中から周りの人々が組み替えすることを放棄してずっと同じメンバーで太刀取りの技を練習していく。太刀取りは以前1回やったはずなのに、思い出せるのは前回習ったもののおよそ30%程度。やはり習ったことはおうちで復習するなりイメージトレーニングをするなりしないと身体の記憶として身につかないと反省する。
 講習会が終了したのは予定を大幅に過ぎて6時20分頃。最後に参加者全員で写真撮影を行う。
 多田先生をお見送りした後、内田先生+サークルのみなさまで徒歩で新宿まで向かうことにする。今日はかなり時間が押してしまったので内田先生はビールを飲むことなくお帰りになられた。そこでサークルのみなさまで練習後のビールを飲むことにする。ここで工藤くんが婚約したことや、その他日記にはとても記載できないようなことを聞く。運動した後のビールは酔いが回るのが早いらしく、途中からちょっと記憶があやふやになってしまう。

4月24日

 約1か月ぶりにお稽古に行く。
 1か月ぶりに道場に行ってみると、ものすごく人大杉で「転換」の動きをすると人にぶつかってしまい満足に動くことのできないくらいの人口密度である。
 周りを見回してみると、新1年生は約20人くらいで例年と比較しても突出して多いというわけではない。けれども、新2年生も新3年生も新4年生もそしてOB・OGもまんべんなく出席していているので全員合わせるとおそらく100人くらいになっているのではないだろうか???とも思う。
 さらに今日は多田先生がいらっしゃっている。わたくしは思いっきり遅刻して9時過ぎにのこのことやってきたのでちょっと気が重い。
 今日のお稽古はまだ新歓の時期なので、新入生のために1時間かけて四方投げの表と裏を練習する。こうやってまた基本事項を一から再確認していくと、意外といろいろ新たな発見もあったりする。
 練習が終わった後に、軽く諸手取りの自由技をする。 
 時間が許すのであれば、本当はもっとお稽古がしたい。

4月21日
 
 今日はTM NETWORKの結成20周年記念日で、TM NETWORK
DOUBLE-DECADE ”NETWORK”in YOKOHAMA
ARENAが開催される日。
 ということで横浜アリーナに行ってきました。
 あまりにも凄かったので今の気持ちをうまく文章化することができません。
 わたくしがカラオケでTM
NETWORKの曲を歌ったりおうちでよく聞いていたりするのだと言ったりすると「えっ。未だにTMなんか聞いているの???」というニュアンスのことを言われてしまうのだけど、本や思想や映画などとは違って、音楽というのは10代の時に好き好んで聞いていたものの趣味を後々まで引きずってしまうような気がするのです。
 まあそういう訳でもないのですが、わたくしは脳内に「1974」や「SELF
CONTROL」を鳴らしながらしばらく現実逃避モードに入ることにしました。
 これで1週間くらいは幸せに暮らすことができそうです。

4月20日

 わたくしは今おうちで大根の花を育てているのですが、その花が今日花を咲かせました。 
 この大根の花は、以前わたくしがスーパーで半額セールで売っていた大根の半分を2~3週間ほど冷蔵庫の中に入れっぱなしにしていたらへたから黄色の芽が何本か出てしまったので、「どうしよう。ちょっと食べるのは怖いような気もするし」と思ってへたの部分を残して切ってお水をあげたり光を当てたりしているうちにわたくしが驚愕するくらいの勢いでめきめきと成長していきました。
 お水をあげたり光を当てたりし始めてから2週間ほどで全長30cmくらいにまで生長してたくさんのつぼみをつけました。つぼみがついてからは特に細心の注意を払ってお水を取り替えたり日光に当ててあげたりしているうちに今日無事に花を咲かせたのです。
 スーパーで売れ残った野菜とはいえ、そこには驚嘆すべき生命の力がこめられていて、わたくしたちは日頃そういう生命の力がこめられた食べ物を口にしているのだなと改めて実感したのでした。おしまい。

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2004年05月02日 09:44に投稿されたエントリーのページです。

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