12月24日(土)
クリスマス・イブ。
待ちに待った『寂しいオッサンの会』の日がやってきた。
山手の後梃子くんhttp://blog.kansai.com/yamatenoushirotekoと九左衛門くんの二
人が、岸和田から神戸のオレの仮寓に来て、だんじり話、スーパー岸和田人のハードコアな生き方の諸問題等々について大いに語り、飲もうという企画で、やっと実現し
たのだ。
彼らは高校の後輩でもあり、『オッサン』と自称しているが、30をちょい過ぎた頃
の、オレに言わせりゃちょうど「オッサンになりかけの青年」である。
2人はハードトップつきのジープに乗ってやってきた。
後扉を開け、赤いビールケースを下ろす。 決して缶ビールではない。
エビスの瓶ビールで、ケースの上にご丁寧にのし付きで「御挨拶」と書かれてある。
そこのところが岸和田だんじり野郎のディセンシー(男前さ)であり、オレはすでに
ごきげん状態に入っている。
初めは、せっかく神戸に来てくれてんやし、中華かフレンチでも行くかぁ、といって
いたが、アベックが盛り上がるクリスマス・イブの夜、岸和田の40代と30過ぎの
男の3人チームちゅうのは、どう考えても店にも迷惑やろのお、家で鍋でも喰うかあ、ということで、オレは夕方5時くらいから、ハマグリとカキとツミレ団子と豚肉メイ
ンのいつもの「チョイ辛い鍋」を用意する。
コープでそれらをてんこ盛りに買った帰りに魚屋に寄って、でかいナマコ1本を「コ
ノワタも付けといて」とさばいてもらい、ついでにマグロの造りが旨そうだったので
それも加えた。
「さあ、上がって上がって」
とせかすように部屋に招き、とりあえず泡(スパークリングワイン)で乾杯。
そこからは、ビールごくごくアテもりもり、テーブルをどけて直に床にカセットコン
ロを置いて鍋。
今年版のビデオ「まつりこそ我が人生」と「燃える男のロマン」を観ながら、各町の
足回りの話、度胸千両系男稼業者のだんじり祭参加者問題、だんじり失業者問題と話題は絶えない。
鍋も最後のうどんまで進み、まるで15日本宮昼の調子が出まくり状態で、「外行く
かぁ」と元ワールドラグビーで甲南大コーチの金村泰憲氏のバー「サードロウ」へと。
扉を開けると、いるわいてるわ神鋼の平尾剛史くんやワールドの安田さん、それに甲南大のラグビー部員がカウンターに入っている。
山手の後梃子くんは大体大出身なので金村さんの後輩である。
「よろしく頼んどきます」と岸和田流挨拶の後、3人は再び無茶飲み。九左衛門くん
はよう寝てたけど。
店を出て千鳥足で、イブの夜の神戸・北野をオッサンとオッサンになりかけの岸和田
だんじり野郎が闊歩する。
幸せそうなイブの夜を過ごすカップルを見つけて山梃子くんは「ええのお、これから
ホテルでオメ×か、この子ら」「せや、北野はホテルようけあるから便利や。せやけ
ど今日はどこも満室やろ」といって、みんなでがははと笑う。
交差点の青信号が点滅する。
「皆いくどー」
「よっしゃ」
「ちんきちん、ちんきちん」(だんじり囃子の曳き出しのリズム)
「そーりゃ、そーりゃ」「ホイサ、ホイサ」…イブの北野異人館街にだんじりの掛け
声が響き渡った夜であった。
見事である。 完全無欠なアホである。
コメント (3)
土曜日はごちそうさまでした。
そして、すぐ寝るっちゅう「かいだるい」ことしてすんませんでした。
また、散らかして帰ってしまったこともお詫びします。
ただ、こうやってお会いできたことが、うれしてうれしてたまらんかったです。
新年会、企画しましょか。
帰りも車中ではIKECHANかけながら帰りましたわ。
PS:マグロはもちろん、ナマコがサイコーでした。
投稿者: 九左衛門 | 2005年12月26日 12:49
日時: 2005年12月26日 12:49
なまこ、ドイツでは海胡瓜というんです。酢の物にして食べるのは偶然です。でもなまこの色と、あのぐにゃこりっとした噛み応えは、日本中で、知られているのですか。もう教えてもらえないかもしれません。寂しさ百倍になると、溝端健二の映画の様になるか、馬鹿になるか、ですか。ますます次回が楽しみじゃわい。
投稿者: ふれむで | 2005年12月27日 08:20
日時: 2005年12月27日 08:20
江さんへ
遅ればせながら、メールさせていただいてますんで、また見といてください。お願いします。
投稿者: 九左衛門 | 2005年12月31日 18:52
日時: 2005年12月31日 18:52