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Viva Nagoya!

4月8日(金)

新神戸駅から名古屋に向かう。
1時間少々。岸和田に帰るよりも時間的には近い。
隣の隣の街感覚である。けれどもそこは尾張の国。
言葉も違えば、気質も違うはずだ。

名古屋駅から地下鉄東山線に乗り替えて2駅、栄に着く。
同時に販売部の道田さん、熊本くんからケータイが入る。
「はいはい、今行きます。わかってます、東海テレビですね」
でかい建物に向かって歩いていると、道田さんが歩道に出ていて「こっちこっち」と
手招きしているのが見える。
この人は、大阪人典型の旺盛、快活、そしてイラチな方である。

CBC中部日本放送アナウンサーのO園さんがいる。
何で東海テレビのカフェでCBCなのかな、と頭がこんがるが、東海テレビに彼の奥さんがいらっしゃて、ご夫婦で道田さんの学生時代からの親友だそうだ。
関西リージョナル誌の『ミーツ』が名古屋特集をするということで、これはおもろそうだイケる、ということでCBCラジオに出演することになっている。

簡単な打ち合わせと台本を見せていただくと「ミーツ6月号 一生に一回、の名古屋。O園アナが昔からなじみのあるミーツ。その想い出などのコメント。最近多くなっている名古屋本、全国が認める名古屋パワー、その理由を聞き出す」などなどが書かれている。
関西の一リージョナル誌なのに取り上げていただき、とてもうれしい。

放送は午後4時のナマである。
それまでに今度は東海テレビをお訪ねして、Y田プロデューサーほかの皆さんに名古屋特集のPRを思いっきり手前味噌でする。
しかし名古屋の放送局の方々は本当に感じがいい。
受付にいた3人の女性も美人だし。
『美人論』の井上章一の新刊『名古屋と金シャチ』によるとまた名古屋は、仙台、水
戸のブスの三大産地うんぬんの記述があるが、「名古屋巻き」ゴージャス・ナゴヤ嬢
は今や、『JJ』系ファッション誌をにぎわしている。
関西人、とりわけ大阪・京都人はどちらかというとシャクレ顔が多いが(男の場合、
島田紳助が典型だ)、地元女性雑誌を見ていても彼女たちは比較的丸顔が多いように思われる。

「東京から来た○×放送の□△っていうんだけど、どっかこれっていうおいしいラーメン屋さん、あったら教えてよ」
(さあ、知りまへんな。勝手に探せや、えらい高いとこからの物言いやのお)
一度だんじり祭の取材の時、人を介してディレクターが来て、いきなり、「やっぱ、迫力のある絵が欲しいのよね。横転するとかぶつかるとか、派手にやってくれたら最高だね」
(お前、オレやからええけど。M人とかM雄が聞いたら、しばかれるど)

みたいな感じが全くない。
それは偏見と分かっていて言わせてもらうが、オレははっきりいってテレビの奴はど
いつもこいつも偉そうで脳天気な奴のが多いので嫌いだったが、名古屋の人はいっぺんで仲良くなれそうだ。

丁寧なお見送りのあと、去年完成したばかりだというビカビカの社屋を出て、広小路
呉服町にある丸善の栄店さまに行く。
この書店のK藤さんという雑誌担当のチーフは『ミーツ』のよき理解者だ。
特に別冊の『京都本』シリーズは、売り上げベスト10に入っている。
今度の名古屋特集は仕入れ500冊! これは地元大阪特集の時の梅田の大型書店でも類を見ないほどの冊数だ。

その向かいにある、「マナハウス」さんも同様で、雑誌担当のE谷さんにご挨拶する。
それにしてもなんてかっこいい内装の大型書店なんだろう。
入り口からのアプローチが微妙な勾配がついていてなおかつアールを描いていて、それに沿って書架が並んでいる。
高い天井では南のリゾートのような大きな扇風機がゆっくり回っている。

松坂屋の地階にあるもう1軒の丸善さんを回った後、CBC中部日本放送のスタジオ
に入る。
ここの建物もサラっぴんだ。
4時からの番組は出演は9分くらいだったが、もう何を喋ったか分からないくらいで、終わって少々疲れる。

今度はロフトの紀伊國屋書店さんへ。
うちの販売部長中島が率いる販売部は、パワフルだ。いやモーレツ(懐かしい言葉だなあ)である。とにかく喫茶店に入ったりしたりの休憩というものがない。
タクシーのなかでCBCのスタジオで頂いたエヴィアンのペットボトルを飲みながらタバコを吸って一息つく。

この大型書店の紀伊國屋書店ロフト名古屋店さんも別冊を中心に『ミーツコーナー』
がある。そのコーナーに案内していただき感激する。
この仕事をやっていてよかったと思える瞬間だ。

またCBCにカットバック。時刻は午後6時きっかり。
毎週日曜朝のワイド『ニュースな日曜日』の打ち合わせである。
「ラジオ、お疲れさまでした」とテレビプロデュサーのI泉さんとディレクターのF田
さんが、にこにこといらっしゃる。
F田さんは「ぼくも大阪です」とおっしゃるから、「どちらですか」とお訊きすると、「富田林です」とのこと。
「わたし、岸和田ですねん」「だんじりですね」「まあ、それは今度の機会にしまし
ょう」となる。

だから当然、打ち合わせはすばやい。まず今回の趣旨の説明 、
http://nagaya.tatsuru.com/kou/archives/000904.html
それから販売部員の前述書店さんのセールスのシーンの撮影日程、取材の感想そして街としての京阪神との比較や違和感などなどで、12日(火)にクルーが来阪され、弊誌編集にて撮影・インタビューと即決。
はじめの「コミュニケーションのコミュニケーション」ができているから話が進む。
放送は今度の日曜日の17日である。
タクシーの運転手に見る大阪人と名古屋人のお互いのズレや共通点など、うゎーと話しているうちに帰る時間となった。

JR名古屋からホームで急いで缶ビールのロング缶1本とつまみを買い、一番早い新大阪行きののぞみ自由席に飛び乗る。
気がつけば朝からコンビニのサンドイッチ以外何も食べていない。
車内販売が来て弁当か何か食べようと一瞬思ったが、1時間足らずだ。
帰って鮨でも食おうと思い直す。
それでもおねえさんに「ウイスキーの水割りって、ありましたよね」
「ええ、竹鶴ならありますが」
ということでもらうと、720円だった。
「なにい、高っかいのお、バー並みやんけ」と思うが、出てきたニッカ竹鶴は12年
もの、極上である。
それに氷も透明感抜群のかち割り氷で、水はパックに入った福井県朝日町のもの。
これはうまい、ごきげんである。

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2005年04月12日 22:52に投稿されたエントリーのページです。

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